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※ 習 近平については政治・時事に関わるので各「占 例」に掲載しています。 |
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今、中国では一般企業などの日本人が次々にスパイ容疑で拘束。 尖閣諸島周辺では中国海軍の海警船や潜水艦が頻繁に領海を侵犯して、日本による島嶼の実効支配は崩れている。 The New York Times によれば、習 近平は党主席になる前の 2014 年、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)で氾濫暴動を起こしたウイグル族に対して「情け容赦は無用だ」と当局者に対応を命じている。 先の稿にも書いたが、史上、人類殺戮の規模としても、こんな極悪非道な政府はない。ナチスも霞む。連中は自分らの体制維持のためには、核ミサイルを落とされて百万人が死ぬ軍事的な選択もありだろう。北朝鮮政府が自分らが安全ならどこに核を落とされてもよしとUSAと駆け引きするように。
12/12、自民党の総務会では習の国賓来日に対して政府に慎重な対応を求める発言が相次いだ。発言者は衛藤 征士郎 元防衛庁長官、原田 義昭 前環境相ほか。日中間の様々な懸案の解決が優先だ、と。だが、鈴木 俊一 総務会長はその後の記者会見で「国賓来日自体への反対意見ではなかった。対応を考えたい」と述べた。 香港の民主化デモへの武力弾圧やウイグル民族の収容施設送り・臓器摘出などで今や世界が嫌悪する中国共産党の習 近平をなぜ国賓待遇で招く必要があるのか … 自民党の党外交、或いは、自民党幹事長の二階 俊博や公明党など媚中売国奴の巣窟である超党派の日中友好議員連盟による算段以外には想像できない。互いの経済プロジェクトを仲介し、マネー ロンダリングで収賄、と。日本は中共と軍事・経済でガチンコで敵対しているドナルド=トランプ大統領の疑いを買ってまで。 習が来日すれば、陸上自衛隊はこれに対して栄誉礼の特別儀仗をし、天皇・皇后はその主催で宮中晩餐会でもてなし、答礼に中国訪問となるようだ。天安門事件(1989)の時も日本政府はこのパターンをやって中共の国際復帰を手助けした。 中共をバケモノにしたのは日本政府の大戦における贖罪意識やODAも無視できない。中・朝相手には、善良は宜しき結果を産むとは限らない。 ところが、12/13、政府は閣議で、習の来日について「国賓として招聘する方針に変わりはない」とする答弁書を決定。香港情勢について「中国政府に対し、自由で開かれた香港が繁栄する重要性を指摘している」と強調。ウイグル族への弾圧を巡っては「基本的人権が中国でも保障されることが重要だ。懸念を持って注視している」とした。前原 誠司 元外相[国民民主党]の質問主意書に答えた。 さて、今 質問主意書で答弁を求められればこうなるだろう。来春までは時間があるし、諸々の状況はエスカレートする可能性が高い。
先ず、執筮の前に、日・中どちらかの都合で国賓待遇がなしとなれば、来日自体が消滅するだろう、と理解。まして、中国はメンツにうるさい。
また、爻辭を採るなら向こう3年は習 近平の来日はないということだが、経験的には3の数字には拘れない。 さて、肝心のその原因はだが、その背景を観ると、上六の裏に【離爲火】||||で、各【離】は中が空だから、思えばこの来日にはこれまでの中国国家主席来日での「日中友好」の真が互いにないわけだ。で、外卦を中国とすれば、得卦では【震】でソッポを向く形。或いは、中国側では別の問題が起こってそちらに振るふ。 つまり、考えられるところで言うと、日本で今の通り国賓来日反対の動きが拡がればあちらさんはメンツに触れるので、「訪日に状況が相応しくない」とか何とか断りを入れて来るのではないかな。象傳「自ら藏るる」の通りであちらに何かマイナスの事情があって中止。日本政府もそれで断りが来れば欠礼にはならない、と。そんな読みが出来る。 【離】はまた “戦争” “防護” の象であり、互いにそれぞれ内部で火花が散る。習 近平の立場は悪くなる。 去年 12/26、韓国のやらかした火器管制レーダー照射問題あり、2019 年の韓国との関係如何を質して、この卦・爻を得ている。 結果は、●慰安婦合意の破棄、●旭日旗拒否、●火器管制レーダー照射、ほどなく●文 喜相 国会議長の「(今上天皇は)戦争犯罪の主犯の息子」発言(2/ 7 筮から1ヵ月半内)となって日本の世論はフザケルナとここで沸騰し、更に●応募工再請求 … 関係はみるみるうちに悪化。韓国は日本の敵性国になった。 習 近平の来日が中止となる原因の読みがイマイチだったが、何か起こるかと思っていたら、中国の武漢市を発生源とする新型コロナウイルス(武漢肺炎)の爆発的な感染拡大。 【雷火豐】上六の爻辭「其の屋を豐いにし、其の家に蔀す。其の戸を闚ふに、闃として其れ人 无し。三歲まで覿ず。凶」… 辺りを暗くする「屋」を具体的に詰めればこの感染拡大とそれに対する憂いということで、この事態が起こってみれば合点。この卦は爻が上になるほど豐大の意が大きい。 上九の裏の【離爲火】の内外卦の【離】とは、日本と中国それぞれの感染防御やその対応のこととなる。これが占事の背景。 この占を執ったのは昨年 12/14 で、爻 = 月として、一両月ぐらいで結果が窺えるだろうと。で、感染騒動が起こったが、大体 今月中に中止まで決まればキレイに的占。 こちらが拘ってやっている白か黒かを質す占の場合、案件にもよるが、@白か黒か、Aその原因・理由、Bその現象が起こる時期、を読まんとしている。Aは占時にその兆しもないと手元にある材料から想像でしか言えない。 2/ 5、習 近平に来日延期の可能性ありが報じられた。両政府が今月中旬に北京市で開く予定だった準備会合を延期としたと、2/ 4 複数の外交筋が明らかにした。海洋問題の実務者協議も延期を決めた。 国内外の専門スジの研究や実態調査を受けて、先月の最終週には習 近平の来日は無理になったとの観測が出た。外務省はそんなことはないとばかりだが、中国側が実務協議の「中止」即ち来日の中止を言って来たのに対して、希望を持ちたい日本側は「延期」にした、とかそんな様子。その時 既に武漢市だけで10万人の感染は固いという状況で、SARS・MERS の全世界での罹患数よりも桁が上であり、更に拡大の一途。方々の都市の封鎖を進めていて(後記:2/10 までには北京市・上海市も)、3/ 5 からの全人代の開催も無理だろうし、今月にはもう来日はあり得ないという認識が普通になった。 こういう場合、来日の提案をした日本側は「延期または中止」となることを理解しても「努力したが、やむを得ない」形にするので、なかなか発表には至らない。 日本政府はこの前日まで、来日中の中国外交担当トップの楊 潔篪との会談を受けて「習 主席の来日予定に変更はない」と言っていた。 中国では北京市・上海市まで4億人もの往来を止めている事態で、2/24 には中国では 3/ 5 開幕予定だった全国人民代表大会の延期を決定しており、終息時期も見通せないのに外遊すれば習 近平は国内で痛い批判を受けることは必至であり、来日延期の観測が強まっていた。こんなものだ。的占。 3/ 5、日本政府は習 近平の国賓来日を延期と発表。菅 義偉 官房長官は記者会見で、その理由について「現下の最大の課題は両国にとって新型コロナウイルス感染症の拡大防止。それを最優先する必要がある」と。 最近の中国情勢を総覧すると、習 近平は今 外遊をしようものならクーデターを心配する必要があるほど、足元が怪しくなっている。 |
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「集金」だ。それに「兵」? 集金・集兵、あ、これはなかなか要注意な人物かも知れない、と思い付いた。集金 = 中国共産党の中央委員会、集兵 = 人民解放軍の中央軍事委員会。鄧 小平のあと、前の国家主席は軍事委員会主席の方は退かずに院政を布きたがって来たと思うが、シュウ=キンペイは早い内にこの両方を兼ねて、強権的な存在になるのではないか…。 日本との関係で考えたら、金 =【乾】で “剛健” ・ “公け” ・ “前進” 。即ち、前進する剛(ツヨ)い官兵を集める、と。これはなかなか容易ならざる危険な人物に思えて来た。 こんな風に思い付く想念というのは現実と付合するということは度々あること。 「集 金平」?
部屋に戻って資料を広げると、前者の【地天泰】九三は、爻辭「平らかなるものにして陂かざるは无く〜」だが、就任して気運が傾いて行くというのはちょっと見えない上にピンと来ない。 この九三は危地で、19【地澤臨】||(← 左を上に。以下 同じ)から来て、34【雷天大壯】||||→ 43【澤天夬】|||||→ 1【乾爲天】||||||と内圧が full に向かう可能性がやはり怖い。裏に【地澤臨】、即ち、日本に対して意図するところをもって臨んで来る、だ。 後者の【坎爲水】九五、爻辭は古来 読み幅のある爻で、京都学派の本田 濟 氏は解釈が混乱しているが、爻辭はこう解釈されるだろう。穴の中の水がいっぱいになることなく、七・八分目で既に平となって落ち着いて、外へ溢れ出ることはない。即ち、日本に圧力を掛けて来るが、決定的な状況に踏み出すことはないだろう。剛健な人ではあるけれど、と。 ただ、この爻はこういう占なら平定にも解釈されて来る。そうすることで中国は過去最大だった清朝全盛期の領土を取り戻そうという潜在せる悲願において「咎 无し」と。何と言ってもこれは盗賊の卦で、裏に戦いの卦の【地水師】|が伏している・・・。 よく卦を得ているだろう。少なくとも今の胡 錦濤 政権よりは日本に対して強く出て来るのではないか。この人物についてはもう少し掘り下げてみないといけない。 すると、昨日ニュースや雑誌を読み聞きすれば、推測的な情報が多いけれども、習 近平、これは謂わば右で、大人しい人間ではなさそうなことが分かった。 以上はこちらが思い浮かんだ時に試している無筮立卦。この場合は日本語読みのシュウ=キンペイの音からパッと漢字を起こして、関心のある今後の対日風景を読んだ。 似たような占法では、梅花心易の三要応法というものがあって、外卦・内卦と出して大成卦を起こす。仁田 丸久 氏が披露された測字占は実際に周囲に見付けた漢字だけで判断をやることが多いと思う。 こちらのやり方は、原則を言うと、何かを適切に漢字化して、周易の道具立ても使って断ずる。独立した心易となれるかは更なる実占での結果次第。 |
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