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●情報の整理を兼ねて、易学・占筮に関する有用な文献を纏めています。 | ||
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これは易の本やら何の本やら。楽しい茶話集。易の哲理の深いところに触れていたかと思えば、気を許すとシモの方の話になって、専らそちらが長い。あれこれ数十年前の見聞を広めたい人のために。
60年間【天雷无妄】の一卦だけでお客の相手をしていた老易者の話から、易を越えて、ご自身の専門の一つである手相に、体中の「穴相の占い」なんていう話題も出てくる。エッセー第一作の「うらない随筆」(近代社 刊、1956/ 2)から話が専らそっちで、“刀巴心青”の方面の人かと思ったぐらい。 他のエッセー集と同様、易占の解釈・解説といったものは殆ど書かれていない。 田畑 大有 氏は明治19年生まれ。易占の世界では高名な先生で、朝日新聞の「易断による身の上相談欄」も担当されていた。昼間は上野の図書館に通い詰めて周易の背景的文献を研究し、帰宅すると、隣室の奥さんに手伝ったもらって、射覆で続けて5回 的中するまでは寝ないという訓練を3年間 続けた、という修行話は有名。故に、人の生死に関わる一度の占を除いて、一生の内に易断を外したことがない、とおっしゃったのも頷ける。射覆は易者修行の必須科目。 この本には「中国に遊ぶこと12年」とあり、易の翻訳書「邦文易経」(文宣堂 刊/1964)も出されるだけ漢籍に通じた方だったようだ。この本を執筆していた頃には易者生活50年。家相・人相・手相も能くしていた。苦労人で、村夫子然とした方だったという。 |
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■「現代に息づく陰陽五行」稲田 義行 著、日本実業出版社 刊、初版 2003/ 3 ■「茶の湯と易と陰陽五行」関根 宗中 編集、淡交社 刊、初版 2006/ 2 【吉野民俗学】 ■「陰陽五行と日本の文化 ― 宇宙の法則で秘められた謎を解く」吉野 裕子 著、大和書房 刊、初版 2003/ 3 ■「易・五行と源氏の世界」吉野 裕子 著、人文書院 刊、初版 1999/12 ■「陰陽五行と日本の天皇」吉野 裕子 著、人文書院 刊、初版 1998/ 3 ■「ダルマの民俗学 ― 陰陽五行から解く(岩波新書)吉野 裕子 著、岩波書店 刊、初版 1995/ 2 ■「十二支 ― 易・五行と日本の民俗」 吉野 裕子 著、人文書院 刊、初版 1994/ 7 ■「神々の誕生 ― 易・五行と日本の神々」吉野 裕子 著、岩波書店 刊、初版 1994/ 4 ■「五行循環」吉野 裕子 著、人文書院 刊、オンデマンド版 2003/12 ← 初版 1992/ 3 ■「山の神 ― 易・五行と日本の原始蛇信仰」吉野 裕子 著、人文書院 刊、オンデマンド版 2004/11 ← 初版 1989/ 8 ■「陰陽五行と童児祭祀」吉野 裕子 著、人文書院 刊、初版 1986/ 6 ■「易と日本の祭祀 ― 神道への一視点」吉野 裕子 著、講談社学術文庫 2008/ 8 ← 人文書院 刊、オンデマンド版 2003/12 ← 初版 1984/11 ■「陰陽五行と日本の民俗」吉野 裕子 著、人文書院 刊、1983/ 6 ■「狐 ― 陰陽五行と稲荷信仰(ものと人間の文化史 39)」吉野 裕子 著、法政大学出版局 1980/ 1 ■「陰陽五行思想からみた日本の祭 ― 伊勢神宮祭祀・大嘗祭を中心として」吉野 裕子 著、人文書院 刊、;新装復刊版 2000/10 ← 1978/ 6 ■「隠された神々 ― 古代信仰と陰陽五行」吉野 裕子 著、人文書院 刊、オンデマンド版 2003/12 ← 初版 1975/ 1 ■「日本古代呪術 ― 陰陽五行と日本原始信仰」吉野 裕子 著、大和書房 刊、増補版 1975 ← 初版 1974 、絶版
■「占いの原点『易経』」梶川 敦子 著、青弓社 刊、初版 2008/ 2 ■「記紀と易経(ぶんりき文庫)」西 孝三郎 著、彩図社 刊、初版 2002/11 ■「易占と日本文学(教養シリーズ)」山本 唯一 著、清水弘文堂 刊、初版 1976/ 5、絶版 ■「聖書と易学 ― キリスト教二千年の封印を解く」、水上 薫 著、五月書房 刊、初版 2005/ 4
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■「隠すれど色に出にけり」田畑 大有 著、あまとりあ社 刊、初版 1961、絶版 ■「うらない百話」田畑 大有 著、らくえん社 刊、初版 1961、絶版 ■「うらない四十年」田畑 大有 著、学風書院 刊、初版 1959、絶版 ↑■「うらない風流話」田畑 大有 著、学風書院 刊、初版 1958、絶版 ■「うらない随筆」田畑 大有 著、近代社 刊、初版 1956/ 2、絶版 ■「何処(いずこ)へ ― ある学生易者の手記」佐藤 正忠 著、経濟界 刊、初版 1987/ 7、絶版 ↑■「学生易者 ― 放浪体験記 ― 48000 人との対話」佐藤 正忠 著、フェイス出版 刊、初版 1973/11、絶版 ■「易と人生 ― 太陽は毎朝昇る」春野 鶴子 著、文藝春秋社 刊、初版 1971、絶版 ■「わたしの易」大前 誠二 著、文教書院 刊、初版 1966、絶版 ■「あたしは易者」杉田 佳穂 著、東洋書館 刊、初版 1958/ 9、絶版 ■「陰隲録(中国古典新書)」石川 梅次郎 著、明徳出版社 刊、初版 1970/ 8、絶版 |
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■「近代日本企業家伝叢書(2)呑象高嶋嘉右衛門翁伝」植村 澄三郎 著、大空社 刊、初版 1998/11、絶版 ■「『横浜』をつくった男 ― 易聖・高島嘉右衛門の生涯(光文社文庫)」高木 彬光 著、光文社 刊、初版 2009/ 9 ↑■「大予言者の秘密 ― 易聖・高島嘉右衛門の生涯(角川文庫)」高木 彬光 著、角川書店 刊、初版 1982、絶版 ■「易と金と事業と ― 易豪高島嘉右衛門」紀藤 元之介 著、久保書店 刊、初版 1966、絶版 ■「複眼の神道家たち」菅田 正昭 著、八幡書店 刊、初版 1987/ 1、絶版 ■「易と人生 ― 新井白蛾の生涯とその詩」鈴木 由次郎 著、明徳出版社 刊、初版 1973、絶版 ■「九鬼周造の哲学 ― 漂泊の魂」小浜 善信 著、昭和堂 刊、初版 2006/ 4 |
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■「太玄易の研究」、鈴木 由次郎 著、明徳出版社 刊、初版 1964、絶版 |
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