易占機考

社協の元職員による詐欺事件のその後
2023/ 9/28-9/29
 この事件の続き。

貴島 明日香
  福島県広野町
ありがちな安直なデザイン。広告業界が企業や自治体にCIの市場を拡げた30年以上前に作ったらしい。
 
 福島県双葉郡広野町の6月議会定例会の一般質問で、こちらは町長の遠藤 智にこう質した。
 「町長は何度も法律無視をやっている。5月の議会臨時会で、広桜荘(= 町の社会福祉協議会が運営)の不祥事について、町長は社協の理事長であるのに、公務員の告発義務を述べた刑事訴訟法 239 条2項を無視してもいいかのような発言を繰り返した。この条文は町村議員の参考書にも載っている有名な法律であり、『官吏(= 国家公務員)又は公吏(= 地方公務員)は、その職務を行うことにより、犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない』とあり、これは強制規定であって、やらなくても済む任意規定ではない。
 (1)この事件は長期間に 828 万円もの金額を詐欺的に騙し取った事案であり、余罪の可能性も指摘されているが、町行政や社協には必要な捜査能力がない。また、犯行動機の説明も殆どないが、犯行動機は振り幅が大きく、場合によっては正当防衛のように無罪になる場合もある。それもあって、捜査機関による犯罪の究明を求めるよう義務付けられている。一体 町の顧問弁護士のどのような法解釈によって被害届も刑事告訴もしないでいい(= 警察の捜査は不要)と考えるのか。
 (2)今回、町長が告訴義務を免れ得る場合としては、刑事告発により社協の運営に公利以上の著しい支障が出る場合や公務員が職務上 知り得た守秘義務に関わる場合があるが、もしあるとするなら説明されたい」


 で、もう怪しさ満天の町長は裏に何があるのやら、道理のある説明をしない。ただ答えれば議会はそれで済む、だ。肝心の警察への刑事告訴をしようとせず、事件を終わらせたつもりのようだ。
 こちらは他の議員連中に何ら期待していない町民から「それなら、○○議員(= こちら)が告発したらいいじゃないか」と。こちらは、この事件は親告罪ではないので警察が捜査を進める筈だから、様子を見ましょう、と。ここ3年、北隣の楢葉町ではこれよりも金額的に小さい事件が続いて、何人か逮捕されている。同じ双葉署管内。
 ところが、当町では以来3ヵ月、警察が捜査に入った様子がないので、福島県警の本部に理由を質した。で、9/28 午後一、町の駐在所に出向いて来た双葉警察署の若い警部らに事件のあらましや町民感情、町議会の動きなどを話した。「誰に迷惑を掛けていなくても、交通違反をしたら、罰金、行政処分でしょう。それが10年以上、98回の犯行、計 866.7 万円も公共機関から盗んで、大勢に迷惑をかけているのに、警察のお咎めなしはおかしいでしょう、ということなんです」と。
 そして、なぜ捜査に取り掛からないのかと質すと、警部さん、厳しい顔をして黙った切り。検察と同じく、現場が仕事を増やしたくないのレベル? ならば刑事告発をするしかなく、そうすれば否応なく捜査に入るようだ。
 福島県警も何だか分からない組織だ。どちらも雰囲気が悪くて、イジメ体質になっているようで、震災・原発事故のあとはそちこちの署で若い警察官の拳銃自殺が続いている。

 以上、第三者の方には全然 面白くない話題だと思いますが、今の遠藤町政のインチキぶりを象徴する問題の一つであり、ここは記録として。


占 題
 福島県警は広桜荘の公金着服事件をどうするか(9/29)

 刑事告訴を前提として。

三 遍 筮 法
得 卦

19 地澤臨
伏卦 60 水澤節
互卦 24 地雷復
錯卦 33 天山遯
綜卦 20 風地觀
 六五、知にして(九二に)臨む。大君[六五]の宜しき也。吉。
 象に曰く、大君[六五]の宜しきとは、中(= 中庸)を行ふを之 謂ふ也。
 
 これは、福島県警としてはこの事件に直接・間接に関わる色んな人間関係とか力関係や配慮を並べた上で捜査・立件を判断をする、ということになるだろう。何が引っ掛かっているやら。軍が国家に属するのと違って、政府に属する警察の判断というものは所詮 政治的であり、双葉署だけでは判断できないようだし、一概にめでたしとは言えない。【大震】の定卦主だからとこの奮動の部分だけを大きくは採れない。
 ただ、最初の捜査については、やる・やらないで言えば、卦意から取り敢えずは捜査はやるものと判断する。やらない理由が思い当たらない。
 で、書類送検となり、肝心の検察の立件については判断材料が…。相場で言えば、立件・実刑だ。
 不起訴の場合には検察にその理由を質すことになるが、ふざけたことに「嫌疑なし」「嫌疑不十分」「起訴猶予」等の言葉だけが示されるようだ。納得ゆかない時には検察審査会に不服申立を検討することになるだろう。

 2011 年の年明け、菅 直人 改造内閣の成り行きを質してこの卦・爻を得て、この【大震】はその後この内閣が東日本震災・原発連続爆発の対応に苦慮する様を示したことになるだろう。さすがにこれは読めないが、呑象[高島 嘉右衛門]翁のような実占経験を多く積んだ占術家なら可能性には触れていたかも知れない。それぐらい滅多に起こらない大きな天変地異に触れるのは難しい。



結 果
 

#易占 #易占い #社会福祉協議会 #広桜荘 #窃盗 #詐欺 #懲戒免職



金 正恩、半島統一の機を窺う
2023/ 9/ 6(改 9/ 8)、9/10、9/14、9/18
 韓国の国家情報院[国情院]が 9/ 4、国会情報委員会の全体会議で「北が戦争をする場合、通常兵器と戦術核兵器を結合した短期戦を考えているのは明白だ」と語った。北朝鮮が韓国に対して開戦する場合、金 正恩の行動や連中の戦力から長期戦は不可能で、「速戦即決」を目指す強い意思が見られる、と。
 北朝鮮は現在 400〜800 m や 1,500 mの上空で爆発実験を繰り返している。
 核弾頭付きのSLBM[潜水艦発射弾道ミサイル]を最大3基搭載できるロミオ級改良型(3千t級)も進水を待つばかり。静粛性能はまだまだだろうが、これは世界の軍事バランスを大きく変える得る。

金 正恩
  金 正恩
嘘ではなく、3年前にダミーに代わったかも知れない。自分らの命が惜しいがためのこの狂気…。
 
 「悪魔の化身」と言うべき兇悪なバラク=オバマは政権時代に己が軍産複合体 ⊃ ネオコンの利益になるよう極東のこの開発暴走をずっと放置して、北朝鮮はUSAが極東の国々を対立関係にする道具だったが、ロシアがUSA東海岸まで届くICBM[大陸間弾道ミサイル]の技術移転までやるとは想定外だったか。オバマがジョー=バイデンと二人羽織をやっている。
 北朝鮮は直ぐ発射できる固体燃料のICBMやSLBMをどこから打ち上げするか知れず、これらを物理的に止められる国はない。北朝鮮の上空に軍事停止衛星を置いてピンポイントで “テトラポット” を落とすなどの軍事情報も聞かない。
 ドナルド=トランプ大統領の時がこの王朝を終わりに出来る最後の機会だった。

 USAは他国との相対的戦力として、極東、中東、ヨーロッパなど2正面以上の軍事作戦を遂行できる能力がオバマの時代にはもうなくなっている。
 そして、ウクライナ戦争に加えて、イスラエルが極超音速滑空体[HGV]の実戦配備やウランの高濃縮 → 核ミサイルを完成させつつあるイランに終に戦争を仕掛けた時、米海軍がアラビア海の第5艦隊に結集したその裏で、北朝鮮は朝鮮半島統一の軍事作戦に乗り出す可能性がある。
 勿論、USA政府は百も承知。ソウルが開戦劈頭に戦術核を落されても、速すぎて迎撃できないICBMの火星 15 号(射程 13,000 km)をロサンゼルスやニュー ヨークに落とされることを覚悟で、更に兵員を割いて北朝鮮軍を沈黙させるアクションに踏み出すことはないだろう。韓国にも日本にも「核の傘」などというものは最初からないのです!
 北緯38度線から南に 100 km も離れた京畿道平沢市に “後退” して各地から統合した在韓米軍のキャンプ ハンフリーズに北の多連装ロケット砲の砲弾が届かなくても、山がちのあの半島で(トンネルが僅かでほぼ峠越え)ウンカのような北朝鮮軍の地上兵力を押し返すには、今でも朝鮮戦争時と変わらない数十万人規模の兵員が要るようだ。
 その時には自衛隊も重要影響事態以上で対応することになる。

 金 正恩は兵器開発を国防のためと言って来たが、核を持つと案の定、朝鮮半島統一の野心を見せて来た。ロシアによる技術供与の下に日一日と軍事力を向上させ、韓国への侵攻はチャンス待ちではないのか…。



占 題
 金 正恩は朝鮮半島の統一をやるつもりでいるか(9/10)

三 遍 筮 法
得 卦

6 天水訟
伏卦 64 火水未濟
互卦 37 風火家人
錯卦 36 地火明夷
綜卦 5 水天需
 九五、訟(ウッタヘ)、元吉。
 象に曰く、訟 元吉とは、中正を以て也。
 
 想像した通り、そのつもり満々だ。
 伏卦 64【火水未濟】|||(← 左を上に。以下 同じ)でずっとやれずに来たのが、【天水訟】九五で、ここに来て漸くその手段たる軍事力とチャンスを掴みつつある、と。
 何年も前に北朝鮮による朝鮮半島統一論が言われた時には連中の意思の点で根拠なしではなかったかも知れない。
 その上、USAどころか、親分の中南海にもクレムリンにもICBMを飛ばせる、と。金 正恩の万能感は膨らむばかりのようだ。兵器の提供元のロシアを裏切ることなどこの民族は朝飯前。

 ウラジーミル=プーチンは当然 金 正恩が自国に矢を向けるのを阻止できる手段を握っている筈だが、それは具体的にどういうもの? 弾道ミサイルには西から北には飛ばせない仕掛けを噛ませて、その監視も確実にやれる? 朝鮮半島の連中はどこまでも小ずるい。



 9/13、金 正恩がロシア極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地を訪問し、プーチンと会談した。両者の会談は 2019/ 4 以来。武器取引など軍事技術協力の拡大を協議した可能性がある。
 金 正恩は会談冒頭で「朝ロ関係を第1順位で最重要視し、発展させることはわが国の確固たる立場だ」「プーチン大統領とロシア政府の執る全ての措置を全面的に支持する」と。
 プーチンは「我々は経済協力、人道問題、地域情勢について協議する必要がある」「我々は急ぐことなく、全ての問題を話し合う」「(金 正恩は)ロケット技術に大きな関心を示しており、彼らは宇宙開発も進めようとしている。我々はそのためにここに来た」と北のロケット開発に協力する意思を示した。国連の常任理事国が全ての加盟国に北朝鮮との武器取引や軍事技術の供与を禁じている国連安保理の決議に違反。この調子なら、人工衛星、原潜についてもやらかし兼ねない。
 プーチンはまた金 正恩に合同軍事演習を提案した。

 朝鮮人は永遠に事大主義で、今度はロシアとくっ付き。用意周到なプーチンが北朝鮮に手放しで核の技術供与をしている筈がないが、北もイザとなれば有利な立場を持ち逃げしよう、と。互いの当面の利益のために、化かし合い。
 他方、習 近平は自分らのコントロール下にあると思っていた北朝鮮がロシアの子分になって核配備に至っていることを非常に苦々しく思っているだろう。ウクライナ戦争に距離を置いている。「北はどちらへ矢を向けるか分からない」リスクを増やしたことで、北の貪欲な軍拡に傍観を続けるかは疑問だ。習の外交下手は評判通りで、周辺国を悉く敵に回している。

 で、9/14、北朝鮮メディアは金 正恩がプーチンとの首脳会談で、安全保障分野の「重大な問題」を率直に話し合い「満足できる合意と見解の一致」に達した、と報じた。USAに対抗する軍事分野での共同戦線の連携強化を確認したらしい。
 続けて、あちらでは「帝国主義者らの軍事的威嚇と挑発を踏み潰すための共同戦線で、両国間協力を一層 緊密にし、国家主権と平和、国際社会の正義を守ることに関する重大問題」を扱ったと。これにはウクライナ戦争での北朝鮮からロシアへの武器・弾薬の提供や、ロシアから北への軍事技術供与が含まれているやら。



結 果
 

#易占 #易占い #北朝鮮 #金正恩 #朝鮮半島統一



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