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光宗 薫さん(30)。何か屈折を負ってしまった人が部屋にずっと籠もって画を描き始める。自分の人生を見付ける。それだけでこの世での物語を感じて、作品を観てしまう。 こちらは普遍的なものを追求したい気持ちが自分の底にあったが、徹底して探し求めることもなく馬齢を費やして、やっと易に出会った。明治期の呑象[高島 嘉右衛門]翁の分厚い最後期の「増補 高島易断」を読み込みたい衝動に駆られ、現代語にするのに仕事もブン投げて実家の奥座敷に2年ぐらい籠もった。他人の翻訳は落とし物ばかりでつまらない。彼女の気持ちが少しは解る。
彼女は抱え込んだトラウマを解消するように、吐き出すように物づくりに打ち込んでいる。画家は創作のエネルギーがある内が買い。 パブロ=ピカソのキュビズムなど、イズムの域まで進むかは彼女の屈折・興味・発見・発想・社会への感情…次第。 自宅には電子レンジとポットぐらいしか生活用品が本当に何もないそうで、食事は専らコンビニかスーパー。好い調子。痩せ過ぎが気になるぐらい。 以前、「ガズラ」というキャラクターを使ったお遊び作品のシルク スクリーンを見付けて、購入しようと思ったら SOLD OUT に。刷り増しに永らく待機中(後記:希少性が落ちるので、どれも30部で元版を棄てている、とのこと)。 易の八卦を作ったことになっている古代の支那の伏羲、この三皇に次ぐ五帝の一人の黄帝と争って首を切られた刑天をボールペンで描いた作品はどこから日本人が描いたと分かる。 銀座のヴァニラ画廊で何度かやっている個展、次回は来年の予定とネットで答えてくれた。毎年か2年ごとに新しい個展を開けるほど多作で、細密画も多いのに描くのが早いということ。 彼女は画家としてやってゆく人だろうと思って一筮。
この九五は、要は、寝食も忘れて頑張ってやるだけやってみる、結果は別。だから、「吉」とは云わず「咎 无し」。 これが実占の読みとなるとそう単純にはゆかなくて、永いスパン…と言っても易は5・6年後のことになると判断ならないが、その内だとすると、頑張って概ね好調に運ぶと判断できるものの、労力の割には…もある。 何か具体的な成就を目指している場合だと渙散すると採ることになり、彼女のように何かに打ち込む場合にはそれなりに大いに結果は付いて来る筈。 それ以前を観ると、六四は爻辭「其[六四]の羣[初六・六三](ムレ = 私党)を渙(チ)らす。元吉。渙らして丘(アツマ)ること有り。夷[初六・六三](ツネ)の思ふ所に匪ず」で、外野の予想外に、彼女はタレント活動の生活をやめて、創作活動の方に専念、と。事実。 ただ、次の上九に気を付ける必要がある。爻辭「其の血[恤(ウレイ)]を渙らす。去りて逖(トオ)く出づ。咎(トガ)无(ナ)し」で、ここでは爻辭に拠らずとも、散らすことになる「血」とは何なのかによって判断の吉・凶が分かれる。象傳「其の血[恤]を渙らすとは、害[内卦]に遠ざかる也」で、彼女の歩みにとって無視できない障害となる物ごとが出て来る筈。 芦名 星さんと小泉 孝太郎の結婚占では読みの通り、破局となった。 7/28(金)20:00 より「GUZZYA」で、フィンセント=ファン=ゴッホの「ひまわり」をモチーフにした新作「がずまわり」のシルク スクリーン(多分 19,800 円)をネット発売開始!(後記:うっかりして20:20 頃にサイトを開くと、完売) 最初の作品の「ゲルガズ」、増刷の予定は…。 |
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