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「朝鮮を千年来 属国にして虐げて来たのは支那だろう! 日本は朽ち果てた朝鮮を支那から独立させて、日本並に近代化した。恩知らず!恥知らず!」と言った正論は韓国マスコミの始めに日本悪しありの口舌にも負けそうなぐらい迫力がなかったが、この利益授受の厳禁化は朝鮮剥がしになるだろう。 そう思ってこれを易に質すと、6【天水訟】||||(← 左を上に。以下 同じ)上爻 つまり、この宝刀が常々 抜かれる、機能することを意味する。計25万円の献金でこうなる通り、劇薬にもなるということだが(勿論、民団は少額を集める、重ねる、やり方だろう)。だから、自民党でも多少 返り血を浴びるだろうが、時代錯誤・状況錯誤の左翼議員やお金でコロコロ変わる議員は徐々に無力化して行く。キレイな占示だ。 さて、日本の国の歴史と民の意思に反し、政治工作を生業とするようになった民団と朝鮮総連は普通に捉えて敵性団体。この民団が10年にどんな案配になっているかを易に質した。
【離】の通り、民団は日本に麗(ツ)かず離れずでいるのであり、内卦【離】の上の爻で、目上の【離】の日本に反抗して已まない、宜しからざる異分子。日本人の民心にそぐわない。呑象・燗 嘉右衛門 翁の言葉を借りれば。「楽しむ可からずに楽しみ、哀しむ可からざるに哀しみ、言行、心情、共に異を立つる」の徒だ。 しかし、爻辭「大耋」とは衰えた老人。民団は当初からメンバーは年老いもし、10年後にはその日が西の山近くまで昃いているだろう。在日朝鮮人の反日的活動・参政権活動も減退している筈だ。 内部は【澤風大過】||||で、「棟(ムナギ)撓(タワ)む」。 象傳の辞をそのまま採ったら、日没まで幾ばくもなし。 60万人の在日の諸氏も、その殆どは平和で経済的に豊かな日本で暮らしたくて勝手に来ておきながら、朝日新聞のキャンペーンに乗って強制連行だ、日帝の犠牲者だ、とホラを吹き、半島に戻れば、日本での差別の何のと吹聴する。稿が汚れるのでいちいちを書かないが、大人社会の差別は子供のそれとは違うのであって、される側に相応の理由がある。他国でこんな調子のことをやれば、仕分けを受けて当たり前。差別 = 不当は思考停止。仕分けられたくないなら、好かれる隣人になるか、日本から出て行くしかない。 やっぱり菅 直人はもっと居座っとれ。今度は先月 韓国で菅の側近である衆議院議員の土肥 隆一が日本政府に竹島の領有権の主張の中止を求める韓国の議員連盟との共同宣言に署名をして記者会見に臨んだことが明らかになったが(注:署名は予め韓国側が勝手に印刷をして披露した、との本人の弁)、二の矢三の矢でドンドン民主党の生態が周知されることになって、まことに結構だ。 |
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啓蟄、虫もモゾモゾ這い出す季節。たまには思い切りナンパな話も吐き出そう。それでは “刀巴心青” の話。 昔、さる易友がどうしても好きな女性がいて、ソコソコの年齢になる美女だけど、そのぉ「“まだ”に違いない」と言うのですね。「オレが一番ヤリになるんだ!」との決意。何やら結婚まで意識している。それで、はたして自分は一番ヤリの悲願を果たせるか、と自分で一筮やって、持って来たのです。「ちょっと読めないんだよネ」と。 易占では10年もやっていると、あたかも中間管理職に再研修を受けさせるかのように、占事・占的に対して何とも読みづらい卦・爻がこれでもかと続いて示されるのですね。何か御神意が働いている・・・。通り一遍に卦読みをやっていたら、スッテンコロリンと失占するのです。 さて、易友が持って来たこの占示ははたして何の意味合いか・・・。
●易 友:だけど、【兌】はやっぱり“非処女”だよネ。重【兌】で、ダブルの“非処女”って何ダ? そんなのに籠絡されるんじゃ最悪だヨ。だから「qき有り」ってことなんじゃ・・・。 ●白 茅:五爻には【雷澤歸妹】が伏しているよね。情事の卦。【震】の“長男”が【兌】の“少女”に乗っかっているんだから。【震】は“動く”なり“振るう”なり。【兌】はそこで“欠損”するんだよ。 384 爻中、本当の「剥(ぎ落とし)」というのは、23【山地剥】|(← 左を上に。以下 同じ)上爻の「碩果不食」じゃなくて、この「孚に剥す」なんだよ。しっかり勉強せんか! ●易 友:まあ、重【兌】、悦ぶ・悦ばすだけどネ。錯卦の【艮爲山】って何だろネ? ●白 茅:それは今の状態でしょ。彼女にまだ何もアクション起こしてないんじゃないの? こんなものを考えているより、行動した方が好いよ。【兌】で、“夕方”からが勝負。 ●易 友:・・・。 易友、暫くしてまた占を持って来ました。前の卦読みに得心がゆかなかったらしくて、先の占の御真意とするところについて再び一筮して。
●白 茅:【艮】の“体”が重なっているんだから、最高じゃない。そのぉ、内卦で、お前さんが下になるスタイル。 これ、この前の裏卦でしょ? 伏卦【山地剥】だし、そのまんまだよ。爻辭「其夤(イン = 腰の位置の肉・筋)を列く」ってちゃんとあるじゃない(笑)。 ●易 友:なるほど・・・。 だけど、【艮爲山】の、伏卦【山地剥】じゃ、こっちが現状 止まったまま、剥がれ落ちるワケで。 ●白 茅:三爻で、自分でチっとも行動しようとしないのだよ。動き出すべきところなのに、「薫す」で、ブスブスくすぶったまま。 この三爻の腰の位置の陽爻は“ピストル”でしょ。三〜五爻の互体【震】で、それを発射する! そうすると、二〜四爻の互体【坎】の“精水”がなくなって、キレイに【山地剥】|になる。即ち、彼女を剥がし落とす。 好きな女性がいるのに、自分で【艮】止やっているんじゃ話にならんよ。動き出さないと。 ●易 友:【艮爲山】は重“門”だよネ。二重の門。何か用心しないとよっぽどマズイんじゃない・・・? で、易友、暫くしてまたやってきよりました。どこかやつれ顔。 ●白 茅:一番ヤリ、出来たか? ●易 友:・・・。 ●白 茅:何? ●易 友:“ピストル”が付いてタ。 ドンダケー! そこはちゃんと調べておかんか! 嗚呼、はたして剥がれ落とされたのはいずれなりしや・・・。 おあとが宜しいようで。<(_ _)> |
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星の貸し借りは幕内の取組でやられたらシラケるが、現行制度から来る歪みは大相撲全体で阿吽の呼吸でやり繰りして来たわけで、日本相撲協会の舵取りが劣化しているから今みたいなことになる。 昭和63年、昭和天皇が床に伏せられた。「陛下は千代の富士の取組を毎日 楽しみにしていらっしゃる」と宮内庁が言えば、協会や横綱の千代の富士としたらそれは負けられない。本来 相撲は神道の神事であって、天皇を介した神々への奉納なのだから、力士らが陛下のご快癒に心を砕いて奮励するのは何もおかしなことではない。そこでは fair は停止する。こんなことはこの国の伝統文化の部類であって、あげつらう必要はない。 当時は、日産セフィーロのCMの井上 陽水の「みなさん、お元気ですか? 〜」の音声が急にカットになったり、自粛が相次いだ。日本列島に全体主義が被ったようで、何とも気持ち悪かったのは事実だが。 昨日、IOC[国際オリンピック委員会]会長のジャック=ロゲ[BEL]が記者会見で「日本における相撲の八百長問題はゾッとする例の一つだ。相撲は日本では非常に重要なスポーツだが、我々も不正を撲滅しないと同じように大問題になる」と発言して、世界に配信された。 暴力団絡みの賭博だけを言うなら問題ないが、世界のスポーツ界のトップの無知・無理解に基づく物言いに対して、文部科学相の高木 義明はダンマリなのかね? この左翼政府は「国民には厳しく、外国人には優しく」がモットー。 ロゲさん、近代フットボールは白黒が着けられない時には、判定を審判に一任するではないの? 審判絶対主義は中央ヨーロッパの文化そのものだ。野球やアメリカン フットボールはUSA社会の性格そのままに、繁雑なルール漬けにして、曖昧さを徹底排除している。ただのスポーツだって、土地々々の文化がしっかり反映されている。況わんや、和の伝統の大相撲においておや、だ。 Fair・fair と言うなら、フットボールなんか可能な限り機械判定にせんかい、と思うわけだが、FIFA[国際F.B.連盟]会長のジョセフ=ブラッター[SWI]は何にかにと理屈を付けてずっと逃げている。こやつらは“ビジネス”のために勝ち負けを弄れる余地を捨てたくないワケで(主審が白と言えば黒も白)、それこそインチキだ。 そのインチキと言えば、こちらの関心は「バイロン=モレノは韓国協会からの買収を口外することありか」。韓国がスポーツ シーンにおいて如何に汚く動くか、要注意の国か、世界が知る好い機会になる。 大相撲はでかくなった。日本に無縁の外国人を連れて来るというワケの解らないことをドンドンやり出した。外国人力士が上位を占めるようになって、各国で生中継されるようになった。ただのスポーツとして捉えられるようになって来た。さあ、どうする。格闘の勝ち負けの本質とズレたポイント制なんてものを受け入れた柔道や空手みたいになってしまう? 無国籍化して、マゲもまわしもやめる? 大相撲はこれからが本当の闘いだ。
暗昧にして智慧 足らず、進むことのみ忙しくて、退くことを知らず。禍を転じて福と為すべき卦・爻だが、相撲しか知らない人らが理事になって、内輪でチマチマやっている限りは旧態依然だろう。ダメな “伝統文化” は続く。 象傳の「消して富まざる」とは場所が消え、収入が途絶え、出費するばかりで、貧することと重なる。 【地風升】、仁田 丸久 氏が「周易裏街道」に【地風升】について「これだけ裏の多い卦は珍しい」とお書きになっている通りで、この卦の時は言ってみれば、上るのでなくて、下がる。こちらも為替取り引きでは以前に大失敗をやっている。占事や爻にもよるが、この卦が出ると何だか嫌な気持ちになる。 |
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チュニジアに発して、エジプトのムバラク政権を倒し、リビアのカダフィを追い詰めているジャスミン[茉莉花]革命。カワイイ ネーミングだが、世界の独裁政権はネットによるこれの飛び火に戦々兢々。 中国 外交部の馬 朝旭 報道官は記者会見で外国メディアから「インターネットで『茉莉花』を検索すると表示されませんが」と指摘されると、「あなたの中国語は理解できません。もっと中国を理解してください。中国のインターネットは開放されています」とシラっとうそぶいた。辛辣にウソを引っぺがそうものなら会見に出入り禁止になるようだが、叩き甲斐のある真っ当な政府というのはどこかの弱々しい政府よりは本来 望ましい。
この爻は、強い罪人を取り調べて、却って、罪人に反噬される、ということを言っている。 罪人とは活動家や運動に共鳴した市民のこと。爻辭の「腊肉」とは硬い肉で、この罪人を例えているが、「竹島はいずれ日本の支配下に戻るか」の占で示されたこの卦の四爻の「乾胏」よりは少し柔らかいだけ噬み易い、即ち、少し御し易い。逆に言えば、韓国の政府や世論は最上級に扱い難いのだ(この醜くひん曲がった連中を千年がかりで拵えたのは支那である)。 「毒に遇ふ」―「毒」は【坎】の象で、ここでは中国政府が噬むのだから、活動家や市民らを検挙するが、彼等から悪口を、世界からは非難を喰らう、と。 多民族で社会格差の大きい13億人もの人民に膨れ上がった中央政府のガバナンスからすれば、その対応は必ずしも咎められるべきではないだろうが、世界第2位に躍り出た経済大国、「小しく吝」で、やはり恥ずかしい。 伏卦【離爲火】||||(← 左を上に。以下 同じ)は【離】火が繋がっている様であり、チュニジアからの革命の連鎖。燎原の火。 別の占で、中国共産党の一党独裁はまだ続くと示されているのだから、今回の占示は当然。 しかし、今、世界が何か大きく動き出しつつある。こちらはそこに関心がある。 |
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安倍 氏はこれをテレビ番組でも話していた。日本政府、自民党政権だが、韓国にも脅しに屈する失態をやっているのだ。政府としては、韓国は想定外の海軍の艦艇まで派遣しており、海保の巡視船では銃撃戦になったら負けるので、調査の阻止活動を止めた、ということだろう。こんな弱小国にも、情けなや。 安倍 氏も関係閣僚も、やることが見えない。韓国側が海軍の艦艇 関係なく調査活動をやめない場合には、どうするつもりだったのか? 韓国の海洋警察庁の警備艇が調査活動をガードすることは百も承知。そこで通常任務のままに「中止しなさい」で止めると思っていたと? 日本政府には止めさせようという意思が初めからないのだ。とにかく、無条件に摩擦を恐れる、腰が退けている。本当に止めさせるつもりだったら、海上自衛隊の優位な準備と戦闘の覚悟がなければならない。最低、海上警備行動で臨むべきだ。 この件も責任問題はどこへ行ったのやら。昨年9月の尖閣諸島沖での中国の漁船とおぼしき船舶による巡視船への衝突事件でも、中国に膝を折る大失態をやって国民を震撼させながら、誰も責任を取っていない。官房長官だった張本人の仙谷 由人、ビデオ映像を公開した“犯人捜し”ばかりに懸命。左翼の抵抗だけのバカ。遥か彼方の時代遅れだ。 以前、「日本は一発ミサイルでも喰らわないと目が覚めないのだ」と書いたが、その考えは今も変わらない。銃撃で数人が死んだぐらいでは、この国の政府は、政権党がどこであれ、「国益に立って」とか何とか、ただただ拡大を恐れるだけの頭で、事を小さく収めてしまうだろう。誰も彼もが、亀のようにすくんだ病持ちだ。日本人というのは恐怖に晒されないとチッとも動かない。自律に乏しい。 若い世代では「国民が国を守る義務はない」という感覚もそれなりにあるようだから驚きだ。Virtual 的逃避もいいところだ。 ところで、尖閣諸島沖での中国の漁船とおぼしき船舶による巡視船への衝突事件のビデオ映像、以前の占で自民党政権になったら公開されるようにも読めたが、それを質した。
2【坤爲地】四爻 爻辭「嚢(フクロ)を括(クク)る。咎も无く譽も无し」で、これはダメだ。全面公開はされることはない。 自民党政権になっても、民主党と同じヘタレであることを予言しておきます。 |
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島根県が条例で「竹島の日」と定めた 2/22、官房長官の枝野 幸男が記者会見で、韓国が不法占拠を続けている竹島について「我が国の立場は従来 明確に申し上げて来ている。改めて繰り返すことは我が国の国益に沿ったものではない」と言い、不法占拠に対する日本政府の立場を表明するのを拒否した。 内外に難問山積の状況だから面倒を増やしたくない、というなら分からないでもないが、竹島については、昨年3月にも外相だった岡田 克也が衆議院 外務委員会で日本政府の立場を表明するのを頑なに拒否している。岡田は北方領土問題ではロシアに対しても同様だった。 他方、韓国は外交通商省が、同日、島根県が「竹島の日」の記念式典を開催したことを受けて、「独島[竹島]に対する不当な領有権の主張を即刻 中断するよう改めて強く求める」と、内政干渉の声明を発表した。声明は、式典に日本の国会議員が出席したことを遺憾とし、「独島は歴史的、地理的、国際法的に明確な韓国固有の領土である。韓国の領有権を侵害しようとするどのような企てにも断固として対処していく」と言いたい放題。 朝鮮半島には「ウソも百回 言えば本当になる」の諺がある通りで、歴史的にも声をでかくすることで利益をせしめて来たが、それに簡単にひるむ隣国がある。枝野よ、岡田よ、“国益”とはただ経済だけか?
こんなことをやられて来た日本の側が、政府が、言うべきことも言わない。韓国のウソで固めた強弁を許すまま、現実にもズルズルと韓国の竹島整備を許している。こんな豆粒の小国に。勿論、昨日の島根での式典には閣僚全員が欠席。そうして、民主党政府は国民に対しては一丁前な口をきく。 民主党は在日の民団から、表か裏か知らないが、多額の献金を受けているだろう。自民党の森 喜朗らのポンタもそうだったが、民団と金で癒着している。在日だけでなく、韓国の国家利益を図っている。こんな背信的な犯罪をなぜ大手メディアも検察も放置するのかね? どいつもこいつも、腐敗している!
十数年前、マレー半島を自転車で縦断した時、マレーシアの田舎のレストランに立ち寄った。すぐ脇が広々とした河で、水面がグリーンの睡蓮に重たく被われていて、ここそこの睡蓮の島がくっ付いたり離れたりしながら、ゆっくりと穏やかに流れてゆく。【風水渙】が出ると、いつもこの情景が思い浮かぶ。 日本と韓国も、時にくっ付いたり離れたりしながら、時代を流れてゆく。不快で迷惑千万な朝鮮半島が日本から永遠に離れてくれるなら、大いに喜ばしいが。 本卦の「其血を渙らす」とは自分の身を傷つけ害うものから遠ざかるの意。上爻は、内卦【坎】の “竹島問題” を避けるように、そこから最も遠ざかっている。そのようであるので、「咎 无し」、即ち、韓国から非難を受けることはない、面倒な問題が生じない、というかな。 本卦 → 之卦を小成卦の彼我の関係で観ると、本卦では、外卦の韓国は【巽】で騒がしくて、日本に向かって壮んに吠えている。それが之卦では【坎】と【坎】で、互いに“主張”なりを持って平行線の姿。疑心暗鬼。そういう成り行きを見て取る。参考に見ると、之卦の上爻の辞は、この険難を抜けるに足る能も力もないのだ、と云っている。3年が過ぎても(この数字はともかく)。その象傳には「道を失ふ」とあるし、竹島の件は全く手詰まり。 互卦に内情を探ると、【山雷頥】||(← 左を上に。以下 同じ)のままで、「自ら口実(= 身を養うもの)を求む」ね。 自民党政権はこの件には「事勿れ」だろう。河野 太郎 氏の言う「悪しき体質」のまま。 国家の意思があるところ、摩擦は生じる。日本の政治家は摩擦自体を避けて、発言さえ怖じ気づく。軍事的圧力でもって状況を変えてゆく風景など卦の上にもサラサラ窺えない。外交の先にあるのは軍事。軍事的緊張を高めて国際司法裁判所等へ、との動かし方もあるだろうに、まるで平和ボケして気概の一片もない。 どいつもこいも、政権を獲ることだけに忙しい。政権を握ったら、安堵して事足れり。国民にはコバカにされながら、何が楽しい? それでは、本題。
結論から言うと、竹島の領有権が日本と韓国とのどちらに帰属するかのこの問題はいずれオランダのハーグのICJ[国際司法裁判所]に諮られ、日本の主張が認められることになるのではないか。 日本は韓国に対して、ならばこれまでの損害・損失を徹底追求すること。 尚、領有権の確定と現実に韓国が竹島を明け渡すかは別に考えることになる。 まず、昨年4月に、竹島の領有権問題が国際司法裁判所で審議されることはあるか、を質してこの【火雷噬嗑】の初爻を得ている。 象傳の「校を屨(フ)みて趾を滅すとは」の後の「行かざる也[行かしめざる也]」が引っ掛かって、国際法の場には行かざるか、との疑念があり、それは実際あるだろうが、今回これは、それ以上の宜しくない状況に進めさせないようにするため、との爻象のままの解釈に確信を得た。つまり、何やら迫られて国際司法裁判所に提訴となるに至る様子あり。 占事からして、これは国際海洋裁判所・国際海洋法裁判所・仲裁裁判所・特別仲裁裁判所等での、何か部分的な決着ではないように思う。 国際司法裁判所に紛争の解決を付託するには当事国の間で同意が必要だが、はなっから勝ち目のない韓国は日本からの提案に同意しなかった経緯がある(1954/ 9・1962/ 3)。勝手に李 承晩ラインを引き、その内側の竹島を反日抵抗のシンボルに仕立て上げて、後から歴史云々と盛んに工作をやっているだけのことであり(綜卦 22【山火賁】|||で、粉飾、ウソ・偽り)、昔の韓国の歴々は自分らのインチキなど当然 承知していた。韓国政府は 2006/ 4/18 には国際連合海洋法条約による日本からの強制提訴(韓国に応諾義務あり)から排除される手続きを執っており(変更可能。韓国としても強制提訴が出来ない)、つまり、現在も日本からの国際法のアクションを嫌っている。それらが今後どう変わるのか、詳細までは解らない。あるいは、裁判への応諾義務やら法解釈のトレンドやらの専門的なこともこちらは門外漢。 ただ、日本政府に武力奪還する意思もなくて、半世紀以上も韓国の不法占拠を許していることが国際法上どうなるか、の問題が顕在化して来ないかな? 日本の領有権と韓国の不法占拠を毎年 韓国に通告しているだけの不作為がどこまでも通用するとは思えない。判例もあり、日本はそう遠からず選択を迫られるのではないかな。 なにせこの国は、国会の場で、外相が韓国の不法占拠への認識を口にすることさえ頑なに拒むという異様さだ。以上の点で韓国にポイントをくれてやっているし、日本の若い世代への影響など全く考えていない。 さて、【火雷噬嗑】。強い意思をもって罪人を裁くの卦。一人を巡る三角関係のゴタゴタによく示される。ガラガラと騒がしさを伴って、積極的に行動することによってのみ障害[全卦として見れば、四爻]を除去することを得る。これが占的の違いのみで二度 示されたわけで、国際法の与りとなるのは間違いないだろう。 その四爻を得た。刑罰を用いる側の爻。厳しい取り調べをやる。爻辭の「乾胏」とは骨付きの肉であり、これは強情我慢なる罪人を例えているが、三爻に出て来る「腊肉」、五爻の「乾肉」よりも硬くて、噛み砕くのにそれは骨が折れるのだ。【火雷噬嗑】の裏の【水風井】|||は裁判の過程で、井戸の【坎】の水(= 難題)の入った重い釣瓶を何度も上げ下げする様。しかし、確かな志を持って立ち上がり、信念をもってその困難に耐え、「乾胏」を遂に噛み砕く。即ち、日本にとっての問題が除去される。吉の結果を得る。我が呑象・燗 嘉右衛門 翁も占例でこの卦・爻に訴訟ありを観ており、悪を暴き、勝訴する、のようにお書きになっている。紛糾があっても心配無用、と。 卦を見ると、内卦【震】により、国際法の手続きには日本側が積極的に動くだろう。原告になりそうだ。あちら韓国は綜卦の【山火賁】で、粉飾であり、内部が暗く醜く、もし訴訟を起こせば、敗色が濃厚。 伏卦【山雷頥】||は、そうして両者お白州にて向き合う様。 【火雷噬嗑】は 12【天地否】|||より来ており、これまでは埒が開かなかった、と。 そうして裁判が始まり、取り調べを進めて行くと「金矢」が出て来る、と。これが何を示すか厄介なのだが、勝敗を決定づける事の真偽なり裁判所の考え方なりが明らかになるか。また、「金」が書かれているからには、何やらお金による処理も想像されて来る。 ここ、仁田 丸久 氏が例の「うらおもて周易作法」で面白いことをお書きになっている。この先生は突拍子もないことをお書きにもなるが、結果的に敬服すること二度三度ではない: 「乾胏」は乾した肉よりも骨の部分が多い。だから、国難が表面化した場合である。「金矢」とあるのは野獣を狩った時の鏃が肉の中にあったという解釈がある。つまり、この事件の前に何かもう一つ事件があったという場合が多い。 肉の中から「金矢」で、現代なら銃弾・砲弾が想像される。つまり、何か銃撃が絡む事件が起こって、それによって国際法の手続きへの動きとなる想像も。 呑象 翁はまた違った見方で、占例では、剛健な代理人[弁護士]を「金」、一直線に主意を貫くことを「矢」、としている。関係分野の国際法の専門家を起用することは当然のこと。 40【雷水解】二爻には「黃矢」とあるが、これらは古来ナゾの辞であり、何に当て嵌まるか、いつも悩む次第。 観方を変える。【火雷噬嗑】は外卦【離】を一段ガクンと下げると、全爻正位の 63【水火旣濟】|||の物ごと済(トトノ)うになる。韓国側の【離】の “文書” なり “証拠” なりがこける、通用しない、日本側に妥協する。古代の獄訟には双方に保証金が必要、という聞 一多 氏の解釈を読んでも思ったが、裁判の成り行きを探るにはここらがポイントだと思う。つまり、勝訴を得るのに必要なのは、正義の在処ではなくて、現実に沿ってよく “武装” すること。 そして、【火雷噬嗑】の四爻は一段 下がると【水火旣濟】の三爻となるが、その爻辭には、「高宗(= 衰えていた殷を立て直した中興の祖)、鬼方(= 周辺の蛮族)を伐(ウ)つ。三年にして之に克(カ)つ。(それには)小人は用ふる勿れ」とある。その象傳には「〜憊(ツカ = 疲)るる也」と。 そうした過程を経て、韓国側の【離】の言い分が完全に消え去ると、卦は 24【地雷復】|となり、竹島の日本への復帰と相成る。めでたし。 こちらは以上の成り行きがあることは間違いないと思う。日本人は中・韓・露に対しては、そろそろシャンとして、火が着くだろう。インフレ状態においてのみならず、デフレにおいても“火薬”は溜め込まれる。こちらなんかパンパンだ(笑)。 さて、竹島が日本に復帰する時期は何時か。ん〜、この先を見やると、22【山火賁】・23【山地剥】の各爻はどうも。その次の 24【地雷復】がピッタリ合うだろう。すると、【山火賁】初爻が 2014・15年、【山地剥】初爻が 2020・21 年・その翌年で、【地雷復】初爻は 2026・27 年に当たる。これの初爻が適当かは微妙だから、初爻以後と見ておこう。その前に、裁判がある。 呑象・燗 嘉右衛門 翁ほかの占例を見ても、卦を三つも跨いで爻位取りをすることはないので、自信は不確かだが。
本卦の爻辭を現実に重ねてなぞれば、【兌爲澤】の四爻の韓国政府は陽爻陰位の正しからざる身であり、思い切って事を処置することが出来ない。すぐ下に三爻の陰爻陽位の正しからざる自国民とベッタリ比親しんでいる。すぐ上には剛強なる正であり五爻の中の国際司法裁判所なり日本があり、裁判所なら「竹島の領有権は日本にあり」との裁定を下している。韓国政府は事の理においてはその裁定に従うべきことを重々 承知しているが、情においては三爻を切り捨てることを決し得ず、酷く対応に迷う。しかし、韓国政府はこれを病のようなものであるとして、遂にこれを遠ざけ隔てる。 これは、邪を去って正に就くの象。心労の多い爻。重【兌】だし、互卦【風火家人】||||だから、韓国内では甲論乙駁 喧しい。日本に対してもその通り、何かと言えば「無理を通せば道理 引っ込む」流に走るふざけた民族性、「居座れ」との意見が多くを占めるだろう。 綜卦【巽爲風】||||で、他所より重ねて“命令”がある。これは裁定のことやら。 四爻は五爻と同じ外卦の側にある。三〜五爻の互体の【巽】のグズった態度でありながら、二〜四爻の互体【離】のうえの爻の確かな判断はある。 この具体的な結論は之卦【水澤節】で「安節」。これは様々に読める爻だが、この占では象傳に「上の道を承くる」とある通り。韓国の不法占拠の時がこの卦の示すところの節目にて終わるだろう。陰爻陰位の正しい様。 一年前、我が家の紀州犬の老犬が亡くなった時、一向に硬直しないので、その生死を質した時にもこの「安節」が示された。この世での生という節目を迎えて安らかに旅立った、ということだろう。思い出深い占。 何度も断り書きをしているが、こちら、これまで出会った韓国や在日の人々の殆どは好き人だった。寧ろ、ぞれぞれの同年代の日本人より好感の持てる人達ばかりだったし、なぜ日本の女性たちが韓国に心引かれるのかも好く解る。 こちらは、様々な悪しき体質の政治、世論としての朝鮮人とその社会を嫌悪するのみ。 この読みについては後日【火雷噬嗑】の卦象について考えるところがあり、保留。 |
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財務省の 2011 年度予算関連のデータによると、国債と借入金、政府短期証券を合わせた国の債務残高は今年度末で 997 兆 7098 億円。国と地方の借金を足すと1千兆円、と言われていたのはついこの前のこと。もっとも、埋蔵金は実はザクザクある筈。 それに対して、国の一般会計の税収は、平成2年に60兆円を超えていたのが、リーマン ショック後のここ3年でガタガタガタと落ち込んで、22年には37兆4千億円と来たものだ。
しかし、この五爻の意味するところは、要するに、五爻の政府が相応じる位地の二爻の天下の賢人を招き寄せて、その教えに柔順に従い、めでたしとなる、と。二爻は、内卦【離】の主爻であり、何やら智慧や学識がある。政権は自由民主党に移るだろうが、誰やらそういう有能な人材を大臣なりに登用して、懸案をこれに託し、【澤火革】||||(← 左を上に。以下 同じ)が伏している通り、抜本的な財政改革を進める、と。 「雜卦傳」曰く、【雷火豐】は「故(コ)多き也」だが、伏卦【澤火革】はその「故(フル)きを去る也」。「故」とは故旧、元から知っている人、元から持っているもの。そうしたものをバッサリとやる。基本的にそういう対応を図って行くことが判るだろう。特殊法人は覚悟せよ。 その改革の詳細もこの卦から生卦展開するなどして読み取れる筈だが、どう当て嵌めて読むべきやら。
まあ、現実には、日本の長期国債の95%ほどは国内流通だし、残りの殆ども外資の円建て保有のようで、日本は外貨建てで資金調達をやっているわけではない。しかも、日本の長期国債は僅かな金利なのにキレイに消化されている。ドル安・ユーロ安で円の価値も高値安定。ドルの保有も1兆ドルを超える。万が一となれば日銀が福沢 諭吉を刷れば済むから、返済不能、即ち、財政破綻になる状況というのはかなり限られるだろう。 国債の償還には長い時間は要るだろうけどね。 (後記:経営コンサルタントの大前 研一 氏は、円を刷ったらハイパー インフレになり、国の借金は帳消しになるが、貯金も一気に目減りする → デフォルト、とのこと。こんなデフレと円高をやっている国がかい? 元本は完済するつもりらしいが、現実的じゃない) そういうことで、国の借金の山は drastic な事態に直面することはなくて、韓国・アルゼンチン・ギリシャ・アイルランドに続くことはないだろう。互卦【澤風大過】||||だから、その道は相変わらず家の棟木が軋むほど厳しそうだが、日本の国債の信用は保たれる。 アルゼンチンの財政破綻の時には、あとでブエノス アイレス在住の知人に聞いたが、お金が市中に回らなくなるから、超インフレ、商店に品物がない、輸入が止まる、病院には薬がないし手術が出来ない、死人が出る、預金は勿論 下ろせない、企業はバタバタ倒産、街に失業者が溢れ返る・・・隣の町に行っても解消されないんだから、一国丸ごとこれなんだから・・・。 |
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「大祓詞(オオハライノコトバ)」、何か発見あるかと、先月、易に尋ねてみた。
やはりこの卦で示されたか、と不思議でもなく受け取った。 互卦【山地剥】|(← 左を上に。以下 同じ)とは剥がす、即ち、祓いの様が示されている。 そして、陰の三爻。占題に対して、まず、この爻辭や象傳はどう理解するべきや・・・。自力本願を語る爻。「我が生を觀る」というは、自分の行為、及び自分の行為によって起こったところの効果等を自らよく観察し、進退を決すことである(公田 連太郎 翁)、と。本を漁りながら考えたが、おそらく、これの行においてのことなのだろう。 象傳の「未だ道を失わざる也」とは、三爻はまだ内卦にあって、陰爻陽位の不十分な状態で居るのだから、要するに、まだ道半ばということを言っているのだろうと思う。 三爻は内・外卦の分界のところに居り、自力を言いながらも、外卦【巽】の世界の、陽の上爻の最も高い存在と陰陽 相応じている。そして、【坤】順の極みだから、【乾】への変化を蔵していて、時に順って進退する。 小成卦の彼我の関係で観ると、三爻は内卦【坤】の“肉体”の身をもって“物質世界”というこの世の最も上のところに居る。外卦【巽】の“伏して斉える世界”という融通無碍のどこぞの世界に接している。渡らんとする。 三爻を裏返すと内卦は【艮】となり、【艮】はまた“固める”であり“魂”。固めんと“止(トド)まる”だけでなくて、そこに“変化・転変”を蔵する。 また、その【艮】の裏には【兌】があって、卦象と同じく上を仰ぎ見て、唱える画。勿論、【風地觀】は全卦が【大艮】の形であり(裏は【大兌】)、三爻は【艮】の位で、裏も【艮】。これは【艮】|の世界だ。 と、アウトラインは幾らでも書けるが、占題の答えとしては、この【艮】の魂を錬り固めることによって、そこに何かしらの転換が起こる・・・。三爻には【風山漸】|||が伏しているから、段階を経て上り進むものあり。そこでは、あちらの世界の陽の四爻が界を越えて来る・・・。帰魂の卦。 正真神仙之大道である神道が言うところでは、「大祓詞」とは、そっち好きっぽく言うなら、邪神妖魔の悪しき作用に対する大神術にあり、とでもなるかな。 紫龍仙道人は生涯 啓導を受けた龍玉天玄真君という仙の方より「大祓詞」を1万回 唱えることを命じられて、亡くなるまで2万回を唱えられている。道を歩きながら、電車で通勤をしながら。「大祓詞」のこれ、仏教のお経もそうだが、なぜそうやるのか。あれこれ読んで考えただけ理屈は解ったが。 明治〜戦前の大神道家、今泉 定助 翁の「大祓講義」(Link:今泉定助研究会)は深いところの理解に挫折したままだが、またやろうか。 勅使河原 大鳳 氏の「大祓入門」はまた違って、unique な読みもの。 汲めども益々 尽きぬ易学の本質は靈學だが、大祓詞とその周囲もまた違ったアプローチで、何とも面白い。 さて、上の占示の真意を再び質すと、64【火水未濟】|||(← 左を上に。以下 同じ)五爻。 爻辭「貞(タダ)しければ吉、悔 无(ナ)し。君子の光なり。孚 有り、吉」。象傳「君子の光とは、其れ暉(カガヤ)きて吉なる也」 火の卦・水の卦が示された。水の行とは禊、火の行とは祓で、その祓の卦の主爻の五爻を得た。 どうだろう、この筮。御神意を得ていること微塵も疑いなし。 この後は殆ど神道の行法の話になりそうだから、ここらでやめておこう。 |
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この占で「井」とは何のことだろう? 白川 静さんの「字 統」ほかも開いたが、どの字義もピンと来ない。しかし、この領土問題の本質を考えて閃いた。この本質は島嶼に広がる海洋資源という利害だ。「井」とは、辞義としては魚も住む井戸のことで(二爻の辞に「鮒 フナ」あり)、また、「大象傳」には「井は養ひて竆まらざる也」とあるから、これは海であり海洋資源のことで間違いないだろう。すると、ここは判断の前提に読んで、島嶼を領有する国[邑]を日本に改めても、海なり海洋資源[井]はおいそれとは改めない、支配が移っても、井は井。そういう返還のやり方のことが取象できるだろう。 深い井戸の底から重い水の入った釣瓶を上げては下げてをするように、この卦には気長に何度も繰り返す姿を観る。領土交渉。50【火風鼎】の“火”ではなくて、“水”をもって民を養う卦。 そして、上爻を得た。志願成就の意あり。以外と近い。 爻辭「井 収まる」。初め、「井」は四画の井形だから四角に配置される北方四島に取って、それが日本側に収まる、と考えたりしたが、その辺りは寧ろ、上の通り、彖辞で拾える。この「収」は、宋代の程 頥・朱 熹が「収は汲み取るなり」と注する通り、「井」の海なり海洋資源を汲み取るのだから、漁のことだろう。「収」入がある。 そうすると、上爻とは、誰彼なく井戸の水を汲ませる、一部の者がその恩恵を独占するのではない、の意。また、上爻には【巽爲風】||||(← 左を上に。以下 同じ)が伏していて、互いに【巽】の“利益”を得ることを云っている。であれば、例えば、漁獲による収入の幾ばくかを以後 数十年に渡ってロシアに支払うなどの形で問題の決着を得る、といった読みも出来る。これには海産物だけではなくて、海底の鉱物資源のことも含まれる。まあ、これから永い年月には色んな状況が起こるだろうから、細かいことは何とも言えないけれど。 また、この海洋資源なり商業利益のことについては「幕」、長井 金風 翁に倣えば「縛」で、島嶼の返還のことに「縛られること勿れ」とも読めるだろう。 続いて、「孚」=【坎】で、“水”となし“魚”となし、それが「有る」んだ、と問題の本質はそこだと言わんばかり。最後に、万々歳の「元吉」の辞が付いている。 【水風井】は天・人・地の地の位である初・二爻が位を得ていない。しかも、この|は宜しくない形。これが入れ替わると、標準卦の 63【水火旣濟】|||になって、全ての物事が整う形となる。まさしくこれは人事ではなくて地の問題であり、あちらに行っている陽の二爻が本来あるべき陽の位の初爻に戻って問題解決を見る。 あちらロシアは綜卦【澤水困】|||で、“水”が足りず、こちら【水風井】にはそれがタップリとあるのだが、これこそ「孚」の差かな。つまり、この島々を故郷とする方々の思いであり、国民のこの地への執念であり。 北方領土には今の佐渡島や奄美大島のように、日本人が漁業などで生計を立てながら暮らしていた。択捉島は沖縄本島より広く、その単冠湾は南雲 忠一中将 率いる連合艦隊の機動部隊が真珠湾に出撃するのに集結した場所。 他方、今 居るロシア人の殆どは、終戦間際に日ソ中立条約を一方的に破棄して侵入して来たロシア軍によって日本人が島々を追い立てられた後、政策によって他所から移住している。 それと、【澤水困】は互卦が 37【風火家人】||||で、ロシア側の内部では今後この件で意見の分裂が窺える。ロシア政府は島自体の維持開発や住民の福祉についてはお荷物だろう。今はプーチン支配で、選挙対策に好いことを言っているが、しかし、自分らで開発しようとしない。 それから、二島返還のようなことは以上からはちょっと読めないね。互卦【火澤睽】は、交渉のプロセスで背を向けた姿とか、海洋資源なりの問題が島嶼の返還と分けられることとか。 また、もし日本政府が四島返還の方針を二島(歯舞群島・色丹島)先行返還に変更したとするとどうなるか。 内卦が【震】に、全卦が3【水雷屯】||になり、まさしく「屯」のたむろ、即ち、島々があっちに塊こっちに塊の状態。残す二島の返還はこの卦の難渋の末に問題が解消されると言えるかね? さて、それでは、返還の時期は何時か。 「ムバラク政権は速やかに退陣するか」の占でキレイに示されたように、こうした占では序卦の「故きを去る」の 49【澤火革】||||の四爻の時が臭う。この卦は大きな変革を意味する。四爻がその時。つまり、昨年を今当の上爻とすると、2014 年・15 年に何らか返還と決まる。随分 早い展開だね。ただ、陽爻陰位がどうだか・・・。 【澤火革】の上爻も臭うね。五爻に「未だ占はずして」とあって、また占有できないと読める。で、次の上爻には「小人[ロシア]は面を革(アラタ)む」とある。 また、序卦 50【火風鼎】||||の初爻も鼎を逆さまにして古い中味を外に出す意。 いかにもそれらしい卦・爻が並ぶのだから、一応その辺りに期待してみよう。島々には現実にロシア住民がいるから、条約の締結より何年か後に返還など、ステップがある筈。 御神明はこんな風にそれらしく読めるのだが、さて、どうなりますやら。 ロシア大統領のメドベージェフの如きふぜいが何を言おうが、北方領土の領有権は日本にある。どの面を下げて、どれほどの根拠をもってロシアが自分の島だと言えるのか? 近世以降、北方四島がロシア領であったことは一度もない。 |
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猶 飛びゆくべき所なし。 そう遠からずギブ アップ。 日本国民はこんなバカげた内閣に用はない。国政がすっかりママゴトじみて来た。機能不全のまま。菅とは佞漢のカン。 その民主党の議員らの今後の集散、即ち、分裂の如何を質せば、55【雷火豐】|||(← 左を上に。以下 同じ)上爻。 家、その庇 大きくして人の影なし。 (後記:上爻に伏している 30【離爲火】||||は【離】と【離】で考えの違う者同士がまさに分離分散する象。バラバラになる)。 念のため、占題を変えて質してみる。
そうであるなら、衆議院解散・総選挙 → 総辞職か。論理的に政権交代と相成る。 占考を書かないと面白くないので、この 2/14 の稿を書き改めた。 昨年12月半ばの「2011 年の自由民主党の気運如何」の占で 10【天澤履】|||||三爻が示され、一番 高い所を履む上爻が大体3月末ぐらいまでの1ヵ月に当たるから、ここで実質的に政権の入れ替わりがある、と。 また、昨年11月下旬の「菅 内閣は年内に総辞職するか」の占ではこの【雷天大壯】の五爻が示され、あとにその真意を質して、結果は1月の内閣改造となった。この卦は、この内閣について言うなら、政権維持を自己目的化してどこまでも突っ張っていること。止まることを知らないといけない。「大象傳」曰く、「君子 以て禮(レイ)に非ざれば履(フ)まず」。 今回はその上爻で、進退両難に陥って方針のつかない象であり、上爻でもう【雷天大壯】の勢いは終わりを迎えている。 この爻辭は、最後には「咎められることが長くないのであり、間もなく吉にして福を得られるようになるのである」(公田 連太郎「易経講義」)と云う。呑象・燗 嘉右衛門 翁も「増補 燗易斷」に「己の不明よりして、艱難を招き、進退に苦しみしも、後(ノチ)に悔悟勉強して、艱難を免るるの爻とす。作為する所なきも亦 吉なる可し」とお書きになっている。 ここ厄介で、実占の判断としては、この呑象 翁の書かれる「作為する所なきも亦 吉」、即ち、菅 内閣が為すところがないことが吉、の観方がポイントで、つまり、「難めば吉」とは、「難して吉」の方が良いと思うが、この難渋した末の状況が民主党にとってではなくて、国民にとって吉と出る、と読むべきだろう。伏卦の【火天大有】|||||は有(モ)ち過ぎと観るとそのあとが臭うが、民主党は腐ってもこの日本の政権政党であって、この卦のズッシリと立っていたものがドッと倒れるの卦象を取る。 この上爻は、勝負占、取り分け、ラスト ゲームになると頗る強い印象がある。それまでの途中経過はそう芳しくなくても、結果的に勝っている。ということは、勝負占以外では、芳しくないと採るのが正解。(笑) 実際、こういう占では御縁の少ない爻だ。見物するに限る。
ともかく、他国から侮りを受ける政府などというのはまことに困る。国際政治においては、力なき正義は無能 也。 ただ、この民主党政権は、日本国民が“悪しき隣人”の実体に目覚めることが出来た点では好い機会だった。それと、腐った自民党を野党に墜としたことと。 菅 内閣、【雷天大壯】上爻の「進むも退くもならず、行き詰まる」の状況が到来。小沢 一郎 氏に近い16人の衆議院議員が民主党会派を離脱する旨を党に提出した(「小沢 一郎 氏、離党届?」)。 この離脱表明組に「(国会対策にそちこちの党と接近し、マニフェストを反故にし)無原則に政策の修正を繰り返す菅政権に正当性はない」と言われた首相の菅 直人。真っ赤な左翼よろしく、どこまでも抵抗する性癖を晒す。クダラナイやつ。日本を何ヵ月もタイタニック状態に置きながら、自分を最大限 立派に描きたい。
菅の頭の中にあるのは衆議院解散だろう。もう間もなくだ。総辞職にも採れるが、この「改命」の爻はこうした場合の意味は小さくない。総辞職なら、こういう菅なら 33【天山遯】||||の退散でないと。15【地山謙】|の次の首へ禅譲なんて殊勝な男ではない。 菅は本日ぶら下がり会見で、総辞職は否定したが、解散の意思を問われると、「国民にとって何が大切か考えて行動する」と菅降ろしに対して脅しをかけている。「自分にとって何が大切か」のクセに、よく言うワ。 また、【澤火革】は、予算関連法案が通らないことで世論の批判が野党に向かうのを狙ってズルズル居直ろうという風景ではない。二〜四爻の互体【巽】でグズってはいるが、それも上の爻で限界にある。 菅は、居直るにも限界があると見極めて、もうタイミングを考えている。総辞職して政権を繋げば党としては好いものを、子供っちく菅降ろしには降参したくない。「国民に真を問う」と、立派なセリフを考えていることやら。この自己愛に偏した男、今の頭の中のキーワードは「カッコヨク」。 まあ、この卦は時をよく測らないと“改革”は大失敗に終わるわけで、残念でした。 勿論、以上は菅の頭の中の話で、実際にどちらに転ぶかは別。
43【澤天夬】|||||上爻 決壊寸前! 8/27 菅 直人は正式に退陣を表明、8/31 の国会終了後、9/ 2 退陣。ほぼ的占。 |
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中国の国家主席の胡 錦濤が訪米して、1/18 ホワイトハウスでの夕食会に出席した際、USA大統領のバラク=オバマが胡に、おたくらが北朝鮮へ圧力を強めないなら、我々はアジアでの兵力を強化せざるを得なくなる、と警告していたと、1/20 The New York Times が米政府高官の話として報じた。 夕食会は北朝鮮問題が話題の中心となって、オバマは北朝鮮が昨年11月に公開したウラン濃縮施設がこれまでのプルトニウム型核爆弾製造と長距離弾道ミサイル開発に続く「三つの脅威」だとの認識を示して、北朝鮮の後ろ盾を続けている中国の協力を得られなければ、USAはアジアでの兵力の再配置や防衛体制の見直し、北東アジアでの軍事演習の強化といった長期的な措置を執らざるを得ない、と伝えたとのこと。先制攻撃を示唆したものではないようだが。また、これは延坪島砲撃事件後の電話会談でも伝えているという。 つまり、USA政府には、北朝鮮の開発が米本土への核攻撃が可能な段階となり、攻撃体制が着々と出来つつある、の認識があるようだ。昨年、金 正恩のお披露目と共に妙な挑発行為に出て来たので、バルブを閉めようと。 そして、胡は 1/19 の首脳会談後の共同声明で、北朝鮮がウラン濃縮を進めていることに初めて懸念を表明した。 しかし、溜息するに、日本国民は自国のトップにではなくて、海外の首脳の言動に勇気づけられる、というまことに情けない政治状況下を何十年も過ごしているのだ・・・。 ともかく、一昨年の占「今後 中国共産党の北朝鮮への態度如何」([規則 2007]による試占)では、とても中国には実効ある姿など期待できなかった。それでは、北朝鮮の変化を受けて、中国に変化ありや否や。
【水山蹇】の卦でも、「蹇蹇」とは跛(アシナエ)が幾重にも重なっている様だから、これではこれからもUSAによる対北朝鮮圧力の進展はサッパリ期待できない。 錯卦【火澤睽】||||(← 左を上に。以下 同じ)で両者反目した状況は、今後も互卦【火水未濟】|||で、噛み合うことなし。 伏卦【水風井】|||で、交渉なりは今後も繰り返されるが。 USAは内卦【艮】の戦略上の仲間である三爻、即ち、中国の協力を得て何とかしようというわけで、これは今回の玉突き関係と重なる。ただ、この二爻にはそうした姿勢は窺えるが、その後の吉凶は爻の上には明示されていない。 オバマもすっかりメッキが剥げて、票にも金にもならない北朝鮮問題については付け焼き刃的な態度が透けて見えてしまっている。 五爻の時まで3年ほど待てば、外卦【坤】に、全卦 15【地山謙】|になって、北朝鮮が何やらその身を軽くする、なんて呑象・燗 嘉右衛門 翁に倣った観方も可能だが、少なくても核放棄だけはないだろう。北は長年 食うものも食わずにあらゆる代償を払ってこれに邁進しているのだから。 【水風井】はまた次の占に続く。
この【水風井】、上の占の伏卦だが、まさに中国が北朝鮮とのパイプ役を務めること。上爻を得て、爻辭「井 収まる」というのは井戸にフタをしてしまうことなく、その水 =【坎】の禍の主 = 北朝鮮を誰彼なく汲ませるという。即ち、6者協議へのセッティング然りで、北と関係各国とを仲立ちする、と。 だが、中国の動きはどうもそこまで。この卦は、外卦【坎】難の北朝鮮を前にして、内卦【巽】のままグズグズと物ごと果たさず。偉才の人、長井 金風 翁は爻辭の「幕」を「縛」としており、すると、「縛る勿れ」で、言うことを聞くように北を縛り上げるつもりはない、ということになる。中国は、北を潰すも生かすもどうにでもなると思っている内は、または、【火澤睽】のものは使いようで、北朝鮮を北東アジアの非難の的として置いておきたい内は、問題を態よく転がすだけだろう。 【水風井】を 11【地天泰】|||の初・五爻が入れ替わった交易卦と観るなら、これまでは、北朝鮮は外卦【坤】の“柔順”で、中国は内卦【乾】の“支配的絶対者”、という互いに安泰な関係だったのが、微妙な関係に変わって来たことだけは受け取れる。 ところで、この中国の役割。上爻の意を探れば、USAとのパイプ役だけではなくて、北朝鮮のパキスタンや中東への武器輸出は中国が陸路を提供しているのではないかな・・・良く言えば、見て見ぬふり。そもそも通商による対北支援はやっている。外卦【坎】の北朝鮮は【巽】を伏するから、利益に聡くて、小狡さがある。北は【巽】の風のようにスルスルと中国大地を通り抜ける、と。 【水山蹇】と【水風井】とを比べてみれば、どちらも外卦【坎】は北朝鮮。内卦は【艮】の腰を上げる気もない止まったままのUSAと【巽】の長くグズったままの中国との姿がよく分かるだろう。 |
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先週辺りから活動が活発になって噴火を繰り返している、宮崎・鹿児島の県境にある霧島山の新燃岳。 今年は日本についての年筮で 62【雷山小過】||(← 左を上に。以下 同じ)上爻を得て、その爻辭に「眚」に加えて「災」の字が見えるので、天災のことが気に掛かる次第(易辞では「災」は天災、「眚」は人災)。
【山天大畜】は山が天の上にあるというあり得ない異様な様だが、この占では、噴煙が上がって天空を突き抜ける形と観ることが出来るだろう。 あるいは、画象を観ると、内卦【乾】の“マグマ”が盛り上がって来て、山はエネルギーを貯めている様子だが、外卦は【艮】で “止まる” 、と。 これは【畜】止。爻辭・象傳を読めば分かる通りで、噴火を繰り返して危うき様子はあるが、今回の噴火活動は大過なく終息するだろう。 【山風蠱】|||を伏していて、これは活動が活発になるこれまでのグズグズであり、今後のグズグズ。 錯卦【澤地萃】||のものや人を萃(アツ)めるというのは現在の状況のことで、山がエネルギーを集め、避難によって人々を集め、と。 これが上爻を得たのだったら大変だ。 【地天泰】|||を伏していて、天地の気 交わるのだから、こういう占なら、【山天大畜】上爻までの溜まりに溜まったエナジーがドッカーンと、上爻の陽爻 =“フタ”である巨大化した溶岩ドームを吹き飛ばして、以前の長崎県の普賢岳どころではない有り様ということになる。上爻の辞に「天の衢(チマタ = 四方に通ずる辻)を何(ニナ)ふ」とあるように、噴煙は天の四方を覆い尽くして、特にそこの中心都市が機能不全に陥る。そうした判断になる。 この新燃岳、ショーン=コネリー主演で日本で大型ロケをやった「007は二度 死ぬ」(1967)の、あの敵の地下基地として撮影した山であるとのこと。 ちょっとだけ古い世代には何か感慨深いね。 |
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香川 真司[FW/BV Borussia 09 Dortmund]が韓国戦で足の骨折をやって離脱となったが、これでチームは危機感を感じて締まる筈。普通はそうなる。 アルゼンチン代表だと、ファン=ロマン=リケルメ[MF/Boca Juniors]が絶対的な存在として攻撃のタクトを振るっていた時代には、リケルメが抜けた試合(重要な試合に限る)の時の方が気合いが入って結果も付いて来た。 つい先日 現役を引退した元キャプテンのロベルト=アジャラ[DF](37)の場合は違ったけど。アジャラがいない試合では、当時DFの世界的宝庫と言われたアルゼンチンの誰が代わっても目に見えて戦力がダウンした。ハッキリ数字に出たし、アルゼンチンは失点をしないチームだったが、その時は観ているこちらも失点を覚悟した。それぐらい全盛期のアジャラは絶対的なCBだった。お疲れさまだ。 勝ち負けの占は卦読みに定見と言えるものがないし、パターンの発見とその積み上げしかなので、前の稿でもういいかな、と書いたけれど、一筮すれば極端な占示だったので、チョロッと書きます。
爻象の逆を採れば8割 当たるから(笑)、日本の勝ちとしておきますか。 今年の日本についての年筮と何やら重なるところあり気にも。 兎も角、卦・爻は現実に重ね合わせて読む。日本代表の勝ちとする場合、どんな観方が出来るか。 【火山旅】はワールドカップや遠征に関係した占でもよく示されるが、本国を離れて遠地のカタールへ旅をしているという占事の背景を示したものであることは首肯できるだろう。 そして、決勝はグループ リーグの初戦から数えて6試合目で、上手く上爻に当たる。ここ、ポイント。で、ここは陰の位だが、陽爻で居る。内卦【艮】の“山”の上に【離】の“文明”・“祭” があり、上爻はその最上位、と。 展開に関わるものとしては、【艮】“手” の中に陽爻が2本で、2ゴールを決める、なんて読みも出来る。 それから、この卦は 12【天地否】|||から来ているが、この卦は香川の離脱に当てますか。 負けの観方としては、まず辞の通り。また、小成卦の彼我の関係で観て、内卦【艮】で、こちらは“止まる”が、外卦【離】で、あちらは“栄光に浴する”、と。互卦【澤風大過】||||とはタフな試合であり、顛覆でもある。そして、即時占だと負けというのが通説。 結局、データ集めのための占になってしまった。どんな結果になりますやら。 ほら、ズバリ正解! 上の「延長と観ると〜」は本戦が終わった時点でチラッと書いてアップしておいた。 これは、卦の陰陽の符号をあらためて見ると、初〜四爻の||を本戦として、日本はその陽爻である後半に盛り返したから、延長戦も五〜上爻の|となっているので、またその陽爻である後半に盛り返すだろう、と。で、上爻を得ているから、その延長戦の後半に漸くゴールが生まれるだろう。陽爻だから、これは日本のゴールだろう、と観たわけだ。最近ここに書いた占例だと、南アフリカW杯グループ リーグ第3節デンマーク戦の成り行きの占で同様のキレイな読みを得ている。 延長付きの試合が毎回こう読める保証はないが、形が非常にキレイだし、これが正しい読み筋ではないかな。読み筋が見えたら、当てに行かないとね。案の定、爻辭や即時占を採っていたら、アウト。 それから、勝ち負け・得失点の予兆のこと。 今回は延長戦での李 忠成[FW]の投入時にしろ、ゴール時にしろ、その直前に降りて来る予兆はなし。ただ、試合前の練習風景からテレビの画面を眺める限り、試合中もずっと明るいトーンで覆われていて、オーストラリアが押せ押せの時間帯の時もそれが変わることはなかった。だから、もし失点しても、得点するだろう、と思って観ていた。 ということは、その感覚が途切れない限りは負けはないということなのだが、試合中は日本が勝つと確信するでもなかった。そんなことより、ゲームの方に夢中で。 それと、日本代表のF.B.はFCバルセロナ[ESP]のショート パスの繋ぎから崩しに掛かるスタイルに似て来たね。シュート イメージも。アルゼンチン代表伝統のそれ。攻め上がったらボールを後に回さないで、中に放ればもっと加点できたと思うシーンがあったな。後半の、長友 佑都[DF]の左からのクロスに合わせた岡崎 慎司[FW]のダイビング ヘッドは惜しかった。 他方、オージーの退いて放り込みのF.B.は身長頼みが過ぎる。 |
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野鳥の観察、ではなくて、予兆の観察。 延長前半、1−1からの日本の2点目、本田 圭佑[MF]がPKに立った時、もやっ〜と“黒と白が二枚重ねになっているような感覚”がある。スッキリしない感じなのでこれはダメかもと思って、その通りになったが、GKがハンブルしたボールを助走を付けてPAに飛び込んだ細貝 萌[MF]が蹴り込んで決めた。ああ、“黒と白の裏表”はこういうことか、と。 しかし、2−1になってリードしても、本戦の後半から何か開けない“硬直した感覚”が払えない。日本の選手らの足が止まって来たのと連動するように、何かウソ臭い感じも伴って、ベターっと画面の向こうに貼り付いている。解説の松木 安太郎 氏が「もうちょっと守備のラインを上げてくれないかなぁ」と哀願するように何か予兆のように話すし、延長戦の後半、これはもうすぐ失点クルクルと思ったら、やっぱり。2−2。ただ、この時の感覚はちょっと弱かった。やはり予兆を期待したり、降りて来たものを第三者的に意識するものがあると、鈍るね。 そして、PK決着となって、日本の1人目の本田が決めても、その“硬直した感覚”は変化ないまま。で、川島 永嗣[GK]が韓国の1人目を止めた時に、血圧が急変化するような感じでその感覚が消えてなくなった。景色がフワッと明るくなった。ああ、勝った、と。韓国は3人全員が止められ、外した。 今回ハッキリ気が付いたが、こういう予兆は層になっているね。 本戦の後半からそんな暗雲が覆っていても、この前のカタール戦から日本代表の選手らの様子を眺めている分には、好からぬことが待っているの“否定的な感覚”は全くなかった。今、日本代表には何か頼もしげな澄んだ勢いに包まれている。これが予兆の一番 底部にあるのかも知れない。 その上に、試合の後半から続いたベターとした“硬直した感覚”とか、またその上に? ああ、長友 佑都[DF]はPK外すわい、のような直前にどこぞから降って来る確かな感覚がある。そんな構造があるように思う。 こういう試合の結果の白黒であれば、その底部にある感覚を採るべきなのか、よく解らない。強い感覚が降りて来たり、それまでの感覚が裏返ったりして、底から引っ繰り返るかも知れない。 他方、韓国はダメ。試合前からずっと萎んでいた。気を入れて韓国側を観ていたわけではないから確かなことは言えないが、試合内容はともかく、もしあれで結果として韓国が勝ったら、何かそれこそ酷い違和感を患いそうだ。 予兆の観察というのは難しい。意識したら壊れるし、降りて来るものも降りて来ない。その層のようなものの識別・解釈はまだまだ。修練あるのみ。
占的の枠が広過ぎて拙かった。しかし、【澤地萃】だ、二爻、悪くない。 彖辞に「大牲を用ひて吉」とある通り、南アフリカW杯が終わって監督交代、世代交代を積極的に進めようという流れの上に就任した、と。 爻辭「引けば吉」とあるので、前情報と違って守備的なF.B.にでもなるのかと細かいところに眼が行ったが、違う。二爻は、初・三爻の仲間である選手・スタッフらを引き連れて、「禴」の夏の祭へ行く、だ。ブラジルW杯(2014)のことだろう。まあ、南半休だから冬の大会だが、灼熱のブラジル。勿論、今年のコパ アメリカ アルゼンチン大会(7/ 3〜7/24)もある。それなら、2年の契約も更新されるだろう。 互卦 53【風山漸】|||(← 左を上に。以下 同じ)で、この監督は代表チームの実力やランクを段階的に上げてくれる。 易が示すものからすれば、この監督さんは思いのほか好い。実際にも、何と言うか、違和感がない。 そして、錯卦【山天大畜】||||で、これまで日本F.B.が蓄積して来たものは大きい、と。 まあ、二爻には【澤水困】|||が伏しているから、これはW杯予選になるかな、そこで得点不足なり、何かが不足することで苦しみそうだが。「困」は木が塀で囲まれて伸び切れなくて もがく形。 日本代表は、昨年の南アフリカW杯を経て、攻守の両面でレベルが格段に上がっただろう。アルゼンチン代表がいつも勝てるかどうかとやっているパラグアイ代表と決勝トーナメントの舞台で接戦をやったわけだ。今の攻撃陣のメンツだったらどうだろう。そして、ワールドカップ後のホームでの親善試合ではこれに勝った。南米F.B.と長いこと付き合っているこちらの眼には、あの堅くて強いパラグアイがしょぼく見えた。 試合は当然 勝ち負けはあるが、観た感じだと、今の日本代表はヨーロッパの強国にも見劣りしない。今のバッとしないスペイン代表やイタリア代表になら勝てるんじゃないかな。その昔、日露戦争で日本が勝利するなんて思っていた外国の首脳は一人もいなかった筈だ。コパ アメリカが楽しみだ。 韓国の先制点となるPKを決めた奇 誠庸(キ ソンヨン)[MF]が直後にカメラに向かって日本人を卑しめた猿マネをやった。FIFA[国際F.B.連盟]よりお咎めありか。
判断としては、この卦の通り、こやつは余計な妄りなことをやったわけだが、「咎 无し」だから、その通り、処分はないだろう。日本人としては、しっかりお灸を据えられよ、と思うわけだが。 奇は試合後に Twitter で「観客席の旭日旗を見て胸中で涙が流れた」、「自分はF.B.選手である前に韓国人だ」と弁解したようだが、非難を受けたので思い付いた言い訳だろう。 朝鮮人は、自ら認める通り、道で転べば他人の所為、お金を拾えば自分の手柄。いつまで経っても被害者とやらの立場を便利に使う。 その後、KFA[韓国F.B.協会]によるヒアリングで、奇は今度は「(猿マネは)日本人に対してではない。セルティックで相手サポーターから猿呼ばわりされるので、差別発言する人たちにやった」と釈明したようだ。 なぜそれを日韓戦でやる必要がある? ウソの上塗りである。爻辭に「貞にす可し」とある。貞正にしていない、即ち、言い訳をコロコロと変えるのだ。これは判断辞ではなく、身の処し方を言う過ぎない。例えば、以前の占「リオネル=メッシ・来日・出場如何」の「永貞にして吉」の扱いと同じ。 従って、「咎 无し」が今回の占の直接の答えとなる。スッキリした示され方だろう。 奇はスタンドの旭日旗が旧日本軍を思わせるのどうのと言ったが、そもそも、朝鮮は、その旧日本軍によって、日清戦争の果てに清からの独立という実に千年来の悲願を適えて貰ったのではないの? その後、ロシアの収奪植民地になろうとしていたのを日露戦争の果てに保全されたが、そのことはどこへ行ったの? 李朝の借財は日露戦争後のそれは厳しい日本人の血税で肩代わりをして貰い、亡国同然の草木ばかりの国土は日本の国庫の持ち出しで一の一から一気に近代化まで進めて貰い、地方の貧民まで教育やハングル普及の施しを受け、戦後は財政・金融が傾く度に日本より手厚い支援を受け、そうして、親も同然に手取り足取り何から何まで日本に世話になっておきながら、連中の口から出るのは、以上に必然的に伴う傷みの上げつらいと謝罪要求のみ。 何が儒教精神の国だ。アホらしい。 今回の奇の振る舞いは朝鮮人のこれまでの態度の丸写し。韓国、個人的には好意の持てる人々ばかりなのに、ひと皮 捲ると、になって、まことにガッカリする。 正当な非難を口にしない、ただもう安全無難しかない去勢された日本のテレビ・新聞は益々 廃れてゆくだろう。 |
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夫婦同姓を定めた民法の規定は個人の尊重や両性の平等を保障した憲法に違反すると、東京ほかの30〜70代の男女5人が近く東京地裁へ提訴をする。 「選択的夫婦別姓」の導入十数年前に法務省の法制審議会で要綱が纏まったが、与党の自民党内で反対論が大きくて、民法改正への動きにはならなかった。対する民主党はこれを重要政策にして女性票の掘り起こしを図って来たが、やはり党内に反対論が相当あって、与党になっても法案の国会提出は全然 見えていない。 そこで、業を煮やして、司法判断を仰ごうということのようだ。この違憲訴訟は全国で初めて。 こちらもあとで姓が変わった一人で、姓については考えるところがあるが、夫婦別姓の是非というのは反対論のトップに来る家族の一体感がどうこうの話よりも、戦前までの“家”に繋がる制度やものの捉え方の扱いをどうするかのことが根っこにあるだろう。 「もしなかったらどうなる?」と疑問を起こしてみると、例えば、朝鮮社会では夫婦は別姓。どちらも父系を通して、子供は父の姓へ。ずっとそうだったことが何よりの理由だろうが、家族間の絆がどうこうの問題は聞かないし、あちらの家族意識はむしろ日本よりも強い。彼等にとって姓云々は何よりも自分の血の系譜「族譜」に関わる話で、中世まで遡って、「ウリは○○の子孫なり」と我を逞しゅうする。勿論、まともな族譜は殆どないようだ。 だから、20年前、神田神保町の三省堂の朝鮮半島関係の本を読み尽くした時にも思ったが、夫婦の姓の同異というのは慣習のレベルの問題で、姓は社会生活上のタグの話でしかないだろう、と。 それで、日本はと言うと、江戸時代には庶民は氏[姓]を使えなかったし(持ってはいた)、明治になると今の韓国と同じ父系制の別姓だった。それが 1898 年の民法制定で家制度[家父長制度]というものが拵えられ(← 大学受験で暗記したこれ、まだ覚えていることに感心する)、戦後の法改正を経て、夫婦同姓の規定だけが家族を規定するものとして残っている、と。 そこで、姓は個人を家族の一人たらしめるファミリー ネームだが、日本では名の一部のように捉えられているだろう。一つには、生来の“名”を失うように感じるから、「夫婦別姓を」という要求になるのではないかな。姓も○○屋も○○門もファミリー ネームであって、自分だけの名称は名。一家を構えたりそれを離れたりすれば、ファミリー ネームは変わるのが自然だ。 家制度の残滓は親がいて子がいての家族の概念と重なるところがあるから、全部をなくすわけにはいかない。実際、夫婦別姓を言っても、家族を構える場合、何らかのファミリー ネームがないと困るだろう。「佐藤さん」とか「山田さん」とか。それなら、どちらかの代々の姓を使うのが好さそうに思える。結婚を機に新たな姓を作ったって好いだろう、の話にもなって来る。韓国はそこは父系制があるからスッキリしている。 姓とは何ぞや、ともう一度 皆で考えた方が好さそうだ。
外卦【坎】の“険難” に向かって、三爻の内卦【乾】でわざわざ “動き出して”寇の禍を受ける、と。初爻・二爻とプロセスがあっての提訴なのだろうが、占の上では、もう少しジッとして時を待った方が好かった。 伏卦【水澤節】|||(← 左を上に。以下 同じ)で、これは一番にはこれまでの夫婦同姓という謂わば制約のことだろうが、判決の中味が制約のままであることもまた拾える。1人当たり 100 万円の慰謝料請求の点では敗訴と観る。 綜卦6【天水訟】||||に訴えを起こした画がある。外卦【乾】の“お上”に対して、内卦【坎】で“悩み”を抱えている。二〜四爻の互体【兌】で盛んに訴えている。 象傳に「災、外に在る也」とある。これだが、「災」は外卦【坎】の象で、これはまた“法律”なり“思想”なり“忍耐”なり“流転”なりで、また、互卦が【火澤睽】||||の「外」となっており、夫婦別姓の議論の場は外に求められるのではないかな。おそらく、国会。そちらでの議論に委ねられることになって、何か見通しの出来る五爻の時を待つべきだった、というようなことになりそうに観るが。 この人権派の弁護団もこの文化的な問題が司法サイドから動かせるとは考えていないだろう。更に上の法廷に進めても、最高裁の憲法審査にそぐわないと思う。 ただ、選択的夫婦別姓の導入は、中味がどうなるかは別にしても、時間の問題ではあるだろうから。 |
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左翼が国のトップに立った時の有り様がどれだけ気色の悪いものか、この数ヵ月で好く解った。昨年9月上旬の党代表選挙後の姿如何の占の「貞にして疾(ヤ)む」にはこの意味もあったようだ。ただ総理になりたいで、数十年も言いたいことを言って、人気獲りのパフォーマンスをやって来たデマゴーグが、「政治主導」を唱いながら法務経験ゼロの柳田 稔を法相に就けたり、「非武装中立」の空念仏を唱えていた旧社会党系のアホを並べたりしたのが今の内閣。 この日本丸の船長さん、右舷から国民魚雷を何発も喰らって右傾しながら、停船しようとせずに、どこまでも取り舵を切っている。「おまえらだけ永久に水没しとけ」と。こちらの感覚が間違っていなければ、菅 直人と仙谷 由人は国民からもう毛嫌いされている。 水没後を振り返れば、族議員さんたちの自民党。予算という税金をバラまいて身を保持し、国の財政をとんでもない借金漬けにした元凶。 どうなるんだ、この国は。
「知臨」・「大君の宜しき」・「吉」と素晴らしい爻辭だが、要は、五爻は陰陽 相応ずる二爻(内卦は党)の人材を登用して、中、即ち、党の内外のバランスを図り、内閣の状態は今よりはマシになって、今月 召集予定の通常国会(後記:〜6/21)に臨む。 首相の菅 直人は元日の首相公邸での新年会の挨拶で「通常国会ではやりたいことをやるために権力を掌握する」と意気込んだ。その通り【大震】で勢い立って進もうとするだろうが、陰爻過多、五爻は陰爻陽位の不正で、菅は再出発しても思うように力が振るえないままだろう。 一皮 剥けば天皇制廃止とか、国体否定のきな臭さが漂う御仁にフリー ハンドを与えられるわけがない。 彖辞「八月に至りて凶あり」、意味は勿論 承知しているが、もしそのまま取っても、そこまで持つとは思えない。あと数ヵ月。【地澤臨】はこういう占では持続性に乏しいことを察する。 そもそも錯卦【天山遯】||||(← 左を上に。以下 同じ)で、この内閣はもう消え去る状況にある。 それを、野党時代には「衆議院解散で、国民の信に問え」とことあるごとに叫んでいたのが、トカゲの尻尾切りに、また内閣改造に出た。この改造再開(= 竹のフシ)と仙谷らを切ること(= 問題の種を節する)は伏卦【水澤節】|||の一卦そのまま。 だが、それも[互卦]24【地雷復】|で、そう遠からず元の有り様に戻る。これでは、内閣支持率は持ち直しても、大したことはない筈。
この四爻の辞は、天下を暗黒ならしめる上爻の左の腹(= 外卦【坤】)の中に入って、その者の腹の中がすっかり分かってしまったので、これではどうすることも出来ないし、身の危険もあることを知って、決心して、その門庭を出て遁れ去る、門外に出る、と言った意味。 予算法案とその関連法案の国会通過では望ましい結果を見ないことは明らかだ(後記:開催期間 〜6/21)。民主党がここまで突っ張れば、自民党ほか公明党などの野党も予算関連法案を人質に取って徹底抗戦をやることだってあり得る。誰が国体委員長をやるのやら。 【地火明夷】は裏に【坎】の“法律”がある【離】の“予算案”が【坤】の地の下に潜った画。その四爻は君子が小人のために迷惑する象。 【雷火豐】|||が伏している。また事々しい風景になる。 具体的にはどういうことの画だろう? まず普通に、「門庭を出づ」は芳しからぬ結果でもって通常国会を終えて出る。一番には関連法案のことだろう。 それから、四爻は上爻の腹心にあたり、左腹に入って、出る。この「左」とは比較的 軽い扱いを受けることだが、どこぞと政権連立や政策協調を図って「門庭」としたものの、立ち行かずに手を切ること、と観るのも一つ。 ここで、上爻は四爻より上の存在、のようには見ない。それだと、上爻は自民党しかないから、自民党へ挙国一致を模索して拒否される、ような話になるが、現実感がないだろう。 次に、民主党政権自体の成り行きを質した。
「支持率低下に民主党はどうなる」の占と同卦同爻。 「攣如」で、おそらく少数政党と政策協調を図って、【風天小畜】によりまだ暫くの間 政権を維持する。与党であることの富をそちらにお裾分けする。 この卦は小しく【畜】止と言うが、なかなか止まり方の強いところがある。希望などを【畜】止されるとなると、これが思いの外キツイのだ。 それでは、政権陥落の時はいつか。 すぐ上の上爻にはその辺りの意は取れそうにない。 すると、序卦はこれと綜卦になっている【天澤履】|||||で、「雜卦傳」曰く「處(オ)らざる也」であり、即ち、ゆったり落ち着いていられないこと。この初爻が辞「素履(ソリ)す。往きて咎(トガ)无(ナ)し」で、実占では、例えば、付き合っていた人と別れ、束縛からも解き放たれて、独り往くことを取ったりする。こちらの持っている版の「増補 燗易斷」には【風天小畜】の爻位の占例は見当たらないが、試しにこれを取るとすると、五爻を今月として、3〜4月半ばを観てみよう。 とにかく、本能のレベルからして怪しまれるような左翼が並ぶ内閣なんていうのは、こちらは金輪際まっぴらだ。 |
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