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しかし、ずっと8〜9割もの支持を県民から得て来た。よく動き、働く。 そして、昨年 12/27 の報道によれば、今年 4/10 の東京都知事選挙へ出馬の意思を固めたが、もしその前に衆議院の解散があれば、そちらを狙う可能性もある、とのこと。しかし、その翌日、本人は記者会見でこの報道を否定して、都知事選挙への出馬については「今の時点では白紙」、「そういう事実は一切ない」と語った。 「国の仕組みを変えたい」と言うのに、都政とな? 現職の石原 慎太郎は「国を変えなきゃダメだ」が口癖になっているぐらいだ。全国知事会を実力部隊にしたい考えか、よく分からない。 まず、最近 一筮したものから書くと、
【水天需】とは宜しき時を需(マ)つ。「雜卦傳」には「進まざる也」と。 ただ、爻辭に「穴より出づ」とあり、爻象から観て、また、陰爻陰位で正を得てもおり、出馬か。 この「穴」とか「血」は外卦【坎】の象で、四爻はその一部。おそらくどこかの党の公認や団体の組織票の取り付けに絡んでのことだと思うが、今、「血で需つ」なんて非常に危うい状況にあり、困窮して「穴」に陥っている様で、そこから出る時を待っている。 どうやって穴から出るかと言えば、四爻は、下に初爻の陽爻の賢人と陰陽 相応じ、上に五爻の陽爻と陰陽 相比しており、柔順にこれらの陽爻の教えを聴いて、その指導に従うことによって、終に出る。助けを得る、と。四爻は三〜五爻の互体【離】の主爻で、開ける。 しかし、この卦・爻は人と競ったり争ったりすることについては宜しくない。綜卦【天水訟】||||(← 左を上に。以下 同じ)を俯瞰で観れば、「天水背行」の姿で、退くに如かず。 選挙など正にそれで、もし候補者争いのようなことが焦点になっていたりすると、しっかり穴から出られない、となりそうだが、そこは見えない。【水天需】は需つとしか言っておらず、どちらにも転がるから厄介だ。 また、「血に需つ」と言い、伏卦【澤天夬】の切る語感と言い、real に血を見る事態などはないことを願いたい。 さて、次。時間が戻るが、昨年9月下旬、東国原 氏、宮崎県 知事の再選に不出馬を表明して、すわ、都知事を狙うのか、との報道。これを受けて一筮していた。 この筮は、出馬の有無も判らずに、都知事選挙への行方を質したので、占的がまるで曖昧になっている。「どうなるんだろう?」と質したもので、念のため。本来は、出馬、当落の順で二筮 執るべき。
錯卦【震爲雷】||で、この筮の時、彼は内卦の国政(選挙区が宮崎県だろうから)と外卦の都政との二兎を追っている。ところが、得卦【巽爲風】で、外卦は【坎】を伏しているので、少なくとも都政の方は【巽】の“果たさず”となるだろう。 伏卦【水風井】|||はずっと目指して来たこの時になって、井戸の釣瓶が壊れて井戸の底にポシャリ。 互卦【火澤睽】||||とは国政の方に流れることか立卦していないので知らないが、本人には別の用途あり、外へ外れる。 この卦・爻は、優柔不断により、権勢と資本とを失うことを言っている。何か間に人が絡んでいるね。その計略に引っ掛かる。 以上のような案配で、都知事には、出馬はするが、当選はしない、と読む。 何度も書くように、勝ち負けを質す占では、ライバルのB・C・D〜についても卦を立てると、最初のAについての占も結果を失し、Aについての占だけで止めた場合はその限りではない、というまことに不思議な易理が働くので、ここで止めておきます。この先の世界の話はまた別の機会に。 とここまで書いて、念のため、今、東国原 氏が今年 都知事になるかと直接 質すと、57【巽爲風】四爻。 再筮をやらかしたかな。卦は弱いが、爻辭等を取るなら、これだと当選と取れる・・・。 二番目の占の判断は一応 保留。再筮だと思うが、こういう場合は妙な易理が働いたりするので、見物とします。順を踏んでやるんだった。 |
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