易占機考

姓名判断は信じられるか
2023/ 8/11-8/12
 姓名判断は、明治時代になって庶民が名字を持つようになると流派が乱立。要は数字遊び。
ヴィクトリア=ヌーランド
  熊崎 健翁 氏
 
 そこに、新聞記者から易学者に転身した熊崎 健翁 氏が易の64卦の配列[卦序]を総画数に使うというオリジナルの「熊崎式姓名学」を始め、昭和4年に雑誌「主婦の友」で発表。これが大流行となり、今の姓名判断の基礎に続いている。著書「姓名の神秘」が知られている。
 熊崎 氏は文明開化・科学礼賛にかぶれて、各地での講演では易を迷信と嘲っていたが、聴衆から「自分でやりもしないで分かるのか」と言われ、自分でやってみて、2年ほどでミイラになった。

 易学徒ならご承知のように、易の64卦の並び順が現在の形に落ち着いたのは支那の後漢の頃。誰かが今ある形に決めた。
 現在の最古のテキストは 1993 年 湖北省の東周時代の郭店楚墓から発見された竹簡と翌年 香港の古物市場に出回った竹簡を合わせた「楚竹書周易」で、秦の前の戦国時代の紀元前 300 年頃のもの。これには34の卦が記載され、卦序は、1【山水蒙】、2【水天需】、3【天水訟】、4【水地比】、5【地水師】〜33【水火旣濟】、34【火水未濟】。現行の1【乾爲天】・2【坤爲地】がなく、【地水師】と【水地比】が逆、全34卦で終わっている。
 ところが、これ以前の時代を背景とした占例が収められている「春秋左氏伝」には1【乾爲天】・2【坤爲地】もその他の卦も書かれている。
 1972 年に発見された「帛書周易」は前漢の紀元前 196 年・180 年に書かれており、現在の卦名・卦序・爻辭が異なるものの、64卦が見られる。

 で、姓名判断、こういう歴史の上に、いつからなのか、五つの運格(天格・人格・地格・外格・総格)とそれぞれ数の吉凶判断とか、何を根拠にそうするのか説明もない、ご商売のためのような雰囲気占いが世間に散らかっている。


占 題
 卦序と画数による姓名判断は信じ得るか(8/11)
 
三 遍 筮 法
得 卦

15 地山謙
伏卦 39 水山蹇
互卦 40 雷水解
錯卦 10 天澤履
綜卦 16 雷地豫
 九五、富めりとせずして(= 謙遜して)其の鄰[六四・上六](トナリ)と以(トモ)にす。(やむを得ざれば、謙遜の徳を)用て侵伐するに利(ヨロ)し。利しからざる无(ナ)し。
 象に曰く、(やむを得ざれば、謙遜の徳を)用て侵伐するに利しとは、服せざるを征する也。
 
 旁の「兼」を採ってどうなのやら、信じ得ないことはないけれど、卦は外卦【坤】の “地” の中の内卦【艮】の “山” で、目立たない。【艮】の64卦という蘊奥・信ずるものがあっても、容易に働かない。顕としてハッキリしないのだ。
 苦労が絶えない卦だから、64卦を使ったこれを更にゴチャゴチャと弄っても機能しそうにない。
 この卦はまた【艮】の門の外には【坤】の何もない画で、その真ん中を得ているので、 人々のマトモな信用を得ていない。

 人は「運が悪くなる」なんて言われると、そこは避けようとする。「戒名がないと靈があの世で迷う」のご商売のデマが生きているのと同じ。姓名判断もそこに大いに乗っかっていないか…。
 簡単だけれど、そんなところかな。

 私見を言うと、「数」というのは宇宙共通語がまさにこれであり、卜占では易を司る神妙な摂理とこれをやり取りするが、熊崎式姓名判断というのは、卦序の根拠と、文字の画数の数え方に大いに不安を感じる。

 以前「AIは卜筮に代わる機能をやがて手にするか」と質して、この卦・爻を得た。望み薄。



結 果
 

#易占 #易占い #占い #姓名判断



郵便局はまだ開いているか[無筮立卦]
2013/ 5/ 1
 いわき市街を車で走っている。18時少し前の筈だけど、腕時計を忘れた。震災の擦った揉んだの時に何とか手に入れた中古車には時計がない。さて、いつもの郵便局には間に合うか。


占 題
 東郵便局はまだ開いているか(2012/12/10)

無 筮 立 卦
本 卦

之 卦
16 雷地豫 22 山火賁
 
 何気に周囲の車のナンバーを見てやれと。無筮立卦。こちら、こういうのはフと思い付くことが成立の要件で、普段から何か構えがあるとダメ。くじ引きの時の意識過多のダメと同じ。
 すると、右斜め前を追い越すようにゆく車あり、ナンバーが 48-73。
 【雷地豫】→【山火賁】だ。
 買い物をするのに郵便局でお金を下ろそうと思いながら忘れた。これは、【雷地豫】の予めであり、怠りであり、買い物が出来ないピンチ。頭の上で“雷”が鳴っている。
 そして、【山火賁】なら“山”の下の“日”で、郵便局は閉店して閑散としており、賁(カザ)るようにして店舗のライトだけは点いているだろう、などと頭の中でグルグル描いて、到着すると、ハイ、キレイにその通り。

 これを変と観るなら、四爻変で、中筮法ではなかなか得ることはない。
 尚、車のナンバーの数字などで9や0があれば、それぞれ1・2とする。0は1の前なので8でも宜しくて、要は決めておく。【乾】・【兌】または【坤】の割合が他の小成卦の倍になるじゃないか、と言いたくなるが、卦を立てよう、ナンバーを見ようと思い付くことを含めて、そこに人為はないだろう。



生年月日・姓名に後天運を観る /神道姓名易
2008/ 3/17
 (前稿の続き)

 では、「神道 '姓名' 易」をご紹介。人の後天運を観る術という。
 指紋易を感得したと同時に姓名易を(どこぞの神より)伝えられ、長い間かかってその的確なることを実証してきたという。「的確なることを実証してきた」とのことなので採り上げてみたのだが・・・。

や り 方
外 卦
 生まれた年・月・日の数を足し
、八卦の8で割って余りの数を出す。1乾・2兌・3離・4震・5巽・6坎・7艮・8坤。この「年」は昭和や平成などの年。
内 卦
 生まれた年・月・日の合計に氏名の名の頭の文字の画数を足し
、8で割って余りの数を出す。

 久しぶりに井上 訓子[青山 倫子]さんを登場させてやってみると、
 生年月日:昭和53年12月29日
 氏名の名の頭の文字:訓(10画)

 外卦[天運]:
   53+12+29=94、余り6【坎】
 内卦[地運]:
   53+12+29+10=104、余り8【坤】

9 水地比
 
 指紋易と違ってこちらは全64卦が使われる。
 外卦に当たる「天運」の意味とはそのまま。内卦に当たる「地運」とは「大地の上に生まれた貴方の動きなのです 荒魂振りです」という。

 しかし、この術はどうだろう。
 まず、卦の出し方が以前に書いた梅花心易(先天法)のそれとそっくりだ。違いは、内卦を出すところの年・月・日・時の「時柱」に代わって、名の頭の文字の画数が使われるだけ。それと、梅花心易は融通無碍に西暦も使うが、こちらは神道を冠するだけあって年号のみ。日本の四柱推命しかりで、日本では生まれた時間までは知らない人が多いから代わりに名の頭の文字の画数を持って来たのではないか、と失礼ながら思えてしまう。この構造を使いながら「時柱」を無視したり、そこに名の頭の文字をはめるというのは奇異だ。
 それなら素直に、外卦(年+月+日)、内卦(年+月+日+時)でいいだろう。ちなみに、私はどちらでやっても 30【離爲火】||||(← 左を上にして見る)。芸術・芸能向きなんですか・・・。

 名の頭の文字をここに使う理由については、氏名を縦書きして人体に重ねると人の肚(ハラ)に当たるところがそれであり、「姓名易は肚に宿る姓名力が中心になって生まれてくる運命学です」「肚には臍(ヘソ)がございまして 臍から 父母の遺伝と当人の 荒魂 が鳴り出してまいります つまり 肚こそは当人の響きを表してくる大切な姓名の中心点になる訳です」と肚を強調するだけで何だか雰囲気先行の説明になっている。

 ともかく、占術の正否はそれが現実と一致する一般構造を持っているかどうかということ。現実の荒波に常に耐えるものでなければ動物占いになる。
 しかし、その前に、これ、四柱推命に、姓名に、周易に、神道に、術が拠って立つ考え方や思想がちゃんぽんとなっていることをこの作者はどうお考えだろうか。



指紋に先天運を観る /神道指紋易
2008/ 3/16-3/17
 手の指紋から大成卦を起こして人の運命を観る術がある、というのを以前から聞いていて、その方法が分かったのでご紹介。手相でも五指の指紋の並びを観るものがあるが、ここで採り上げるのは曰く「神道指紋易」

  ●高良容像 著
●神道日垣の庭 刊
●初版 1980/ 5
●517 ページ
●ハード カバー、外函
●10,000 円
 
 日本の神道で中国四千年の周易を扱う、しかも指紋を媒介に、奇異な感がしないでもない。古神道では周易は天津菅曾が元になったなどと同祖的に言う人がいるが。
 この術の主は「神道日垣の庭」を主宰する高良 容像という人物。その「神道指紋易 付 姓名易」という大ぶりな書には「私は、神感に依って体得した運命判断の法として『人間の指紋』を易経で解釈することを知りました 〜この方法を用いますと 人間の運命が手に取るように分かります あなた方の宿命が浮かびあがってまいります」とある。「神道指紋易〜」も各卦の講釈を読んだが、簡単に言うとピンと来ない。
 ともかく、いわゆる指紋易は高良氏のオリジナルではない。同様に大成卦を起こして観るのものが中国に昔から存在する。

や り 方
巻紋は陽、流紋は陰に当てる。
 指紋と言っても様々な形があり、指紋の中心から三環まで巻いていれば巻紋、それ以外を流紋に入れる、としている。
左手は親指を初爻に当てて人さし指以下を上に積み上げ、右手は小指を初爻に当てて薬指以下を上に。
●但し、指は5本、爻は6つであるので、中指を2本と数えて三・四爻に当てる。
●あとは示された卦を読んで生まれながらの運命なるものを探る。爻は出さなはい。

 では、私の左手でやってみると、

小指・・・巻紋(陽)
薬指・・・巻紋(陽)
中指・・・流紋(陰)
人指・・・流紋(陰)
親指・・・流紋(陰)

20 風地觀
 やはり神道に御縁がある?
 
 「神道指紋易〜」によると、卦の出し方は簡単。
 左手から作られる卦は先手運で「あなたが神様から霊魂を生んでいただいた時から身についている天性を見ることができます」 右手から作られる卦は後手運で「あなたが両親から受け継いだ因縁と、自己の天性と努力に依って展開されるところの 人生模様 が表れております」と。
 その一方で、この指紋易では先天運が判り、この術とは別に存在する「神道 '姓名' 易」では後天運(後にご紹介)が示されるというから、ワケが分からない。
 尚、“指紋易”に関する他の資料を見ると、爻の指への振り方は、左右のいずれも小指を初爻としており、こちらが一般的なようだ。すると、私の場合、左手の卦は 19【地澤臨】||(← 左を上に。以下 同じ)になる、かな。よく判別がつかないが。

 私の場合、面白いのは右手で、薬指の先を子供の頃に少しケガをしてしまったのだが、試みにこれ[二爻]を変としてみると、41【山澤損】|||から 27【山雷頥】|| への動きに。親指が巻紋のようにも採れるが、これはかなわない。爻辞は好いのだが。後天運は姓名易にでもお任せします。

 それから、指紋易では中指の陰陽を三・四爻に当てるから、全64卦の内の三・四爻の陰陽が同じ32卦だけが使われることになる。
 この64卦を二分するということが卦の構造のナゾを探る点で非常に興味深いので稿の最後に書き出してみた。いわゆる伏卦も、分け方はまるで違うのだが、64卦をある規則に従って二分して判断することになる。

 最後に卦読みのことで、個々の卦から汲み取る内容が神道的解釈というのか易占で注視する要素とちょっと異なるのだ。これは一つ一つ書けないので書籍を読んで頂くしかない → 「神道日垣の庭」公式サイト


使われる卦
使われない卦
【乾爲天】||||||
【坤爲地】

【水雷屯】||×
【山水蒙】||
【地水師】|
【水地比】|
【天火同人】|||||
【火天大有】|||||
【地澤臨】||
【風地觀】||
【山地剥】|
【地雷復】|
【山雷頥】||
【澤風大過】||||
【坎爲水】||×
【離爲火】||||
【澤山咸】|||
【雷風恆】|||
【天山遯】||||
【雷天大壯】||||
【山澤損】|||
【風雷Y】|||
【澤天夬】|||||
【天風姤】|||||
【澤火革】||||
【火風鼎】||||
【雷火豐】|||
【火山旅】|||
【風水渙】|||
【水澤節】|||
【風澤中孚】||||
【雷山小過】||
【水天需】||||
【天水訟】||||
【風天小畜】|||||
【天澤履】|||||
【地天泰】|||
【天地否】|||
【地山謙】|
【雷地豫】|
【澤雷隨】|||
【山風蠱】|||
【火雷噬嗑】|||
【山火賁】|||
【天雷无妄】||||
【山天大畜】||||
【火地晉】||
【地火明夷】||
【風火家人】||||
【火澤睽】||||
【水山蹇】||×
【雷水解】||
【澤地萃】||
【地風升】||
【澤水困】|||×
【水風井】|||
【震爲雷】||
【艮爲山】||

【風山漸】|||
【雷澤歸妹】|||
【巽爲風】||||
【兌爲澤】||||

【水火旣濟】|||
【火水未濟】|||
●八純卦・帰魂の卦・遊魂の卦はそれぞれ4対4に、四難卦は2対2に分けられる。
●「大過」「小過」は使われ、「大畜」「小畜」は使われない。
●「進む・昇る」の意味の3卦は使用されない方に。



森羅万象に象意あり /梅花心易の話
2007/10/10
 中国の宋の時代、古都 洛陽に邵 雍[ショウ ヨウ 邵 康節](1011-1077)という中国では誰でも知っている易者・儒学者がおりました。物凄い自信家の上に勉強家だったそうで、謂わば、四季や十干・十二支など身近な数の掛け合わせによって天地自然の理と対話することに一生 励んだ人であります。

五行と八卦の関係
 木…春(1〜3月)、東、青、仁、
   申・乙、寅・卯
 火…夏(4〜6月)、南、赤、礼
   丙・丁、巳・午
 土…四季の土用、四隅、黄、信
   戊・己、丑・辰・未・戌
 金…秋(7〜9月)、西、白、義
   庚・辛、申・酉
 水…冬(10〜12月)、北、黒、智
   壬・癸、子・辛
 
 その邵がある冬の夕刻に息子と炉を囲んで暖を取っていると、外の門の戸を叩く者がありました。どうもお隣の農家のご主人らしく、何か借りものをしたい様子。初め戸を一つ叩き、続いて五つ叩くのでした。そこで、邵はそのご主人が口を開くのをちょっと制して、我が子の方を向くと、そのご主人は何を借りたくて来たのか占わせたのであります。
 息子が判ずるに、初めに一声、次に五声だから、これは乾金・巽木。乾金は短くて巽木は長いので、これは金属と棒で出来た鋤(スキ)でしょう、と答えました。

 これは、1・2・3・4〜の数を八卦の乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤に当てて、次に、八卦に五行(木・火・土・金・水)の考え方が融合した陰陽五行思想による相関関係(図 →)から「乾金・巽木」としたわけです。
 易にも、陰陽・八卦の運用で見る一般的な易[周易]や、周易の道具を使いながら五行の万物循環の考え方から断じる五行易[断易]などがあります。私は陰陽八卦の構造に五行の要素を混ぜ込むことにがそもそもドーカナーなので、周易まっしぐらですが。

 さて、邵は息子の読みについてどうしたかと言いますと、お隣さんが借りに来たのは鋤ではなくて斧だろうと判じたのでした。
 それで、門を開いてお隣のご主人に来意を窺うと、その通り「斧を借りに伺いました」とのこと。
 邵、息子に曰く、「得卦から言えば鋤とも斧とも判断できるが、今は夕刻だ。畑仕事に使う鋤が要るなら明朝でよいだろう。今宵は寒いから炉にくべる薪を割らなくてはならない。だから斧なのだ。そういう物事の理というものを考えて判断するのがよいのだよ」。
 その通り。卦読みには常識とか物事の理を利かせないと情けないことになります。


梅花心易(先天法)の手順
 今日 2007年10月10日 午前8時を例に取ると、
外卦:(2007+10+10)÷8
 余り 3
・・・【離】
内卦:(2007+10+10+8)÷8
 余り 3
・・・【離】
爻:(2007+10+10+8)÷6
 余り 1
・・・初爻


30 離爲火
※ 西暦を使うのが善いかどうか・・・。
 
 実はこの邵 雍、何かを占いたいと思った時(= 占機)の年・月・日・時刻を使って卦を起こし、断ずる「梅花心易」というものをこしらえた人(ということになっています)。
 彼の筆とされる「邵氏見聞録」によると、ある時、邵が梅の花を眺めていると、二羽の雀が絡み合って地面に落ちたのです。占機が動いたと感じて易で卦を立てると、49【澤火革】||||(← 左を上にして見る)の初爻変。「明晩、隣の娘が梅の木を折ろうとしてこれに登り、落ちて足に怪我をするのだ」と判じたのでした。果たして、その通りのことが起きた(得卦と五行からいろいろ推断したもの)・・・。
 江戸時代に「邵康節先生心易梅花數序」が伝えられ、梅花心易なんて通称が出来ました。

 筮竹・サイコロなどの道具を使わないのがこの易占術の特徴。
 これは算出のやり方(→)についての是非はともかく、占機という今現在を偶然に非ざるものとしてつまみ上げて、且つ、その“時”が問いの答えを蔵するとする占法なのですね。このシンクロニシティー現象みたいな妙な構造がよく掴めず、普段は周易で間に合っていることもあって、こちらにはまだまだ未知の領域。
 実は周易の占験というのも因果律とは明らかに次元的なものが異なる“ある原理”の上に成り立っていることでは同じ。この構造の全体像にタッチしていることは究極に面白いものがあります。

 それから、梅花心易には、もう一つ。目に触れたもの、耳に聞こえたもの、心に感じたもの、その他あらゆるものから数を取り出し、八卦に置き換えて断ずる占法(三要応法)もあります。先の邵親子のやり取りがこれ。
 こちらの方は、易の卦読みの場合と同じく、現象を卦に化して読むことだから納得がいきます。


 森羅万象の隅々にまで、象意なきものはなし。古今東西のあらゆるものが卦・爻を宿す。梅花心易を含めて、易占の底にはそういう原理があって、その取り出し方は実に様々。というお話でした。



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