革命者・カダフィー

カダフィーもジャスミンに消ゆ
2011/ 2/28、3/ 2、3/ 3、2013/ 4/11
 ジャスミン[茉莉花]革命はチュニジア、エジプトと来て、両国の間に挟まれたリビアでも元首のムアンマル・アル=カダフィが首都トリポリで踏ん張っているが、反政府勢力の拡大の前に風前の灯火。
 2003 年、イラクのサッダーム=フセインが核保有のでっち上げでもってジョージ=W=ブッシュが送った米軍の特殊部隊等に攻め込まれて捕まり、自国でシーア派住民 148 人を殺害した罪で絞首刑にされたのを見て、すぐさま核放棄に走ったカダフィ。何のための永き反欧米と多大な流血だったのか…。しかし、この人はダイナミズムのあるリーダーだった。


占 題
 リビアでは市民革命が成立するか

三 遍 筮 法
本 卦

57 巽爲風
伏卦  9 風天小畜
互卦 38 火澤暌
錯卦 51 震爲雷
綜卦 58 兌爲澤
 初六、(九二に従おうとして)進み退く。武人の貞(カタ)きに利(ヨロ)し。
 象に曰く、進み退くとは、志 疑ふ也。武人の貞きに利しとは、志 治まる也。
 
 2/19 の筮。反体制勢力の側から質した。
 初爻は柔弱ゆえに「武人の貞に利し」。最終決着までには一進一退あり、やはりこの卦の上爻「其の資斧を亡ふ」にあたる 2/24・25 ではなかった。それは、地方都市の陥落のこと。爻は月単位で時間が掛かる。
 重【巽】で、そちこちの大都市で互いの “命令” が飛び交う。
 カダフィの戦力が尽きるのはいつになるかな。卦を一つ跨ぐが、試しに、59【風水渙】|||五爻の「大號」の王政復古の時、 3/ 7・8 を見てみよう。

 面倒くさい。時世の出来事をいちいち追い掛けるのはやめた。易占は、ちゃんと卦読みが出来るなら、当たるもの。



 NATOや U.S.A. がリビアに軍隊を派遣、と。空爆で都市の奪還を図るカダフィの体制派を阻止せんとする。
 また、反政府勢力は国連に体制派の傭兵の拠点を空爆する要請をした。
 まさに重【巽】の双方の “命令” であり、一進一退。「巽は称(ハカ)りて隠る」か。



占 題
 カダフィはこの内乱の末にどうなるか

 35【火地晉】||五爻

 これはナゾ解きだね。辞で読んだら、これから劣勢を盛り返して仕舞う。君臨する。
 報道されている状況からすれば、内卦【坤】の “大地” の上に外卦【離】で “戦い” にて “焼かれる” 画。或いは、【離】は “戦争” で地上戦。
 互卦 39【水山蹇】||も、内卦【艮】の “山” なり “建物” なり “寺院” なりの上に外卦【坎】の “魂”…。


占 題
 カダフィはこの内乱を持ち堪えるか

 52【艮爲山】||四爻

 この【艮】は“ 墓” ではないのか。最初の占のは重【巽】の両者 物ごと果たさず、の方。全て期間を区切って観るんだった。
 どうも再筮になって、占示がその時その時の現在状況になる。



結 果
 地方に逃げ隠れたが、反体制勢力に路上で攻め込まれ、同年 12/20 に死亡が確認された。やはり「ジャスミンに消ゆ」。
 時期は【巽爲風】||||初六が2月半ばで、序卦 58【兌爲澤】||||九五が12月に当たり、「(上六が九五を)剥[上六]に孚あり。q(アヤ)うきこと有り」。これはきついね。



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