児玉 龍彦の真偽如何

カギは染色体 7-q-11
2016/ 8/ 5-8/ 6、8/ 7
 第7染色体のqの 11 領域の異常、つまり、放射線やフリー ラジカル(= 放射線が体内の水分子と接触して生ずる)がDNAを切断することで出来るDNAの3コピーはチェルノブイリ原発事故による甲状腺癌には約4割に見られるが、他の甲状腺癌には1例も見られないことが分かっている。原因は主としてヨウ素の吸引被曝とされている。
  学識、正義感、行動力、誠実さ、
大変 信頼できる先生。
民間の県民健康調査検討委員会のトップをお願いしたい。
 
 だから、福島県立医大は 172 人(2016/ 3/31 現在)に膨らんでいる原発事故当時18年以下の悪性・悪性疑いの子供たちの染色体 7-q-11 を調べれば被曝・原発事故との因果関係はハッキリするじゃないか、早くやらんか、と児玉 龍彦 教授(東京大学アイソトープ総合センター長/内科学、分子生物学)。
 この最新の研究は 2011 年の暮れにこの いわき市の仮設住宅で先生が専門的な講演をやってくださった時にも話をされていたが、我々としてはまだ具体的に動きようがなかった。それが、こちらの知人らが大変 苦労してこの被害者の親子らを束ね、全国各地で原発再稼働を阻止する訴訟を展開している河合 弘之 弁護士を会の顔にして、被害者の会の「311甲状腺がん家族の会」をこの春に立ち上げたので、あとは遺伝子検査をするだけだ。県立医大を信頼できる筈もないので、検査元は別に求める。

 すると、約4割の確率だから患者それぞれの甲状腺癌が原発事故由来とは言い切れないが、「県民健康調査」検討委員会も認めるこの過剰発生と原発事故との因果関係はハッキリするのではないか。東京電力ホールディングス(株)の刑事責任を問えるわけで、状況は大きく前進するだろう、と。



 他方、これに一言 言いたげなのが、原子力規制委員でもある伴 信彦 教授(東京医療保健大学東が丘・立川看護学部)。
 要は、染色体 7-q-11 に重複があれば甲状腺癌になるとは限らない、と言っており、ちっとも児玉 教授への抗弁になっていない
 盛んに遺伝子検査をさせまいとしており、背景が分かるというものだ。
 で、「まず、小児甲状腺癌の患者はでないと予測されます」と。残念でした。

 この男は深刻な初期被曝をした双葉町・大熊町などの住民らが健康調査をされていないことを自身がメンバーになっている UNSCEAR[原子放射線の影響に関する国連科学委員会]に対して報告しようとせず(こちらがこの春 UNSCEAR の事務局長に直接 確認済み)、“国際原子力マフィア”は「福島では 500 mSv 以上の被曝は一人もいない」とするデタラメを未だに続けている。

 「チェルノブイリ級の無茶苦茶な被曝であっても」?
 2011/ 3/14、3号機のあの上空に大砲を撃ったような大爆発は圧力容器・格納容器が吹き飛んだ公算が高い。つまり、チェルノブイリ原発4号機の爆発と変わらない。
 また、カリフォルニア州 天然資源庁の沿岸委員会天然資源庁の沿岸委員会は 2014/ 4/30 付けで、福島第一原発事故によるセシウム 134+136+137 の大気中や海への放出量はチェルノブイリの1.7倍に達すると報告している。



占 題
 染色体 7-q-11 の異常の多発を社会に問えるか(8/ 6)

三 遍 筮 法
得 卦

20 風地觀
伏卦 53 風山漸
互卦 23 山地剥
錯卦 34 雷天大壯
綜卦 19 地澤臨
 六三、我が生を觀て進み退く。
 象に曰く、我が生を觀て進み退くとは、未だ道を失はざる也。
 
 裏に 53【風山漸】|||(← 左を上にして見る。以下 同じ)で、問題の究明のワン ステップだが、この爻だと、7-q-11 に異常のある子供、ない子供がいて、後者の場合は原発事故とは無関係の結論にされ兼ねず、患者の間で難しさが出て来るかも知れない。
 そして、小児甲状腺癌の多発の理由の場合と同様に、あれこれ異論を並べる連中が出て来ることが想像される。この染色体 7-q-11 以外の特徴が出てこないものか、と思うが、常に科学的な論争が付きまとい、永い月日が掛かる。
 何れにしても、子供に甲状腺癌が爆発的に増えて、更に騒ぎとなって、政治決着しかマトモな解決はないだろう。この国は本当に酷い。


占 題
 7-q-11 の異常の多発で東電HDの刑事責任を問えるか(8/ 7)

三 遍 筮 法
得 卦

39 水山蹇
伏卦 63 水火旣濟
互卦 64 火水未濟
錯卦 38 火澤暌
綜卦 40 雷水解
 初六、往けば蹇(ナヤ)み、來たれば(= 止まっていれば)譽あり。
 象に曰く、往けば蹇み來たれば譽ありとは、宜しく(時を)待つ可き也。
 
 この跛(アシナエ)の卦は九五・上六の時になって跛が解けて前に進めるようになる。得た初六を本年として、東京オリンピックの 2020 年頃に訴訟の判断を得るなり、宜しき兆しあり。翌年頃には形を得るなり、より状況がハッキリするだろう。この訴訟の年月も健康問題となれば判決が急がれるし、そんなものかも知れない。

 この卦・爻で言うと、TBSの小林 悠アナの仏縁を 2012/10/16 に質して、「天職はタレント アナやこの業界の管理職とは別にありそうな」と読み、九五に当たる 2016 年頃に人生の変化を観た。
 そして、実際、彼女は今年3月に退社。同僚の元彼との問題が社内に拡がったようで、テレビの世界に戻ることはない、と突然テレビの世界から消えた。



結 果
 



児玉 龍彦 先生「除染はできる」のあまり
2015/ 5/26
 福島県の東半分のそちこちの環境放射線モニタリング ポストで、空間線量が通常値の10倍も 100 倍も、時には1mSv/h を超えて急上昇(・急降下)する現象が3.11以後 頻発している問題

  合理と情念
 
 方々の新聞・雑誌に話をしているが、「原因が分からないとなあ」と。異常値が出ると、原子力規制庁の監視情報課では契約する事業者を問題の環境放射線モニタリング ポストにやって、毎回々々、地上1m高でその周囲を測るだけで問題なしにして「機器の不具合」などとして片付けている。ただの一度も線源が原因と認めたことがない。「原因追求を始めたら『県民健康調査』検討委員会の神学論争みたいになること分かるだろう」と口から出そうになるのを呑み込んで、これを扱うマスコミとしたらそうかなと、それで、今、環境放射能学など、有名どころの先生方に見解を窺っている。こちらの推論やアプローチに穴があれば指摘して貰いたい、と。
 北隣の楢葉町の除染評価委員長を務める児玉 龍彦 教授(東京大学アイソトープ総合センター長/62)はやり取りを公にしてかまわないとのことなので。
 それで、コンタクトを執る前に一筮 執った。


占 題
 この件、児玉 龍彦 教授に話をしてみて如何(5/ 9)

三 遍 筮 法
得 卦

38 火澤暌
伏卦 41 山澤損
互卦 63 水火旣濟
錯卦 39 水山蹇
綜卦 37 風火家人
 九四、暌(ソム)きて孤(ヒトリ)。元夫[初九](= 善良なる人、大なる人)[兀夫 = 処刑で片足を断られた人]に遇ひ、交(コモゴモ)孚(マコト)あり。q(アヤ)うけれども咎(トガ)无(ナ)し。
 象に曰く、交 孚あり咎 无しとは、志 行はるる也。
 
 外卦【離】智の人(裏は【坎】)に対して内卦【兌】で “語りかける” 形。
 所詮は暌(ソム)くの卦で、その中での吉爻というに過ぎない。背いて離れていた者同士が和順に向かう外卦でも一番下。この九四、こちらは「気休めの爻」と観ている。
 この問題について、多分、先生とは認識が一致なんてことにはならないだろう、と読んだ。例えば、これは普通に考えれば認識に大差は出ないだろうからそこでは一致したとしても、ではどう対処するかの所で考えが別れるとか、肝心な部分ではソリが合わない。少なくても、思いを一つにして何かに一緒に取り組むようなことにはならない。
 基本、暌(ソム)く。他の爻と違って、応じる位地の初九とは陽爻同士で不応。
 「兀夫」ねぇ。

 案の定、「事故後の放出については、特に3号機の事故の正確な評価が必要です」「第一原発構内での異常事態発生に注意すること、そうした事態が起こったときに規制委員会がきちんと報告することが鍵です」「これからも引き続き原発敷地内の動きと規制当局の通報体制をチェックしていくことが大事と思います」と3号機の話だけで、異常値については全く触れることがない。問題は、異常値の主因が何か、現実の被曝評価はどうするべきか、ここで暮らすことの可否だが、答えて頂けない。
 その後、先生はこちらのWEBページをほぼ読まずに返信されていることに気付いたので説明を加えたが、モニタリング ポストの数値には色々ノイズが付き物なので、実測が出来ないと意味を持たない、評価ができない、とのこと。確かに実証ということではそうだが、規制庁がしようとしないし、今更 調べようがない。しかし、無視できるような現象ではないし、ポストの県外との台数比から見た頻度の多さ(約7倍)や絶対値のレベルの全くの違いから言って、これらのおびただしい異常値は故障の類ではとても説明がつかないわけだ。こちらはそこを言っている。それなら、客観的な蓋然性で判断することではないのか。そこをどうお考えになるか窺いたかったが、先生としては一つ一つ厳密に見ないと何とも言えないし、そんな時間もない、というところ。
 想像していたよりも手前のところで、情報理解の面で噛み合わないという齟齬が出た。ここが結果。

 次に、先生の根っこの問題。先生は原発事故の年の 12/22 のこの仮設住宅での講演でも、もう放射性物質は殆ど飛んでいないと言われて、こちらは大いに疑問だった。3号機のあの大爆発の映像やNRC[米・原子力規制委員会]報告でも分かる通り、大量の燃料棒自体が雲散霧消して、飛散している。吸引被曝問題がないと言われて頷けるか。そのガレキ・ダストの吹き溜まりと舞い上がりは規制庁の監視情報課も認める通りで、空間線量率の 100 μSv/h や1mSv/h 以上もの数値は燃料棒の存在なしには説明がつかないように思う。
 先生は「除染はできる、元の環境に戻す」の信念で福島に関わっているので、この日常的な複合汚染・多重被曝という現実でも、住民の地元離れに繋がることは言おうとされない。プルトニウムやウランのスポットを見定める必要には同意されるのに。こちらはその辺りに強い疑念がある。

 先生の認識は改まるだろうかと一筮 執ると、9【風天小畜】|||||九三なので、この問題への関心はどこかへ。マッピングした数値は全て規制庁発表のデータだと説明したが、シグナルかノイズか分からないの一般論で片付けられて仕舞って、そこ止まり。よく卦を得ている。

 先生は以前「100 μSv/h でも子供は外で遊んで大丈夫」の山下 俊一のような人間について「学者は “政治家” をやってはダメ」と、山下のパターナリズムを批判されていた(山下らが県内せ回ってひたすら県民を足止めしたのは実際には追跡検査 = 人体実験をしたいがためで間違いない)。だが、児玉 先生も「除染はできる」の思いから、そういう “ミイラ” になって仕舞っていないか。つまり、「安全・安心」としたがる。
 故・小室 直 樹先生の言葉じゃないが、人はどれだけ合理的なことを語っても、根っこには不合理な(独善の)情念がある。そのことを考えさせられる。



児玉 龍彦 教授の真意
2015/ 2/24
 児玉 龍彦 教授(東京大学アイソトープ総合センター長)は体内や環境中の核種について、以前は例えば下の動画のように微少なレベルでも危険だと言っていたのが、除染評価委員長をしている福島県 楢葉町では帰町しても問題ないようなことを発言している。
 引っ掛かっているのは、西尾 正道 先生(北海道がんセンター名誉院長)や矢ヶ崎 克馬 先生(琉球大学 名誉教授)とは違って、吸引被曝は食物被曝とは何桁も桁違いに危険であることを一切 口にしないこと。2011 年の暮れには各地で「放射性物質はもう飛んでいません」と。こちらはこの仮設住宅でも空間線量にスパイクがあることを説明した。
 3号機のあの大爆発は国・東電が言う爆発と思っているのか? 燃料棒が吹き飛んだことを電話会談でやり取りしている内容のNRC[米・原子力規制委員会]報告書のことは? ウラン・プルトニウムなどの飛散には決して触れない。
 先生は想像力が欠けているか、被害者の状態の観察(専門の臨床)の方向に視野が囚われているのか、あるいは、我々は巧妙に騙されているのか。

 「… セシウムが何とかだから埋めても大丈夫って言うんだけど、我々が心配しているのは、セシウムがくっ付いている粒子に他の核種が付いているかも知れないという心配をしていて、そういう意味で処分場を作るという話の時に『隔離した方がいいですよ』と」。以下、最後の10秒。


占 題
 吸引被曝に触れない児玉 龍彦 教授の真意如何(2/24)

三 遍 筮 法
得 卦

30 離爲火
伏卦 55 雷火豐
互卦 28 澤風大過
錯卦 29 坎爲水
綜卦 30 離爲火
 上九、王[六五](上九を)用ひて出征す。嘉(ヨ)きこと有りて(乱賊の)首(カシラ = 首領)を折る。獲るもの其の醜(タグイ = 類)に匪らざれば、咎(トガ)无(ナ)し。
 象に曰く、王[六五](上九を)用ひて出征すとは、以て邦(クニ)を正す也。
 
 面白いね。この卦の【離】は“眼”であり、不安定なエネルギーの状態や付かず離れずの意からして“核種”の象。
 上九で、要するに、いつかの発言にもあったように、先生としてはこの状況においては、ベクレル数からして兎に角セシウムの排除・隔離を進めるべきだと考えていて、その他の核種についてはまあ二の次と思っている。今では。
 重【離】の最上爻で、ある種 片目で見ている(左だからまあ良いが)、片方の核種に眼が向いている。【離】の明智には違いないが、バランスを欠いている。やり過ぎ。我々にはそこが問題。
 裏に【雷火豐】|||(← 左を上にして見る。以下 同じ)というのは、福島第一原発周辺のゴースト タウンの状況を眼にして、憂えているわけだ。先生が地域を再生したいと思っていることは言うまでもないし、それは住民なしでは叶わぬこと。
 そして、裏に 29【坎爲水】||。何か陥穽がある・・・。



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