本田 圭佑の大口

ACミランの10番?
2014/ 1/ 9、2017/ 5/30
 本田 圭佑[MF](27)、ACミラン[ITA]との契約に当たって、クラブに10番を求めた。今朝の記者会見は如何にも、大物選手がやって来た、だ。正直、運動能力は人並みだと思うが。
 半年前、F.C.バルセロナ[ESP]が過去最高額の移籍金75億円でサントス[BRA]から引き抜いたネイマール[FW/BRA](21)が入団会見で「バルセロナの選手になれて幸福だ。世界一の選手になろうと考えたことはない。その人物はここにいる。(リオネル=)メッシがもっとバロンドールを取れるよう助けに来た」「(破格の移籍金額については)その価値があるとは思わないが、夢をかなえてくれたバルセロナに感謝する」と至って謙虚に挨拶していたのとつい比べて見てしまう。
 2003/12 の横浜国際総合競技場で黄金期のボカジュニオルス[ARG]との一大決戦的だったトヨタカップ(カルロス=テヴェス[FW]はワールド ユースを蹴ってこちらに参加)を経験しているこちらとしたら(当時もカカ[MF]が在籍していた)、何だかお安い今のミラン。セリエA11位に低迷中。UEFA チャンピオンズリーグではグループ リーグをバルサに次いで2位で通過。


占 題
 本田 圭佑のACミランでの活躍如何(1/ 9)

三 遍 筮 法
得 卦

10 天澤履
伏卦 6 天水訟
互卦 37 風火家人
錯卦 15 地山謙
綜卦 9 風天小畜
 初九、素履す(= 自分本来のありのままの心で為すべきを履み行う)。(微賤なる位で応も比もなく)往きて咎(トガ)无(ナ)し。
 象に曰く、素履の往くは、獨り願ひを行ふ也。
 
 【天澤履】で初九であれば、特に初年度なり1年に注目してみたい。
 爻辭の「素」・・・その通り、ちょっと主張の強い変わり者が無邪気に我が意を通した、10番をせがんで、と言ったところ。この点では「咎 无し」で否定的な声を受けることもないだろうし、実際、これまでの日本人選手と違って自信たっぷりなところが概ね好意的に受け止められているようだ。
 だが、陽爻が陽位に在る正により多少 才能を見せることは否定しないが、初爻を踏んだだけであり、ここで戦力としては微弱と言える。
 そして、【天澤履】の恐る恐る慎重に階段を履(フ)んで進むべきところ、他者への礼節を要するところが、不遜。且つ、応爻・比爻がないので助力・支援がなくて、裏が 6【天水訟】||||(← 左を上にして見る。以下 同じ)の「天水背行」であれば、チームで浮きそうだし、何より選手として期待ハズレの声を貰いそうだ。
 記者会見で記者が「世界があなたに注目しているが」と前置きするわ、こんな鳴り物入りの移籍に、「素履」は失敗の類に思える。
 錯卦【地山謙】|の縁の下の力持ち的な位置付けのようだけれども。
 あとは、自分の「素」を伸ばせるか、どう伸ばすかがテーマになりそうだ。

 ミランも、本田が優先獲得選手だったら、この超ビッグクラブが移籍金ゼロになるのを待っただろうか? 買って使えなくてもまだまだ売却できる。今季、優勝レースに絡んでいたら、補強は別の選択をしただろう。
 10番を与えたのも、セリエの低迷による集客減に、円安なら、日本のマーケット開拓が大きいのではないかな。



結 果
 全く卦読みの通り。的占
 チームは、昨シーズン、リーグ8位、コッパ イタリアでベスト8、UEFA チャンピオンズリーグでベスト16と低迷。
 監督がフィリッポ=インザーギに替わった今シーズンも、23節を終えて11位。本田は内19試合に出て、最初の数試合で得点を挙げて注目されたが、あとは役割を失って、批判の嵐の中に居る。移籍すべきだった。



 2017/5、ミランからの退団を発表した。最後の年は2回しかプレー出来ず。チームも低迷が続いている。




本田 圭佑はACミランにとって二番手以下
2013/ 6/28、9/ 2、12/12
 6/26、伊スポーツ紙「La Gazzetta dello Sport」が、ACミラン[ITA]が本田 圭佑[MF/CSKA Moscow]の獲得に向けて交渉を開始して、もう一人の獲得候補の31歳のカカ[MF/Real Madrid]よりも27歳で若く、年俸が低いからとして、本田に決まる可能性が高い云々と報じた。
 アルゼンチン代表の選手らの移籍話ではよく振り回された新聞。「Corriere dello Sport」と。


占 題
 本田 圭佑はシーズン オフにACミランへ移籍するか(6/27)

三 遍 筮 法
得 卦

50 火風鼎
伏卦 14 火天大有
互卦 43 澤天夬
錯卦 3 水雷屯
綜卦 49 澤火革
 初六、鼎、趾(アシ)を顚(サカサマ)にす(= 足が折れて引っ繰り返った)。否(→ 陪 = 副の鼎)を出だすに利し。妾(ショウ = 副妻)を得て其の子を以てす(= 妾の子でも嫡子として代用できる)。咎(トガ)无(ナ)し。
 象に曰く、鼎、趾を顚にすとは、未だ悖(モト)らざる也。否を出だすに利しとは、以て貴に從ふ也。
 
 丁度、聞 一多 氏の説のこの【火風鼎】初六を考えていたところだった。聞 氏はこの爻辭を右のように読む。
 通釈では、上の句は、料理を始めるのに鼎を引っ繰り返して、その底に溜まった以前の料理のカスを捨てる様、というような意味になっている。
 ところが、聞 氏の観方は違っていて、正の鼎が足がダメになったので、副の鼎で代用すること、だと言う。
 すると、「妾を〜」の下の句は上の句の言い換えという爻辭のパターンになって、上下がピタッと収まる。通釈では、下の句の意味するところが取って付けたようで、先哲らも創作ばかり。
 また、この象傳も、通釈の怪しさが拭えなかった下の句が代用の意味として明瞭になる。

 この聞 氏の解釈を使うと、ミランの第一候補は4年前までミランで頂点を極めたカカ[Real Madrid]で、しかし、結局 金銭の面で纏まらず、本田が代用に、となるかな。
 この聞 氏の【火風鼎】初六についての解釈は鈴木 由次郎 先生が「全釈漢文大系 易経」で少し採り下げている。



結 果
 9/ 2、ミランはカカの獲得が合意に達したと発表した。契約は大幅減俸で 2015 年までの2年間(→ レベル ダウンしており、1年ももたなかった)。
 常識的にキャリア・移籍金などから観て本田を “代用” にしておいたが、逆になるということか。占的の主は本田だから、このオフには本田が鼎の底から掃き捨てられるということ? つまり、聞 氏なら、自分は棄てられ、代用を当てられる、と。



結 果
 12/11、今度は本田のミラン移籍が決定と報じられた(→ 移籍)。
 ミランは本田の移籍金が無くなるこの時期を待った。そういう鼎が空っぽの機会を利用するのがこの卦・爻。これは占的の主が本田で、ミランという鼎が以前の料理のカスを棄てて、本田という新しい食材を入れるのだし、ミランはこの「妾」を採った。的占



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