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終わってしまったか。テレビ東京 連続時代劇「逃亡者おりん」第21話 最終回スペシャル「江戸城大乱!明かされる陰謀」。当初のタイトルは「江戸城大乱!闇の鎖すべて斬りました…」。 引き籠もりとなっている福島県ではテレビ東京の電波がほとんど届かないので、南へ、茨城県の常陸多賀市に安宿を見つけて直前に移動(笑)。
結局、対立構造を複雑にして因果関係を拡げたまま、アイディアなくこの2時間で全て収拾つけようとするから、伏線の閉じ方やタネ明かしが cheap で、倉沢 弥十郎[宅麻 伸]が将軍の弟でしたオチとか、ところどころ頭がこんがらがる説明台詞で落としたり、オイオイだ。 肝心の点。この時代劇はテンポが早くて展開が忙しいから、宇吉[左とん平]が討ち死にしておりんが「宇吉ー」と泣き叫ぼうが、大奥でおりんと母・妙[梶 芽衣子]が互いにこれまでを思いやって泣き崩れようが、そこのシーンとしてはキレイだが、唐突で気持ちが入れないのだ。だから、森川 土佐守役の田中 健がドス黒い味を出して壮絶に自刃を演じても、真剣にやるだけ喜劇になってしまう。 ゲストを含めてこのテンポの感覚で演じ切っている役者と、従来のドラマの時間に生きている役者と、その間で戸惑っている役者と、ベタな戦隊ものの役者と、芝居のトーンがバラバラ。梶なんか明らかに戸惑っている。 演出だと、生き別れになって十数年、「母上!」「りん!」のカットはあるが、互いにそうなんだと気付くカットがないのはどうかな。いきなり大奥に二人で並ぶ。そこ、井上さん、ラスト カットとなった淡い矢がすりの着物に白の鉢巻きで突然 登場して薙刀で立ち回り。七変化を見せるのにはやっている。 脚本としたら、回の終盤は、将軍の座を巡る権力争いを大きくやって、大岡 忠光が失脚して、 → おりんは母と再会し、父・古坂 平九郎[大出 俊]の無実が晴らされ → 植村 道悦[榎木 孝明]との最後の対決をするならして → それで、この旅の動機であり目的だった娘・お咲[八木 優希]とようやく再会 → 想いを残しておりんは何処へともなく消えていく などなど、半年もやってもっと整理の利いたエピローグがあったろう。 回単位で3つの撮影の組が変わるのか、総監督がいないようだ。
なるほどと言えば、あおいが公式サイトの「メイキング」で言うように、このドラマのテーマは“裏切り”。まあ、それで史実的には事に慎重な人物で賢明に幕政を支えた筈の大岡をなんと将軍 吉宗 暗殺の黒幕にしてしまった。それなら“フィクション時代劇”とでも名乗るべし。 ほとんどロケ セットと化した大覚寺の境内らしい沼の畔の父親の墓前に旅に出る前と同じく旅仕度のおりんがひとり、右腕の銀鎖が砕け落ちて「闇の鎖、すべて消えました」と語るシーンは“旅”の終わりを告げる風情があって演出として好かったと思う。 とは言っても、このまとめ方も母役の梶が主人公 雪を演じた30年以上前の東宝映画「修羅雪姫」のパク○。パク○やモチーフは最初からたくさんあって、佐々木プロデューサー自身この映画に思い入れがあり、「逃亡者おりん」製作の参考にしていることを語っている。やり過ぎ。 その「修羅雪姫」の作品テーマは“因果応報”。雪は両親を死に追いやった仇の悪党どもの娘に最後に腹を刺されて雪 降る通りに倒れて瞑目するが、パッと眼を開けたところで完。続編ありを匂わせた。実際に続編が出来た。 夕べの最終回、西岡 徳馬 扮する武者が意味不明に出てきた思わせぶり、植村 道悦の「また会おう」的な消え方、何処へとも知れず去っていくおりん、それに「おりん」と呼びかける空からの(道悦の?)声、振り返るおりん、完・・・「続編あるぞー」と大いに言っているわけだ。しかし、そんなのなしにキレイに終わらせてよかったし、続編の予定は立っていないわけでしょう。 公式サイトの「メイキング」で井上さん: 「〜成長して、ちょっとイメージのかわったおりんに期待していただきたいです」 なるほど、ガラッと変わったドラマ設定での続編の話があるらしい。 だが、その後に続く: 「〜出演者から次々と発せられる『次回、また』という言葉に、続編を期待してくだっている方もいらっしゃるかもしれませんね。でも実は、現時点で続編の話が決まっているということではなく、あくまでも出演者の“希望”なのです」 その続編、先日の易の占示に従えば、少なくても井上さん主演ではない。予算 乏しく、構想を起こしても実現せず。そして、女優 青山 倫子のラスト シーンかも知れないので、夕べは井上さんの最後のおりんとして遠路 往復して拝見してきたのだった。 それにしても、当初はくだらないと見たくもなかったレオタードの戦闘服姿がピタリときまって、今は最も栄えて映るのだから皮肉だ。このおりんの人物像、このドラマ、井上さんでなかったらちょっとイメージ出来そうにない。 青山 倫子はおりんになった。完。 ■井上 訓子として家政婦役で出演した「春の居場所」のDVDも 5/25 ようやく発売。 しかし、井上さん、最終回を控えたこの1週間はペーパー メディアに出まくり。その後、読売新聞、毎日新聞にもインタビューが載っている。テレビ情報誌にも。 この最終回スペシャルの視聴率(関東地区世帯別)が10.1%。最後に大台に乗せて有終の美。 井上 訓子[青山 倫子]さんの精力的な新聞社まわりが功を奏したか。 そうすると、発表された数字では、全21話の視聴率の平均は8.257…%。発表の数字は小数点第2位以下が切り捨てになっているようで、これまでもテレビ東京が発表する数字が若干 高かったが、すると、実際には8.3%台か。
それで、外卦と内卦を分かつラインを10%と見て、三爻の陰柔を得たわけだから、今後の視聴率の動きとしては10%のラインの下に沈むでしょうと。平均視聴率は10%を爻で三分して6.666…%〜10.0%になり、その真ん中を採るなら8.333…%辺りになると予想した。文句なしだろう。 思えば、得爻は内卦【震】の上爻なのだから、視聴率が激しく乱高下するだろうことも読むべきだった。 テレビ東京の菅谷社長の3月の定例会見に「逃亡者おりん」の平均視聴率が「21回平均で8.4%で健闘しました」とある。毎回 発表されてきた小数点第1位までの数字の平均8.257…%より1.0%以上も高いから、小数点第2位以下を切り上げて言っているのだろう。実際の数字は8.3%台の半ばの筈。 |
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テレビ東京 連続時代劇「逃亡者おりん」いよいよ今週金曜日で最終回を迎えるが、“続編の構想”ありと一部で報じられている。 井上 訓子[青山 倫子]さんについてのここまでの一貫した占示を見る限り、そして、それらの卦・爻が問いに応じたものである限り、ちょっとそんな展開にはならない筈・・・。だが、以前はぼんやり疑問にもあったことなので、それではと、他の人ではない青山 倫子 主演による「逃亡者おりん」の続編が実現なるものかどうか一魂 筮を立ててみた。
ズバリ「苦節」だ。結論を言えば、ない。 爻辞に「貞なるときは」と前提があるのでそういう話は持ち上がる気配が窺えるが、この有名な爻はここでは「節」、節約が過ぎてその道が窮するのだ。「穽(セイ)を作って自ら隕(オ)つるの意」で、すなわち、構想を起こしたとしてももともと目算違いであり、番組スポンサーがいても辛過ぎて番組予算がとても賄えず、実現に至らない、とスムーズに解釈される。 【水澤節】というのは半年間も花金のゴールデンをやったのだしという気負いを以て臨む 19【地澤臨】::::||(← 左を上にして見る。以下 同じ)の五爻に陽爻の障碍が大きく横たわっている形で、前進が困難なことを示している。 象を見ても、テレビ東京が内卦の【兌】で口説いても、番組スポンサー側に外卦の【坎】のお金の問題がある。 関連卦を見ると、互卦は 27【山雷頤】|::::|。【大離】の似卦で一見 華やかだが、テレ東と番組スポンサーの間が空っぽになっており、やはり金欠だ。その内卦のテレ東が二〜四爻の【震】で続編の実現に動いたとしても、外卦の番組スポンサー側が三〜五爻の【艮】で全く腰を上げない。たしかに【水澤節】にはフシがりまたフシがありと続く意味はあるのだが、五爻は金がない。 また、上爻を裏返せば伏卦が 61【風澤中孚】||::||。上爻に当たる番組スポンサーがこの卦の孚(マコト)の気持ちで良かれと節約をかたくなに固守しているわけだから、本人らにとっては続編が実現されなくても爻辞のとおり悔いはない、となる・・・加藤 大岳 氏の略筮式の古いこじつけに従えば。ここ、番組スポンサーに【風澤中孚】の「節」の孚の気持ちはあるが、と採るかな? この孚は続編を実現させたいというテレビ東京側のものとした上で、スポンサー側の「節」によりその道 窮す、と素直に採るべきと思うが。この問いの主人公はテレビ東京だろう。 それから、もしメディアを変えてこれが映画化となったとしても、井上さんは起用から外れる。別の筮で 23【山地剥】|:::::の初爻が出ており、剥ぎ落とされる卦、横領・乗っ取られの爻、だ。 以上の占意はここまで井上さんを占した様々な結果と何ら矛盾しておらず、意味が一貫している。 それにもかかわらず、「逃亡者おりん partU」が出来たとしたら、それはもう卦を得ていなかったとしか言いようがない。かつ、これまでの幾つかの占示もキツネにでも弄られたかだ。
とはいえ、在京キー局の時代劇離れが進む中、「逃亡者おりん」は視聴率が最初の2回ギリギリで10%を上回ったのみで、第20話までの平均視聴率は8%ちょっとという各局のドラマ部門でも最も低い成績。広い支持を得ておらず、大いに気合いの入った当初の目論見からすれば、営業的には失敗だろう。だから、続編の構想自体どれだけ現実味があるのか、と。 井上さん、今週は自身のPRのラスト チャンスということで今週始めから新聞・雑誌に出まくりになっており(朝日新聞、FLASH、夕刊フジ、東京スポーツ)、そのリップではないの・・・? 現実、「逃亡者おりん」を一社提供していたセガサミー ホールディングス(株)は4月からの同時間帯の「よろずや平四郎活人剣」(期間が半分になって3ヵ月)の提供からは外れたようだ。「セガサミー シアター」の冠はない。 何れにしても、何クールの目算かは知らないが、「逃亡者おりん」の続編、半年 間を空けて今年10月放映開始だとすれば去年と同じく5月頃にはあるなしがハッキリする。だが、この数字でもって大スポンサーが株主総会の前に見切り発車はない。すると、来年4月スタートも可能性として考えられないではないが、それで無しとなれば、今回の占題からすれば、残念ながら井上さんが主演をしての「逃亡者おりん」の復活はないだろう。 以上はこちらが独善で語っているのではなくて、易による占示を忠実に解釈するとそうなるということ。まあ、三十路になってあれは厳しいだろうし、井上さんの初々しくて美しい記憶だけでよしとすべし。残念だが。 それと、夕刊フジ(3/20): ちなみに理想の男性は「うわべだけでなく、本当に理解力があるやさしい人」。 |
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撮影は丁度 一ヵ月前の 2/17 にクランク アップした。易の「象 伝」の【火山旅】二爻の辞「童僕の貞を得るは、終(ツイ)に尤(トガ)无し」とあったとおり、井上 訓子[青山 倫子]さん、順なスタッフに恵まれて決定的な問題もなく終了した、と。6/21 のクランク インから8ヵ月。 京都太秦の東映京都撮影所のラスト カット、監督の「カット、OK」の声、スタッフが井上さんに花束を贈る。井上さん、淡い矢がすりの着物に白い鉢巻を巻いたまま挨拶。 「まだ本当に終わったという実感がありません。月曜日にはいつものように朝5時に起きてしまいそう。皆さんに教えていただいたことや経験は私の財産です。(一同、大きな拍手) おりんは私にとって心強い友だちでした。女優を一生 続けます。(笑顔に変わって)今はただただ思い切り寝たいです」 本当にお疲れ様だ。超のつく多忙でちっとも行けなかったという京都見物はその後 出来たやら。
それで、今度はドラマの御旗を今まですっかり消えていた「父・小坂 平九郎の汚名雪辱」に換えて、おりんは旅のゴールだった紀州 根来にお咲を置いたまま、最終回に中抜きで一気に鎌倉・江戸へ引き返すという。「宇宙戦艦ヤマト」だ。 そう言えば、「おりんの決意としては、『お咲に一目 会えたら死のう』という覚悟があるんじゃないのかな・・・」と井上さんが公式サイトの第12話の「メイキング」で語っているが、今年になってもこのオチを知らさせていないフシ。これ知った時、目が点にならなかったか・・・いや、あまり疑問 持たないタイプか。(^ ^;;) あらかた撮影していながら「ドラマの結末どうしようかなぁ?」なんて俯瞰のない酷い脚本づくりだから、こんなお寒い全体絵になる。 このドラマのテーマの柱“おりんの人間性回復”なんか井上さんの顔 見ていれば最初から人間性たっぷりだし、おりんは人間性を取り戻しつつ人を斬られずに弱くなるどころか立ち回りが段々サマになって見るからに強くなった(笑)。 一体このドラマで描こうとしたことは何よ? 井上さんにしても否応なく番宣の度「あれも見てください、これも見てください」になってくる。 スペシャル以外の回は本筋に関わる展開はほとんど出てこない一話完結だし、この内容なら2時間スペシャル3回で十分 出来た。却ってその方が締まりがあったのでは。作りの確かさにおいて、ドラマの製作現場が明らかに劣化している。こちらは多忙もあって後半は全く観なかった。 やっぱり おりんの役とブレのなくなった、サマになった井上さんの演技を初めて目に出来たのが唯一の収穫かな。課題だった日常の表情の出し方は持ち前の‘泣き'以外はまだ未知数だが、演技力のアップはやはり‘慣れ'のようだ。 特に、今までどんなお芝居でも“自分がどう見られているか”のような自意識がずっと付きまとっていた感じがしていたが、去年の秋に左太腿の肉離れで休んでから悲壮に頑張っておりんを演じる中でそれがキレイに消えた。おりんになったというか。なるほど、そうやって消えたかという感じだ。 「女優を一生 続けます」 さて、この後の井上さん“青山 倫子”の身の振り方が気になるところ。 |
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引っ越し後の整理、それから、この夏のU−20W杯(ワールドユース選手権大会から名称変更)及び来年の北京五輪の出場権のかかるフットボル(← 南米ではこういう)SUB-20 南米選手権の方に追われている。フットボルの方は、両大会ともディフェンディング チャンピオンはアルゼンチン代表なのである! というわけで、田舎にもおることで、「逃亡者おりん」、今週も観られず。
「サンスポ」の記事は内容らしいものはないが、南青山の事務所で撮ってるので、東京に戻って次の仕事づくりにテレビ局回りに動いているのだろう。売り込みは「逃亡者おりん」というOA中の素材がある内に全力でやる筈だから、休日も東京と往復になるんじゃないかな。 と、ちょっと女っぷりの好い写真、以前の記事でデニムが履けなくなったと言っていたが、頷ける感じ。(失礼) 「週刊文春」のはモノクロ1ページ扱いの上に、あんなボケた写真・・・。一昨年のフジテレビの月9「不機嫌なジーン」に脇役で出ていた頃より扱いが下がっとる・・・。 最近は街でおばさんらから「おりんちゃん」と声をかけられるようになって嬉しいとな。 1/20(日)には 12:30 から1時間半「李香蘭&おりんSP! ドラマの見所を大公開」があった。テコ入れ。レオタード姿で「ファッション ショー」のダンスをやったり、インタビューがあったり。 第18話(3/ 2)にはテレビ東京の大江 麻理子アナが出演。やっぱりお出になりましたか(笑)。大橋 未歩アナも引っ張り出せば話題になるものを。 井上さん、「〜(おりんは)手鎖人になったのは、父の遺志を継ぐというより、私が考える中では、そうせざるを得なかったんだと思うんです。その運命しか残っていなかった。だから、それを恨むわけでもなく、あるがままに受け入れて生きてきたんだと思います」 自分の仕事にすごく真面目でいいんだけど、おりん、脚本家連中がドラマ用にこしらえた あり得ない人物で、自由に曲がる・・・。 「旅を続ける中で、おりんと関わる人達が次々と亡くなっていきますが」 「辛いですね。私自身は、おりんが自分勝手に見えなければいいなあと、いつも思って演じています」 しかし、なんでこういう描き方にしているのか。去年の10月からの連続ドラマを採っても、主人公が辛い・苦しい・しがない・さえない人生を背負っている(しかも、ハッピーエンドに向かってもいない)ドラマは予想した通りどれも視聴率が悪かった。嫌われ松子の一生、だめんず・うぉーかー、鉄板少女アカネ、役者魂!・・・平均10%以下。今の世間の気分として、暗い・重いシチュエーションは以前から敬遠されている。「逃亡者おりん」も「我が子に一目!」と先に希望を置いたのは正解なのだが、そこをまともに描いていないからダメだ。旅の動機にしかなっていない。ドラマの本筋が全く入っていない一話完結の回ばかりというのは“作品”としてどうなのか・・・。 「あるとき、自分に何か強い想いがないと、そこまでして進んでいけないのかなと考えたときに、おりんの決意としては、『お咲に一目 会えたら死のう』という覚悟があるんじゃないのかなと思ったんです。〜亡くなった人達にも、いつか自分が死ぬかたちで、感謝の気持ちであったり、恩返しであったり、何か償えたらなあと思って生きているんだろうなあとは思いました」 あらら、局側が続編は無理かなぁと判断したら、どうも おりん最終回に死ぬらしい(笑)。 それと、井上さんが母役の梶 芽衣子と会ったのは7月末のあの製作発表記者会見の時だったと。直前。それで、また撮影でも会っていない。でしたか。 「そういった意味では、この作品に出会えたことは青山さんにとって?」 「大きいですね。いろいろな方との出会い、そして言ってくださる言葉で、私自身が成長していて、財産のような仕事になっています」 言われる言葉で成長するものなのだ・・・女性は褒めるもの!(笑) 「道悦との対決は、そばにいるだけで、怖いというのが雰囲気で伝わってくるんです。みなぎっているんですよ。そして、その姿をみると、おりん自身が今までされてきたことを思い出して、どんどん憎くなっていきますね」 そういう気持ちで、2時間スペシャルの第9話、町中で道悦と対峙した時、「子供に会いたいと思わなかったか!」の台詞をまさにブッ放ったのか。哀しみと怒りは表裏一体。憤怒の演技もあの通り好いものが出来るわけだ。 「最後に、番組をご覧いただいている皆さんにメッセージをお願いします」 「おりんが、どのように成長していって、成長していった中で、これから出会う人と、どう向き合っていくのか、まずはそこを観ていただきたいなあという想いはあります。〜一つひとつを細かく見ていってほしいですね」 そういう点をオタクのように観ているの(笑)、こちらのほかどれだけいるかな? 本筋のものとその回の展開と詰め込み過ぎていて、テンポは早い、アクションはある、低俗なシーンも入る・・・観ていて忙しいし、だから風情が感じ取れないし、元より彼女の言うそういう面をまともに描いていない。6年ぶりのドラマ再開で、なんか実験番組的なんだな、これ。 視聴率(関東地区世帯別)、9.1%。シリーズ後半に入って伸びてきた。 |
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先々週(1/12)の回だが、引っ越しで放送なしの地方に移動のため、観られず。早いもので、このドラマも後半戦に。
井上 訓子[青山 倫子]さん、先週の「中日スポーツ」のインタビューで、例の肉離れのことについてこうある: 「今も思い出すと涙がこぼれる。1ヵ月ほどで復帰したが、『謝るより、前より演技が良くなったと思ってもらわなくては…』と誓った」 力が入ったというのは、この回を撮っている時にいよいよ第1話が放映(10/20)となったということもあるだろう。東京では、地下鉄の通用路の見通しのよい壁にデカデカと例の鮮やかなポスターが貼られていた。 逆に、この2・3話、宅麻 伸の倉沢 弥十郎はダレてきた感じ。中ダルミ。 福本 清三、また出たのか。4回目? 今話は本筋とは関係のない回だが、観られなくて残念。 視聴率(関東地区世帯別)は8.7%で、V字回復。このページへのアクセスもちょっと上がった。 使いにくいテレビ東京の公式サイト、後半だから模様替えぐらいどうでしょ。 |
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中日スポーツが井上 訓子[青山 倫子]さんを 1/10 から3連日で掲載している。企画ものや一般紙への持ち込みネタっぽいのを除けば、スポーツ紙が彼女をまともに採り上げたのは初めてかな? ■1/10[上]の記事 「『女優への夢がずっとありました…』。女優という言葉を知らない幼いころから「テレビで笑ったり泣いたりする人になりたい」と思い続けた」 ん〜、素朴な疑問なのだが、ずっとタレント事務所に所属していて、小さい役でも もちょっと女優の修行が出来たと思うのだが。 ■1/11[中]の記事 「撮影所の化粧室で(共演の)梶 芽衣子さんにお話をうかがえ、その向こうに『水戸黄門』の出演者がいる。あらためてすごいところにいるんだな、と思います。女優として財産になりますね」 すごいのかね? 水戸黄門が東野 英治郎ならまだしも、馬齢 重ねただけの魅力を感じない俳優だって多い。会社と同じだ。確かに“芸能界”は実力社会ではある。事務所 含みの実力社会。 「痛感する共演者との力量の差。それを埋めることはできないが、努力もしている。午前5時半に起床、撮影を終えて帰宅は深夜だが、セリフは毎日 完全に暗記してスタジオに入る。 それでも、「当然のことです」とキッパリ。続けて『私、頭は良くないけど、セリフはすぐ覚えられるんです。』と照れたような笑顔を見せた」 率直でワロてしもた。時々こんな変なことしゃべる人で。 しかし、毎度のことながら、スポーツ紙の記事なんていい加減なものだ。 肉離れで休んだのは3週間で、「1ヵ月」は書き過ぎ。以前のどこぞの記事では、脚の肉離れを起こしたのは「男の子を抱えて」とあった。 それから、改名した「倫子」は「おりん」にかけたというのはたまたま音が重なったと本人が。もっとも、これについては事務所さんでもそんな話を聞いたけど。 それはもう、フットボールのアルゼンチン代表関連の記事を毎日 読んでるけど、日本のスポーツ紙のは誤認どころか、憶測・ねつ造、しょっちゅうだ。基本的に取材対象について無知 過ぎる。よくあれで生きていける!
「プライベートで東京に帰ったのは、年末年始を除けば一度だけだ。〜『京都の寺巡りが大好きだったので楽しみでしたが撮影所とロケ地の往復だけ。まだどこにも行けてない。』と苦笑い」 思ったよりストイックな毎日。 「楽しみは『食べること』という気取らない様子は撮影所でも評判だ。食堂の配膳係の女性が『“おりん”の主役は良く食べるね。』と驚いたという“伝説”も生まれた。この日も440円のトンカツ定食をペロリ」 量の割に安上がりでよし(笑)。 しかし、「楽しみは食べること」って、休日はゴロ寝に限ると言うおっさんに通じるものがあるな。 「昨年末に28歳になったお年ごろだが、デートする余裕もなさそう。共演の榎木 孝明は『色気が足りない。たくさん恋を経験してほしいね。』とジョーク交じりの注文。これには困ったような笑顔でうなずいて『“おりん”が終わったら勉強させていただきます。』 ・・・V |
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