横田 めぐみ さんは生きている

横田 めぐみさんの安否
2012/ 9/ 4-9/ 5
 北朝鮮による日本人拉致のシンボルになっている横田 めぐみ さんの安否について、例の偽の遺骨が送られて来た時に一筮した。20【風地觀】||(← 左を上に。以下 同じ)九五だったか、間違いなく生存していると占断(記録は津波により喪失)した。
 それなら、いつか めぐみさんは生存が判明して、ご両親と再会となるのではないかな、と良き成り行きを感じ取ったもの。北朝鮮では金 正日が死んで動きが出て来たので、何年ぶりか、今、成り行きを質してみる。
 人の生死に関わることは基本的に、無闇に筮せず、公にせず。ただ、何かのお役に立つなら。


占 題
 横田 めぐみさんの生存は何れ明らかになるか(9/ 4)

三 遍 筮 法
得 卦

51 震爲雷
伏卦 24 地雷復
互卦 39 水山蹇
錯卦 57 巽爲風
綜卦 52 艮爲山
 九四、震ひて遂に泥(ナズ)む[泥に墜(オ)つ]。
 象に曰く、震ひて遂に泥む[泥に墜(オ)つ]とは、未だ光(オオ)いならざれば也。
 
 始め占題を「〜帰国と相成るか」としたが、めぐみさんは再婚してご家族があるようだから帰国は知れない、と上のようにしてみた。これで占示が変わるから、筮前の審事には念が要る。
 【震爲雷】、二者 並び動くの象。電信の行き来の卦象あり。あちらから見れば、52【艮爲山】||(← 左を上に。以下 同じ)で“家”二つか“墓”二つか。

 以下、ポイントを丹念に読んでみる。
 内卦【震】の“驚き”というのは、振り返ると、めぐみさんは 1993 年に既に死亡(後、1994 年と変更)との北からの連絡と偽遺骨送り付けの件がある。そして、今回 外卦【震】の主爻を得て、もう一度“驚きごと”があるだろう、と。
 何と言っても【地雷復】|の原状回復が伏している。外卦【坤】の日本の“地”に対して内卦【震】で気持ちが“振るっている”。
 なるほど、錯卦【巽爲風】||||、8月末から始まった課長級の政府間協議とそれに続く本協議〜ではこの件についてうるさいやり取りになるだろう。
 しかし、互卦【水山蹇】||で、進展ははかばかしくなく、北朝鮮側は三〜五爻の互体【坎】で、先の和条約に伴う10兆円規模の補償を頑なに主張するなどして、日本側は二〜四爻の互体【艮】で前に進めず。
 おそらく経済封鎖解除・食糧援助との取引だけでこの問題が全面解決することはないだろう。九四を主爻とする【坎】の裏の“障碍”の裏にある【離】の“取り決め”に注目。
 何れにしても、日韓基本条約の時の韓国と同じ、大勢の日本人を人質にしての取引交渉。所詮は下卑た連中である。
 その通り、爻辭「震ひて遂に泥む」で交渉の成り行きは愚図る様子だし、外卦【震】の“驚き”を吉事と断定も出来ない。
 そして、言うまでもなく、この卦は声だけあって形なしで、臭いだけ嗅がされて終わりがち。当分は期待できない。



結 果
 



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