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ある伝統演劇の大名跡を継いだ人物の若い奥様の余命。本日の筮。
【地水師】は帰魂卦の一。師(イクサ)の卦であり、憂いであり、この占では闘病を意味するか。また、この卦は家庭運に関わる。 それで、純卦でも最難卦の 29【坎爲水】||(← 左を上にして見る)となれば、例えば、非業の死。因縁とか恨みを買っているかも知れない(こちらは因果説を掘り下げられる特殊な能力なし)。 しかも、一家の柱である五爻の定卦主を得て【坎爲水】とは、その家とか旦那が抱える厄介な問題を疑う。陽爻であるべき五爻が陰爻・・・。 そのこと、爻辭を見てピンと来るに「長子[九二]は師を帥ゐる。弟子[六三・六四]は尸を輿す」・・・家とか旦那は生き残り、それ以下の者や周辺が滅びる。主の性格が強いと、周囲に問題が出て来る。特に、優しい質、純良な質の人に。 最近の写真には死相が窺える。死相が出ても必ず亡くなるとは限らないが、占示からすれば、残念だが、あと一両月と判ぜられる。
やはり万策 尽きて、自宅に戻っての緩和ケアだったようだ。本人も理解していたのではないか。最後に「オレンジジュース」と題したブログを書いた翌21日に容態が急変。幼い2人のお子さんを残して旅立った。 的占。爻を裏返して八純卦となる卦・爻を得た場合には、確実に死を迎える上に、筮時から1ヵ月を超えた例はちょっと思い出せない。 それにしても、彼女は闘病記のブログを「KOKORO.」と最後にピリオドを打っていた。宜しくなかった。象徴的なものの形は先を暗示する。 |
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