愛猫たち(♂・♀)

 ※ 被曝した愛猫マー ♀の占は3.11直後のページに掲載しています。

ニャン♂の返事
2009/ 2/21
 易の本だか霊学の本だか分からない「周易裏街道」・「うらおもて周易作法」を書いた故・仁田 丸久 氏が、(易占のような)法術をやる者には三つのことが必要だ、として「意思、信念、想像力」を挙げている。何でもやってやろうという意思。やったら出来るという信念。そして、できるだけ想像を逞しくすること。この三つをやらねば法術は出来ません、と。
 簡潔な指摘だが、ある域まで行って一服も二服もしている人でないとこうは言葉を選べないだろう。愛好にしても身を立てるためにしても、我々はそれなりに修得に励んだらその経験から“易神”の実在やその神意に偽り無しとの「確信」が生まれる。御神明の仕組みを極めんとする「意思」はどこまでも旺盛を好しとする。ただ、この最後の「想像」というのは、卦・爻を自由気儘に拡げて事実・結果と付合しないばかりでは信念の確立から遠ざかるし、こじつけもイヤだし、かと言って、貧しい理解で得意になっていると恥をかく。我々は、卦・爻の要素を総動員して、その周囲にも目をやって、その上でつらつら考えた時にピンと来るものがある。脳科学者の茂木 健一郎 氏が言う「ああ、なるほど」の意味の「アハ体験」。これが大事で(そういうこちらもここをおざなりにやってはまま恥ずかしいことになるのだが)、ピンと来たことを更に真偽の眼をもって現実に量って整理し、当占を得る。そして、また信念の幹を逞しくする、と。
 このピンと来ることと、それがやがて事実と付合するという一つ一つの経験を、何やら深く神秘的な感覚を伴って重ねて行くことはその次の段階への階梯でもあるのだ。即ち、霊力の増養。易占は、占いと同時に、この神玄な感触を掬い取るためにやるようなもの。仁田 氏は「周易裏街道」の【風火家人】の章でこんなことも言っている。
 「伏羲、神農、黄帝あたりは易についている神様のことです。ですから、易をやるときには絶えず、これらの神様を身近にまざまざと感じるようでないといけません」、「易を立てる時には太極を観想して立てることで、これが出来ると易をもっと詳しく言えるようになります」
 有望な者はこの言葉を知るより早くこの辺りのことを薄ら薄らわきまえて実践しているものだ。

 
一心同体のようだったニャン♂
 
 さて、去年のまだ暑い水無月を迎えた早朝、とても可愛がっていた雄猫が5年ぽっちの生涯を終えた。甘えん坊で人なつこかったニャン♂。今、こちらの仕事部屋の前に眠っている。癖でカチンと締め切らずにしている仕事部屋のドア。ニャン♂はいつも前足でこのドアを開けて部屋に入って来ていたが、今もたまに「コトン」とドアの閉じる音がする。それが風などの仕業かニャン♂によるものか・・・全霊的感覚というかな、こちらはそんな状態にあるとそれが何となく判別できるようになって来た。この感覚はどうも夜遅い時間帯に限る。そして、数日前も夜中「コトン」と。これはニャン♂だと判ったので、「おい、ニャン♂か」と声をかけると、「コトン」と返事。

 そして、昨日の朝、わが家のリビングで18年 暮らした柴犬の雑種の雄犬が天寿を全うした。18年は長い。その内 書いてやらねば。



bebe ♂失踪の巻
2009/ 8/ 7
 
ちょうど生後1ヵ月
 
 今週、bebe ♂が消えた。
 生後70日ちょい、体長は生まれた時の倍の約30cmに。亡くなったニャン♂の同じ頃の1.5倍はやりたい放題の ultra 活発な息子さんで、ネズミのごとく敏捷。寝ているか、フル スピードで走り回っているか(笑)。で、もう家の庭は勝手知ったるだし、夜も暖かいので、母親の末吉♀と庭に出したままにして寝た。
 そしたら、翌日は小雨になって、終日 姿を消したまま。いつも末吉♀が鳴いたらその辺から出て来るのに。末吉♀と近所にくっ付いて行ってはぐれたかと思って、徹夜して名前を呼びながら周辺を探すけど、見当たらず…。
 末吉♀はやっと静かに寝られるとばかりにグースカ。

 易頼み。家出分野は苦手だが。


占 題
 bebe ♂は戻って来るか

三 遍 筮 法
得 卦

10 天澤履
伏卦 38 火澤暌
互卦 37 風火家人
錯卦 15 地山謙
綜卦 9 風天小畜
 九五、夬(サダ)めて履(フ)む(= 果断決行する)。貞(カタ)くすればq(アヤ)うし。
 象に曰く、夬めて履む、貞くすればqうしとは、位 正しく當たれば也(= 中正)。
 
 bebe ♂を主体にした占的。
 爻辞は意を決して家の外へ履み出したような意味で、得たのは外卦だから、やはり敷地の外に出たかな、と。しかも、「貞なれどもqし」・・・行き着くところまで行きそうな卦である。
 方向とすれば、そう当てにならないが、【乾】の北西、その裏の【坤】の南西など。お隣の広い庭か草むらか。
 大家の判断本を開けば、その内 戻って来るなどとあるけど、こちらが分析する限りは戻って来る要素が見当たらないように思う。外卦が【艮】|や【巽】||ならそれぞれ【震】|・【兌】||の倒卦でこちらに来る象。消長卦ならいずれは戻ると採れるし、内・外卦に【離】||があれば発見できそうだ。どれも当てはまらない。
 ただ、綜卦【風天小畜】だから、少し待てば状況が変わりそうには思える。
 眞勢 中州の名占のような芸当はとても出来ません。ああいうのはお弟子らによる伝説づくりかとも思う。

 どれどれチラシを作ってご近所を回るかなと思ったら、bebe ♂、朝になって仕事部屋の床下からケロッとして飛び出して来た。垣根の内外をウロチョロしていたかも知れないが、天気が悪いし、ほとんど床下でジッとしていたフシ。利発な坊主だが、1日半もご無沙汰だったから安心した。

 
生後2ヵ月ちょい。
 
 さて、卦をニラむ。
 履(フ)む、だ。どこかへ行ったのでなくて、五爻の“我が家”を踏んでいた? “我”の内というなら【艮】がないと。外卦だから外の地を踏んだようにも採れるが、24【地雷復】|(← 左を上に。以下 同じ)や 32【雷風恆】|||のような元に戻るの卦ではない。で、三〜五爻の互体【巽】で、不明の主はそこに潜んでいた、かな。
 そもそも伏卦【火澤暌】は同舟同居の卦。互卦【風火家人】で、家の内部。あちらから見ても、【火澤暌】。
 どうもこっちの方かも知れない。
 錯卦【地山謙】は野原を前にして止まっている画。


 ところで、夜、bebe ♂を探している時に、優にホタル 100 匹分はあるハッキリしたオレンジ色の光が笹竹の林の中を上に下にユラユラと大きく漂っていたが、あれは何だったのやら。その向こうは太平洋の洋上。



bebe ♂誕生!
2009/ 6/10、6/13
 一昨年のクリスマスの祖母の葬儀の日、来客に座敷を空けるのに家財を移していたガレージの中で、白ベースの三毛の子猫が鳴いていた。生まれて1〜2ヵ月ぐらいのチビさん。「アチャー」だ。様子を窺っていても母猫の姿はない。我が家は猫捨て場じゃないぞ! 家には、双子のニャン♂&マー♀、身障者のクリ♂。庭にはチビ助とん♂まで住み着いている。老犬も2匹。
 その三毛は皮膚病らしくて、首のところの皮が大きく垂れ下がっていて痛々しいけど、かなり気が強くて「シャーシャー」と寄り付かない。寒空にちっこいヤツを放っておくワケにも行かないし、食べ物をやって、毎晩 大きい湯たんぽを置いて、ガレージの住人にしておいた。こやつは、気の強さとか表情なんか祖母みたいだし、祖母の生まれ変わりだと思って、祖母の名前の「末子」を採って「末吉♂」と命名。「大吉」なんて立派にするより良運になるとピンと来た。
 末吉♂はその1年前から住み着いているチビ助とん♂にくっ付いて歩いて、スクスクと。寒い日には、うずくまっているチビ助とん♂の横腹に前足を投げ出してオンブ状態にして体を温めているのが定番の風景。
 で、去年は 2/22 迂闊にもクリ♂を外に出したらそれっ切りになり、9/ 1 最愛のニャン♂が亡くなり、今年は年明け早々の暴風雨の日から“デカ助”になっていたチビ助とん♂の姿が消え・・・。
 こちらに懐いて甘ったれになった末吉♂はガレージから仕事部屋で寝起きすることに。あんなちっこかったヤツが6歳のマー♀を追いかけ回している。

 5/24 の夜、その末吉♂が苦しそうなのである。こちらを見つめて「助けて」とばかりにしがみついて、温熱マットの上で横になってハーハー状態。「これは病院だな」と思っていると、起き上がって、仕事部屋の隅のダンボール箱や包装材に埋もれているリクライニング チェアの下に潜って、ずっと出て来ない。暫くしてがらくたをかき分けて覗き込むと、奥で眼を光らせながらグルーミングをやっている。その内、スッキリした様子で出て来て、食べて、外へ出て行った。もう翌日。

 と、小さく泣き声がする。部屋の中で。末吉♂は出て行ったし、ネズミか何か連れて来ていたなと暗がりのリクライニング チェアの下をまた覗き込む。と、なんと生まれたての猫の子がいるではないの。映画「ネコナデ」のトラそっくりの全身オレンジ色のウインナーぐらいのが1匹コロンと。?????
 うすらうすら〜と悟って行った。末吉♂が産んだのだ。なんと末吉♂は末吉♀だった・・・。男同士でゴリゴリと付き合っていた筈が、♀だった。しかも、ママになった。このワケの分からん倒錯した感覚・・・。
 相手は誰だ? ダイダイ♂である。春先から遊びに来ている飼い猫らしい全身オレンジのヤツ。細いしっぽの神経が切れているのか立てられなくて、先をするびっている。オシッコ臭くて、いつも舌の先を出している。

 
初めて撮った末吉♀は臨週だった …
そう見れば、おなかポッコリ
 
出産して数時間。
幼子といる時の女性のフとした表情に
こんなのあるじゃない
 
産まれて2週間。
なんかフワフワ。まだ眼と眼の間が広い
 
 末吉♀、1歳6ヵ月で母になる!
 三毛なのに♂って珍しいな、とは思っていた。だけど、最近は男臭くなっていたぞ・・・。この前、お腹をさすったら、おっぱいが張れていてアレっ?とは思ったが。それで、頭が小さかったのに、ベビーを産んだら、ホントに急に!頭も眼も体も大きくなった。
 ベビーは温熱マットに連れて来ると、戻って来てゴロンとなった末吉♀のお腹をまさぐってチューチュー。眼はまだ閉じたまま。固くなった黒いヘソの緒がちょこっと残っている。しっぽが「く」の字に折れている。よく観ると、オレンジに縞々模様が。お尻まで体長15センチ。末吉♀が戻る度に、「ミュ〜ミュ〜」と元気よく鳴く。

 あれから半月。末吉♀はリクライニング チェアの下の暗がりをベビーの寝床にしている。上から覗き込むと、末吉♀が敷き詰めたらしいプチプチの上で、黒目がちの眼が開いていた。
 一昨昨日には末吉♀が半日以上も戻らなくて、ベビーを連れ出して初めての孫もり(笑)。右眼が目ヤニで閉じていたので、開けてやる。まだ震えながらのヨタヨタ歩きだが、こちらの胸元を這い上がって来てアゴにごっつんこしたり、腕にオンブ状態でスヤスヤしたり、まるで末吉♀のコピーである。袖を半ブラ下がりで這い上がって来て、腕っぷしがなかなか強い。もう足をグルーミングしたり、引っ繰り返してコチョコチョやると小さく喉を鳴らす。性格はダイダイ♂似で懐こい気がする。チェアの下には温熱マットを敷いてやった。これではとても養子にはやれません(笑)。
 逝く者あり、来る者ありで、この世はこれからも永遠に続いて行くのだ、としみじみ。

 しかし、困った。これだと末吉♀はまだ産むぞ。庭には半分 住み着いたようにしてダイダイ♂がいるし、他に黒くてオシャレな西洋猫もたまに遊びに来る。今回は1匹だが、毎年 春・夏とその季節が来るし、ベビーだって♂・♀が判らない。だが、マー♀のような不妊手術はもう御免だ。こちらの人生最大の罪みたいになっている。
 なのに、ダイダイ♂は今朝も早朝からドアの前でしつこく「ガーガー」鳴いていやがる。ドアを懸命に開けようとする。末吉♀を外に出せずに腹が立って、こやつを車で遠くに置いて来た。が、すぐ戻って来るし、民家・田んぼ・雑木林・川を隔てた1kmも先に置いて来ても平気で戻って来る。置いて来たものの心配になって、戻って来ればホッとするしで。お隣では10kmも離れた隣町に猫を養子に出したら戻って来て、ビックリしたと先日 大往生されたお爺さんが話していた。困った、困った・・・。


占 題
 不妊処置をしない場合、末吉♀はまだ子供を産むか

三 変 筮 法
本 卦

之 卦
43 澤天夬
28 澤風大過
< 本卦の初爻の辞 >
 趾(アシ = 足首より下の部分)を前(スス)むるに壮んなり。往(ユ = 行)いて勝たざるを咎と爲す
 
 【澤風大過】だ。【大坤】の母の“お腹”の中に4匹! 【澤天夬】は今回の最初のベビーも入っている画。初爻のそれが産まれて、これから4匹 来る。【澤天夬】は最初のベビーのヘソの緒が切れたこと。
 綜卦 44【天風姤】|||||(← 左を上に。以下 同じ)で、この新しき出会い。
 で、【澤風大過】は内卦【巽】、外卦【兌】、これは♀が来る覚悟が要りそうだ。
 爻辞は先のことをちゃんと考えて判断せよ、と言っている。このままなら咎があるぞ、と。

 極めて明瞭至極な占示。
 「末吉」だ。末が吉なのだ。ハ〜。



 猫の性別はある程度 成長しないと判らない。ニャン♂とマー♀は生後2・3週間で捨てられていたのを引き取って、“お玉”の有無を確認した記憶もないが、♂・♀はその内に何となく判った。今、あらためて末吉♀を観察すると、しっぽなんか sexy で、まあ、♀だね(笑)。
 ベビーの名前は「bebe」にしましょうか。スペイン語で赤ん坊のこと。今朝も末吉♀が外出している間に寝床から取り出して孫もり。2日と言わず成長が分かって、何となく顔が出来て来て、頭がまた大きくなって、ゴルフ ボールぐらいになった。cabezon。

 で、父親のダイダイ♂は日に何度もやって来て、ガーガー鳴いてはドアをゴトンゴトン、塀の上で昼寝。末吉♀はほとんど寝床でママをやっているが、こちら不在の間に椅子の足元がトイレ状態・・・。表に出そうにも、ダイダイ♂〜。こやつは首輪をしていて、人に馴れているが、いつも空腹の様子・・・。


占 題
 ダイダイ♂は近所の飼い猫なのか

三 変 筮 法
本 卦

来 卦
42 風雷Y
27 山雷頥
< 本卦の二爻の辞 >
 孚ありて恵心あれば、問うこと勿くして元吉。孚ありて我に徳を恵まん
 
 キレイに示された。【風雷Y】は 12【天地否】|||のあちらの四爻がこちらの下へやって来た形。外卦【巽】は“出入り”。【山雷頥】で、食事や子孫繁栄など御身を養うためにやって来ている。やって来て、食べ、かな。
 海沿いのこの辺りは自然に恵まれて民家もあって野生の動物もいるし、猫を捨てやすい環境なのだが、問題は、ダイダイ♂は飼い主の事情で捨てられて糊口を凌ぐためにこちらに入り浸っているのか、だ。
 錯卦が 32【雷風恆】|||だから終の棲家があると思えるし、五爻は三〜五爻の互体【艮】の“家・止(トド)まる”の主爻だ。五爻の屋根を持っている。
 で、互卦 23【山地剥】|だから、ダイダイ♂はその内 来なくなりそうだ。【山雷頥】で、このまま食べ物を与えなければいい。bebe を鼻先に置いてやったらビビって後ずさりする始末で、父猫は親の自覚も感覚もございません。
 だけど、【山雷頥】の五爻の辞を見てみると、これは、自分が民を頥(ヤシナ)えないから位のない上爻に頼って頥って貰おうとする、常道に違反している、の意味で、ダイダイ♂の腹ベコの理由が判るようでもある(「左 伝」にある占例の当時の解釈によれば、(一爻変の場合)得爻を裏返して出来る卦の等位の爻の辞には相手方の様子が窺われる)。【風雷Y】の爻辞も、相応じる二爻に恵むのなら相手も喜んで吉、と言っている。キレが悪い。

 春先には例年のように野良らしきを含めて何匹もウロチョロしていた。痩せたヤツもいたので食べ物をやっていたが、なぜダイダイ♂だけ未だに?


占 題
 ダイダイ♂の生活の身の上を問う

三 変 筮 法
本 卦

来 卦
14 火天大有
30 離爲火
< 本卦の二爻の辞 >
 大車(ダイシャ)以て載(ノ)す。往く攸あり、咎 无し
 
 【火天大有】、やっぱり相応じる五爻の飼い主が居るのだ。ダイダイ♂が持っている。こちらにやって来るから、外卦のあちらは【離】の“空き家”になっている。
 錯卦 8【水地比】|で、あちらとは比(シタシ)んでいる様子。
 で、【離爲火】で、こちらとも付くかず離れずやっている、と。
 爻辞は、車が丈夫だから何処へ行っても潰れる心配はない、と言っている。どこでもやって行けるだろう。この爻辞からすると、どうも子だくさんの猫だ。

 それなら、前の占の互卦【山地剥】はやっぱりご飯をやらなければその内に去る、だ。懐こいヤツだけど、居着かれたら非常〜に困る。

 ああ、庭先にまた生後2ヵ月ぐらいのニャン♂タイプの模様の野良がいる
 @∀@)。



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