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大学時代の友人は先々代からインドネシアと貿易事業などで繋がりがあり、大学卒業と共にインドネシアに渡って、(独行)JICA[国際協力機構]に勤めていたが、今はあちらで会社を起こして風力発電の事業を展開している。30年のご無沙汰だが、鹿児島のある風力発電の会社の広報記事に彼のことが載っていたので、連絡が取れたらと思ってメールをしたら、その会社から電話が来て、彼があちらで頑張っている話を窺った。
人生、奇縁があるものだ。 小泉 氏が吸引被曝の問題を具体的に口にしてくれたらこれは強力だ。メディアが取り上げれば。彼は図らずも原発推進に大きな貢献をした責任がある。首相時代の 2002 年、東京電力(株)が第一原発でトラブル隠しをやって全電源停止の事態となったのに、翌年、経済産業相 平沼 赳夫(現・次世代の党 党首)の下、原発推進を加速化させる「エネルギー基本計画」を取り纏め、且つ、原子炉でプルトニウムを燃やすプルサーマルをこれに盛り込んだ。A級戦犯。 社長さんにはどこに足を運んででも被曝の現実を説明したいと伝えた。
小泉 氏は福島県民にちゃんとコミットするつもりがあるなら、遠くの会津地方の喜多方市ではなくて、浜通りや中通りで講演をする筈だ。綜卦【山火賁】|||の通り、賁(カザ)っている、自分にを繕いがある。 |
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活動内容は、(1)原発ゼロ・再生可能エネルギーの普及促進、(2)原発再稼働反対、(3)原発輸出反対。5/ 7 都内で設立総会を開く。 この会議は細川 氏が代表理事に就く予定で、発起人は他に、哲学者の梅原 猛、日本文学者のドナルド=キーン、東京大学 大学院 教授のロバート=キャンベル、慶應義塾大学 教授の金子 勝、立教大学 教授・精神科医の香山 リカ、作家の瀬戸内 寂聴、赤川 次郎、画家の安野 光雅、音楽プロデューサーの小林 武史、音楽評論家の湯川 れい子、俳優の菅原 文太(昨年の参議院選挙では前双葉町長の井戸川 克隆さんの応援団長)の各氏。 賛同人には、俳優の吉永 小百合、歌手の加藤 登紀子、音楽家の坂本 龍一、歌舞伎俳優の市川 猿之助、脳科学者の茂木 健一郎の各氏、ほか。 100 人以上が名を連ねる。滋賀県知事の嘉田 由紀子さんも参加を検討中。 ところで、小泉(氏)。皆 忘れているが、首相時代の 2002 年、東京電力(株)が福島第一原発でトラブル隠しをやって全電源停止の事態となったのに、翌年、経済産業相 平沼 赳夫(現・たちあがれ日本 代表)の下、原発推進を加速化させる「エネルギー基本計画」を取り纏め、且つ、原子炉でプルトニウムを燃やすプルサーマルをこれに盛り込むという最悪のことをやった。A級戦犯。広野町全域も、死んだ愛猫も、行方不明の二匹も、そのMOX燃料を焚いていた3号機のプルームを被った。 核廃棄物の処理問題を反原発に転じた一番の理由に挙げているが、当時はまだ増やせると思っていたやら。「原発があんな(脆い)ものとは聞いていなかったんですから」と人ごとのようにテレビのインタビューで語っていたが、曲がりなりにも当時の最高責任者だ。結果への責任を一体どう考えているのか? 「想定外の津波だ、仕方がない」? せめて被災者に向けて己の不明を詫びるべきだし、ウソツキの輩を承知しているなら、名前を公表すべきだろう。 さて、この集まり、「反原発」の大きな軸になりそうなので、被災地の福島県からの参加者を確認したら、あらっと言う感じで南相馬市長の桜井 勝延 氏が発起人に名を連ねている。南相馬の議会は以前から大山 弘一 市議とのやり合いをネットで拝見しているが、この市長は同地の核汚染と被曝問題を殊さら無視して住民帰還・復興を進めているどうしようもない御仁だ。
社民・共産系や、「反原発」でも急進的と見られている人には何だかお声がない様子。大江健 三郎 氏の名前もない。福島の現場からは桜井だけ。 原発(事故)の被害者、real に被曝問題と闘っている人間を取り込んでゆくようでなければ、反核のエネルギーとしてはちょっと期待できない。彼らとしても目的は各選挙を通しての野党再編の筈だ。 同会議では、この秋の福島県知事選挙や来春の統一地方選挙では「脱原発」を公約に掲げる候補の支援を検討、とも。独自候補を出すとの展望はまだ窺えない。また、新潟県や青森県など原発関連施設がある地域を中心にタウン ミーティングを行う予定。福島県でもやるとか。 被災者としては、先ず「原発事故子ども・被災者支援法」の立て直しについて糾合・連携を図りたいし、県民の流出阻止・帰還追い立てへの楯として力を借りたいところだ。 その上で気がかりは自由民主党以下の原発推進勢力の動き。今年2月の東京知事選挙では、連中は小泉(氏)のワン フレーズ ポリティクスを警戒し、「脱原発」を選挙の争点にさせまいとして、そちこちのテレビのコメンテイターに「都知事選挙はそれだけではない」を言わせていた様子があった。判で押したような一律の言動が目立った。 細川・小泉 両氏も被曝問題を語れば、「風評被害だ」「不安を煽る」の声の罠に嵌まる仕掛けになっていた。 国民の関心も、「脱原発」やエネルギー政策のことよりも、景気浮揚であり、お金。インフレ ターゲットによる金融緩和を進める安倍 晋三 政権を歓迎している。
そして、我々の活動からは遠い存在のまま。 他方、あちら原発推進の側を見遣れば、綜卦【火天大有】|||||(← 左を上にして見る)で、内卦【乾】の“政党”なり“内閣”の上に【離】火ないし“政策”= 原発を担いでいる、という画。優勢。 以前の占で、少なくても年内、安倍 政権は落ち込まないと読んでいるが、来年も続くのか … 。 USTREAM での中継の再生が 5/ 7 が終わるまでに 170 万回ある。 総会の模様はこちら。 |
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先月の稿の続き。 先月の講演で「二度と国会議員に返り咲くつもりはありませんからね」と言い、原発ゼロの新党を考えているのではないか、と新聞に書かれたのに対して、「毛ー頭ー考えていませんよ」と語気 強く否定した。 言ったからには変えない人だが、しかし、自民党からの「原発廃止を言うのは無責任だ」の風圧を受けながら、原発ゼロを訴える講演の全国行脚を始めた。 何と言っても、総理時代の 2003 年には原発推進を加速させる「エネルギー基本計画」を取り纏め、且つ、原子炉でプルトニウムを燃やすプルサーマル計画を始めながら、福島第一原発事故を経験して、結局 核廃棄物は地層処分も出来ないと覚ると、過ちては改むるに憚ること勿れなのか 180 度 舵を切った、という人。背後でギャーギャー騒がれたら、騒がれるだけ反応して突っ掛かってゆくイノシシ人間。 臭うね。
今は錯卦【天山遯】||||(← 左を上に。以下 同じ)で隠居の身だが、互卦に物ごとの進捗を見れば【地雷復】|のカムバックへ。 【水澤節】の九五の「甘節」が伏していて、まさに原発を節するの道で、小泉 氏が皆の従い易い道を説き、皆が苦なく従う、と。これでは国政復帰を否定できない。 「知臨」…何をやるかに興味が湧いて来る。 こういう愉快な占はついついまた占的をずらして執筮したくなるが、この占のままにしておいたら(このタイムライン[時間線]のまま)、国政に復帰しそうだ。 その時期は「敦臨」の来年。もう年末だから半年ほどの間で後にズレるかも知れないが。補選? そして、もし国政に復帰すれば、序卦 20【風地觀】||で、【大艮】で殆ど稼働停止中の原発をそのまま【艮】止するのであり、この卦の斯く望む民の生を觀る、と。 更に深読みして、【風地觀】の初六の裏は 42【風雷Y】|||、六二の裏は 59【風水渙】|||と観てゆくと、原発全廃なりの見通しが着いて一定の役割を終えたら、長居はせずにサッサと身を退くのではないかな。 |
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元首相の小泉 純一郎 氏(71)が「原発ゼロ」の旗幟を鮮明にした。福島第一原発の事故を経験し、この8月、フィンランドの南端の島の地下深くにある高濃度放射性廃棄物の最終処分場のオンカロを視察して、理由は色々あるが、一番には日本ではこの処分場が確保できないのでこれ以上 原発を推し進めることは出来ない、と思うに至ったと言う。地層処分を考えているようだ。 「キタキタ」。今年の後半、脱原発への何か足がかりが見(アラワ)れることがあれこれの占で見えていた。同好の志も御神明を得ていただろう。 元首相の菅 直人 氏らの民主党にみんなの党、生活の党の小沢 一郎 氏、共産党までが小泉 氏に賛同の意を示した。 そこに、USAのPR誌、読売新聞が墓穴を掘った。「10/ 8 朝刊の社説に小泉元首相発言「原発ゼロ」掲げる見識を疑う」(既に削除)と題して、「首相経験者として、見識を欠く発言である。原子力政策をこれ以上混乱させてはならない」と始まり、「小泉 氏は原発の代替策について『知恵ある人が必ず出してくれる』と語るが、あまりに楽観的であり、無責任に過ぎよう」などとワンマン会長ナベツネの意を体したかのように小泉 氏の考えを強く批判。「使用済み核燃料や、それを処理した際に出る放射性廃棄物の処分法は技術的に決着している。専門家は地盤の安定した地層に埋めれば、安全に処分できると説明している」などと主張した。 これに小泉 氏が反発。10/19 同朝刊の「論点」に「『原発ゼロ』を目指して」と題した論文を寄せ、読売からの批判に対して一々 反論。火力発電へのシフトで燃料の輸入費が増えて電気料金が上昇している、二酸化炭素の排出も多くなった、との指摘には「蓄電技術の開発が進んでいるではないか」などと反論。その上で、「政治で大切なことは、目標として大きな方向を打ち出すことだと思う」と正論を説いた。「挑戦する意欲を持ち、原発ゼロの循環型社会を目指して努力を続けたい」と。 反応をうるさがって静かに活動したい様子だったのが、推進屋に反論した。政界復帰については否定しているが、読売は 10【天澤履】|||||(← 左を上に。以下 同じ)で、虎の尾を踏んだか。 新潟県知事の泉田 裕彦 氏とダブル「泉」だ。口先だけで親父さんほどの芯もなく、「父は父だ」と言っていた息子の小泉 進次郎も何だか脱寄りに傾いて来た。 「泉」、上の白は【巽】、下の水は【坎】で、59【風水渙】|||。原発と悪の原子力村を日本から渙散する役あり、と。
【水雷屯】初九を眺めれば、外卦【坎】の “原発” ・ “原子力村” に対して内卦【震】の主爻として立ち向かう様。その活動なりの先頭をゆく者の産みの苦しみを示すのがこの卦。 この占では、卦の方から、成卦の主爻である爻の方から、色んな観方が出来るが、前を見れば、対する六四とはこの卦の場合 害応の関係だし、九五に障碍が横たわっているしで、推進勢力の妨害 多く、難渋するだろう。教科書的には、艱難に陥るだけなので、今は無闇に前に進むこと勿れ、ジッとしておれ、という。 しかし、象傳の通り、正しいことを行うところの志に「大ひに民を得る」。その後、元首相の細川 護煕 氏も小泉 氏に連携する様子を見せている。この輪は更に拡がる筈。 そこで成り行きを探ると、この卦の上六にも序卦4【山水蒙】||の初六・九二にも好転のあることが読み取れるが、この初九は九五の君から国の侯として取り建てられるの、九五へ教え勧むの、というのだから、先ず、九五の時に至って国の政策に影響を及ぼすことあり、と観る。その爻辭は「(応も比も陰柔で頼りにならず)其の膏(アブラ)を屯(トドコオ)らす。小貞は吉、大貞は凶」で、何だか原発推進にブレーキが掛かりそうだ。 九五は、外卦【坎】難の主爻であり、前方に横たわる障碍でもあり、これが陰変すると 24【地雷復】|。すると、内卦【震】で“進む”前方に何の障碍もなくなり、また、これは何もなかった元の状態に戻る意。即ち、ここで何か「原発ゼロ」への一つの転換が窺える。一爻を一年に取って、2017 年から翌年の前半ぐらいにかけて先ずは注目、ということになるか。 伏卦で想像を拡げると、上六が陽変すると 42【風雷Y】|||で、自然エネルギーなりによる代替の発電が実用を為すようになるか。 4【山水蒙】の初六が陽変すると 41【山澤損】|||で、今ある原発の1/3の廃炉が決定される、とか。 同卦の九二が陰変すると 23【山地剥】|で、いよいよ原発が剥ぎ落とされる様子。ここで 2020 年頃。 そして、中国は海岸線に原発を50基 並べる計画だが、これを止めさせるべし! 原発の過酷事故の確率は、原子力村が主張していた1万年に1回どころか、原発の火が点って約半世紀の間に3回も起こしているではないか!
よく問いに応じた占示だろう。 この兌(ヨロコ)ぶの卦の上六の卦極は、我 兌ぶの至極なるを以て人もまたこれに感じて来て聚まり兌ぶ、と。外卦【兌】の小泉 氏に内卦【兌】の人々が随う。 だから、小泉 氏がどう兌ぶかがポイントで、伏している 10【天澤履】|||||が何を履(フ)むか・・・。彼が年間被曝線量20mSv までは移住不要というような認識に落ち着いたら、それを好しという者たちが兌ぶ、ということになるので、今後 見極めることになる。占題からしても多分そうはならないだろうと思うので、期待しているのだけれど。その上六の正・邪が未だ知れないことを象傳は「未だ光いならざる也」と記している。 爻辭を見ると、下の九五ではこの上六を指して口が巧みな佞媚の輩で九五の君の徳を剥する小人、のように辞を係げている。ところが、上六の爻辭は同様には解せない。 この間の整合に拘ってこの上六は悪いヤツと思っている人をよく見掛けるが、そうではない。これは例えば 15【地山謙】|の主爻の九三と上六・六五の間でも同様。 小泉 氏は「変人」でも何でもない。ちょっと頭のおかしい永田町の連中の中で常識人たらんとするから変わり者に写るだけのこと。 原子力規制委員会 委員長の田中 俊一は泉田 知事を変わり者扱いしたが、原子力村の村民たる所以。 |
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細川 護煕 氏についての占に続いて。 それなら、細川 氏を後押しする小泉 純一郎 氏はどうなのか。出馬したら、誰も敵ではないように思えるけれど。
この爻には、自身の思うところを人に依頼したが、その人に実なしとか力なし、という意がある。 確認に、この占示の真意を質すと、 52【艮爲山】||初六。 初六の趾(アシ)に艮(トド)まる = 足が止まる。小泉 氏も出馬しない。この夏にも原発再稼動かという自民党・政府の動きに更に逆エンジンを吹かしている様子だが。 となると、「脱原発」「被曝回避・移住推進」のこちら、やはり宇都宮 健児 氏(67)に期待するしかないかな。脱原発法制定全国ネットワーク事務局長の海渡 雄一 弁護士が付いており、都に借り上げ住宅などを提供して貰いたい。 10【天澤履】|||||九五で、今年、自主避難者に何か救いの途が窺える。 小泉 氏が細川 氏と連携して選挙戦を後押しするという話は本当だろうか? 報道によれば、明日 話し合いをするようだが、小泉 氏が支援するという言質が見付からない。 ■そこで、選挙戦で小泉 氏が細川 氏をしっかり支援するのか、と一筮すると(1/13)、 27【山雷頥】||六二。 これは、六二の裏に 41【山澤損】|||あり、ボランティアの卦、勝手に応援の卦。爻辭を戒めに読むと、六二の小泉 氏は自身が乗る初九に頥(ヤシナ)われているが、更に宜しき上九の細川 氏に頥われんとすれば、初九まで失うぞ、凶、という意味になるだろう。初九とは息子の進二郎 氏やらその自民党での立場やら、或いは、自分が拠って立つ脱原発などの立場として、これは少なくても小泉 氏が細川 氏を全力で支援する絵ではない。内に躊躇がある。 片や、細川 氏は小泉 氏の支援あればこその出馬だろうし・・・。 |
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