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野田 佳彦の占から稿を分けます。
ただ、細野については、環境相としての問題を含めて、あれこれと成り行きの占をやり過ぎて、明らかに卦が乱れて来ているので、多々 書くのはやめにする。 細野は、物ごとをよく認識して何をどうしたらいいかは弁えているが、それをやり進める資質を大きく欠いている。福島第一原発の事故以来、うちの広野町にはしょっちゅう来ているが、暗愚な町長がナメ切って住民説明会で「細野ちゃん」呼ばわりするぐらい、大臣でありながらまるで解決能力がない。それで、無能の視線を被ると、在ペルー日本大使館人質事件の時の橋本 龍太郎よろしく「熱心に仕事をやっています」とばかりにマメに動いて見せるばかり。或いは、弱さを醸して支援・同情を集めたがる。この手の男はどうしようもない。 そのクセ、スケベ心は已まず、能がないのを自覚しながら、今度は首相の椅子に鼻の下を伸ばす。周囲に担がれる形で就きたがる。 今の状況で万が一こんなのが首相に就いたら、我々 被災地は益々 時間を浪費する。 うっかり。これは、卦が荒れている云々の可能性がないことはないが、上がるか下がるか、乗るか降りるか、といったことを主に質した占で【地風升】が示されると、かなりの割合で下がる、降りる。為替取引の占で大失敗しながら、震災で頭からすっかり消えていた。 仁田 丸久 氏が かの「周易裏街道」で【地風升】を「これだけ裏の多い卦は珍しい」とお書きになっている通りで、こんな吉爻とされる六五でもダメ。正の六四でも何度も逆意だった。初六は勿論のこと。 加藤 大岳 氏が仕方なく、初六なら、内卦【巽】の木の“芽”はゆっくり伸びるもので性急ならば冬の霜に枯れがち云々、とお書きになっているが、古来そういう屁理屈が過ぎる。それなら、【巽】の“芽”が【坤】“地”中にあって、発芽にはなっていない画を素直に観ないと。江戸中期の眞勢 中州 翁も初六の解釈で「初六(は)或いは九二に比従して、遂に六五 君所に升り朝することを忘るる時には、【升】の卦の義に違ふて、甚(ハナハ)だ凶なるなり」と書いているが、古来、苦肉の想像ばかり。 【地風升】は「下がる・降りる」の意の卦と言ってよいほど。謂わば【地風“降”】。升るにしても、下へ向かって升る。 思うに、24【地雷復】|・19【地澤臨】||(← 左を上に。以下 同じ)、そして、15【地山謙】|の卦象を考えた時に、【地風升】に「上る」の意を取るのは不自然の観がある。 19【地澤臨】||は進めば 11【地天泰】|||だが、【地風升】は 62【雷山小過】||の【大坎】になる。 易を永らくおやりになっている方々、35【火地晉】||、53【風山漸】|||と「上昇」の意の卦ばかりで、「降下」の意の卦がないことに疑問を持ったことはないでしょうか。 すると、【地風升】上六の「冥升」は卦と逆意かな? それなら、東日本大地震の余震合の占を含めて、合点することあり。 以上、大きな宿題。 |
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