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本日午前、警戒区域になっている浪江町の生まれという田中 慶秋が漸く法相を辞任した。体調不良を理由しており、首相の野田 佳彦は当然 切ったが、官房長官の藤村 修は記者会見で任命責任はないかのように体調の問題だから仕方がないなどと、白々しい嘘を吐く。兎に角、民主党というのは根っからのウソツキ体質。この福島でやっていることは、言葉の正確な意味で殺人。 田中が台湾人経営の企業から政治献金を受け取り、入閣が決まってからそれを返却した、と報じられたのを受けて(その後、過去にヤクザとの付き合いがあったことも明らかに)、法相としての成り行きを一筮していたが、こやつの辞任の時期について検証したい。
初入閣で、束の間の伏卦【地天泰】|||(← 左を上に。以下 同じ)の安泰だった。 ただ、この種の占では、以前に防衛相の田中 直紀の占でミソを付けた様に、今は頻繁に内閣改造をやり、辞任しないまま改造で交替させるので、読みに注意が要る。この内閣については辞職あるのみ。 さて、問題はいつ辞めるか。 この卦は 43【澤天夬】|||||→ 1【乾爲天】||||||への動きを察する十二消長卦であり、あと二爻でもってポンと外に押し出されるところを一に採るべきところ。そこで、2日後に辞めるというにはそこまでの騒ぎにはなかったし、2ヵ月後では国会運営的にそんなに有(タモ)てる筈がない。 で、2週間後かなと思うのだ。ただ、週単位というのはなかなか事実に合うことが少ないように思う。執筮した 10/ 6 は土曜日だから日〜月曜日または土〜日曜日の括りで一週・二週とは採り難いので、実際の日数で捉えて2週間先の 10/20 から前後に3・4日の間に辞任、とした。 結果的には素直にこれで正解だったが、他方、長い爻位取りの方にも興味が行ったので見物していた。次の次の卦が 36【地火明夷】||で、明なるものが傷つき、地に墜ちる・潜るの卦であり、その六四は爻辭「左腹に入り、明夷[上六]の心を獲て、于(ウ)きて門庭を出づ」で如何にもだろう、10/18 に当たる。 これで観ると、辞任した本日 10/23 は 37【風火家人】||||の九三に当たり、正に一家の中の問題の主が除かれた、と。裏にある 42【風雷Y】|||の「上を損じ」る形でそうなる。ただ、先の通り、判断とすれば 10/18 を辞任日の第一に挙げることになるので宜しくない。 そもそも、短い間で決着する占事であっても、序卦やそれ以降の卦を跨いで遠く爻を辿って好いものか・・・呑象・燗 嘉右衛門 翁の占例に僅かに見受けることはあるが(22【山火賁】|||六二の占など)、なかなか確信できない。どんな意味内容の占なら可なのか、のことがある。これ、管見にして先哲らの研究を拝見したことがない。 周易の64卦の並び方は、紀元前に混沌の時代が長く続いた後、後漢の頃に誰ぞによって今の姿に整理された。勿論「それ(卦の並び)を前提にしての筮ではないか」なのだが、易占は真面目に取り組むだけ疑念だらけになる。 |
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菅 直人のいつもの手抜き人事か。政権が民主党になって、閣僚を何人 変えたり辞めたりしている?
【地雷復】|(← 左を上に。以下 同じ)が伏しており、この人は元の無位に戻りそうだ。【地雷復】の初爻の一陽が消滅して、【坤爲地】の無と帰す。 錯卦【乾爲天】||||||で、国会では与野党ガチンコ状態。爻辭からしても、野党の追及はこれから本格的になるだろう。その果てに、この御仁は任期は全う出来ず。 そのギブ アップの日を探る。 ん〜、敢えて採れば、この上爻がそれっぽいかな。呑象・燗 嘉右衛門 翁には【坤爲地】での爻位取りの占例を見掛けないが、試しに採ってみよう。その象傳に「龍 野に戰ふとは、其道 竆まる也」とある。初爻を本日 3/ 8 とすれば、上爻は 3/13、その前後半日ほど。 菅 直人はいい加減 退陣すべし。予算関連法案の成立難航どころか、こんなにボロを続ける政権は史上初。菅を質せば、総理の椅子に少しでも長くいたい、短命内閣とは言われたくない。そうして、国内には無用な政局を作り、対外的には侮りを深めて(本日、東シナ海で中国政府のヘリが海上自衛隊の護衛艦に異常接近、挑発)、ために場当たり的対応のおざなりを続ける。こんな脆さスケスケの態で、一国の政府か? こういう中学生並のツッパリを続ける連中は、古今東西、結局 力で潰される。今後のテコのキーワードは“売国への怒り”。こやつらは、本日の国会で明らかになった通り、韓国政府の出先機関に等しい民団[在日本大韓民国民団]から組織票と引き替えに、在日の企業・個人からの献金と引き替えに、在日外国人への地方参政権付与ほかに邁進している。民団はこの日本でどんな活動を展開して来ただろうか? 民主党は、人権の美名で、明らかな売国をやっている。この国会に注目! |
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さあ、言っておいた“第二幕”、政局が開幕した。11/18 朝の占。
しかし、昨日、柳田は菅と話し合いの末、辞めません、とのこと。何のことはない、責任の波及と、内閣支持率・政党支持率への影響だけ見ている。だが、【天山遯】の「黃牛の革」で、こやつも、菅 内閣もほどなく終了。 公約の政策を次々と変えても、閣僚が何をやらかしても、外交のハンドリングを誤っても、民主党の内閣は決して誰も責任を取らない。菅は開き直って、公約は大風呂敷だったとのたまう。これぞ左翼の“抵抗”内閣。 どの途、このまま支持率1ケタに向かって一直線、サンドバッグ状態になる。 思いの外 早かった。「黃牛の革」でもって突っ張ったのはたった一週間余り。菅 内閣、これにより少し延命する。これなら、「好遯」の【天山遯】四爻が示されても好かったが、進退のみっともなさが伴うのはやはり二爻かな。 |
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