ボス猿のベンツ

再び失踪したボス猿のベンツ
2013/12/24、12/29、2014/ 1/13、2015/ 4/15
 大分県 高崎山自然動物園のボス猿のベンツ(推定35歳)が 12/17 からまた猿寄せ場に姿を見せなくなった。9月にも失踪して、ここでも書いた。今度は 12/10 頃から急に衰弱した様子だったところに失踪なので、職員らが昨日 周辺の山の捜索をやった。
 ベンツは最近リーダー復帰を記念する像まで建てられて、不在の中、除幕式までやられて、人気はハチ公並み。


占 題
 ボス猿のベンツはまた群に戻って来るか(12/23)

三 遍 筮 法
得 卦

7 地水師
伏卦 4 山水蒙
互卦 24 地雷復
錯卦 13 天火同人
綜卦  8 水地比
 上六、大君[六五]命(メイ)有り。國を開き家を承(ウ)けしむ。小人は用ふる勿れ。
 象に曰く、大君[六五]命 有りとは、以て功を正す也。小人は用ふる勿れとは、必ず邦(クニ)を亂せば也。
 
 上爻により一両日中に結果を得るのではないかな。6日後との読みもある。憂いの卦、帰魂の卦。
 一番 気になるのは一つ手前の六五で、29【坎爲水】||の純卦が伏しているので、穴にでも落ちていて昨日 12/22 辺り死んでいるかも知れない。
 まだ生きていたとして、次は卦が8【水地比】|(← 左を上に。以下 同じ)で、これも帰魂の卦。亡くなった人を質した時に、よく得る卦・・・。
 【水地比】の初六は爻辭「孚(マコト)有りて之[九五]に比すれば、咎(トガ)无(ナ)し。孚 有りて缶(ホトギ)に盈(ミツ)るごとくなれば、終(ツイ)に來たりて它[九五](タ)の吉 有り」と云う。この裏が3【水雷屯】||で、「雜卦傳」はこれを「見(アラ)われて其の居を失はず」と云っている。
 更に爻を上に辿ってみたが、帰還の方向ではこの【水地比】の初六が好さそうに思える。六三・上六はない。九五は危ない。その次の9【風天小畜】|||||になると初九から「復る」ばかり出て来るが。
 まず、【水地比】の初六。執筮したのは 14:00 頃だから、本日のその前後 半日ほどの間に動静が分かりそうなので、見物と行こう。執筆している今は 6:30、既にその範囲に入っている。
 ただ、上六を陽変すると、4【山水蒙】||の行方不明、これが引っ掛かる・・・。

 ところで、風物詩と称して降雪でも互いに身を寄せて堪えるしかない「猿団子」を動物園が見せ物にしているが、焚き火でも焚いてやったら好いのにと思う。猿は、そんな所に閉じ込められていなかったら、露天の温泉を見付けることも出来るし、雪や風ももっと上手く凌げる。生活を通して文化的進歩・進化が望める動物だ。
 現代、猿から見れば、山深い森に分け入って来る人間の存在も、際限なく広がる人間の生活空間も古来の自然を侵食せる環境に違いなくて、例えば、餌を涸渇させている現実を無視して「事前のままに」を言うのはおかしいし、それこそ人為的ではないのか。



 12/27 にも猿山の捜索をやったが、12/28 現在 発見の報なし。
 明日辺りで【水地比】は終わるが、これ、爻 = 日単位でなくて、月単位だったかな。年替わりの時の占だ。それなら、上爻で、年末から年始の早い頃に姿を見せると採るべきところ。
 ただ、上六の裏に【山水蒙】||か・・・行方不明。



 なかなか姿を見せないね。こういう日単位で6ステップを超えて【地水師】上六が示されたのだとすると、読み難い。1/17 には死亡認定をするとのこと。
 ベンツ、今どうしているのかを一筮すると(1/13)、49【澤火革】||||六二。
 これは死んでいるとは取れるかな? 「革」になってしまった、と。
 もしそうでないなら、爻辭「君子は豹變す」の九五の時の 1/16、又は「君子は豹變す」の上九の時の 1/17 に動きがありそうだが。



結 果
 結局、見付からず終い。【山水蒙】也。



高崎山のボス猿ベンツ戻る
2013/10/11
 大分県 高崎山自然動物園の伝説のボス猿のベンツが 9/13 を最後に猿寄せ場に姿を見せなくなった。係員らが山一帯を捜索をしたが、見付からず。推定35歳、人間の年齢にすると 100 歳を超えるそうで、体重も往時の半分近くに衰えたというので、猫でもそうだが、静かに最期の時を迎えようと群を去ったのかな、とそんな観測が流れた。


占 題
 ボス猿のベンツは群に戻って来るか(9/25)

三 遍 筮 法
得 卦

48 水風井
伏卦 5 水天需
互卦 38 火澤暌
錯卦 21 火雷噬嗑
綜卦 47 澤水困
 初六、井(セイ)泥にして食(クラ)はれず。舊井に禽(トリ)无(ナ)し。
 象に曰く、井 泥にして食はれずとは、下[初六]なれば也。舊井に禽 无しとは、時 舍(ス)つる也。
 
 まだ寿命あり、上六に当たる5・6日後に見付かるだろう、と。
 【水風井】の井戸とは、その周囲に民が集まり村が栄え、時 移りて荒廃しようとも、そこに存在して人々の暮らしの要になるもので、卦象は死とは縁遠い。
 この占では、場所とすれば、山から下りて来て食事をもらう猿寄せ場に重なるかな。この卦は初六と上六とを運動して、今 初六。戻らぬことあるかな。
 この初六の裏の【水天需】||||(← 左を上に。以下 同じ)の需(マ)つは、やがて井戸の底の水が汲み上げられて誰彼なく用いられる、即ち、この猿がまた皆を楽しませることを暗示している。

 ただ、この卦を得た時には、先の展開をこの上六に採るか、又は、序卦の変革の意の 49【澤火革】||||に替わったところを採るか、のことがある。この占事では状況の変化を観て取ろうとするのだから、後者が好いかな。
 それと、執筮したのは 9/25 の18時前なので、【水風井】上六なら 9/30 の同時刻帯から前後に半日ほどに採るが、この遅い時間帯だと猶 半〜一日 後にズレるキライがある。それなら【澤火革】の初九に被る。
 【水風井】は、二〜四爻の互体【兌】で名前を呼んで探したら、三〜五爻の互体【離】明で見付かりそうだ。伏卦を見ると、【水風井】上六の裏は 57【巽爲風】||||で、ベンツはまだ隠れ潜んだまま。【澤火革】初九の裏は 31【澤山咸】|||で、状況が動く。
 だから、10/ 1 の18時前、おそらくこれより手前で見付かるのではないかな、と判断してみた。

 10/ 1 9:30、山から約8km離れた同市の住宅街で捕獲、と相成った。【水風井】の猿寄せ場に姿を見せたのではなくて、【澤火革】の全く変わった場所に現れた、ということか。猿山は柵などで囲ってあるわけではないようだ。
 そして、ケージで運ばれて、10/ 5 8:00 頃、即ち、【澤火革】の変革直後の九五の時に改めて猿寄せ場の群に戻された。その爻辭「大人は虎變す」で、群に戻してもボスが務まるかの杞憂は消え失せて、堂々とNo.2のゾロメに毛繕いをさせている。その裏 55【雷火豐】|||で、あと少しでそのボスの座を明け渡すとも、まだこの卦の庇を拡げて往時にあり。
 一筮でまことにキレイな占示。的占



Copyright (C) 2001-2022 Leibniz Cop.

  home top