アンヘル=ディ=マリア

ディ=マリアもバルサへ?
2023/ 5/ 4、5/ 6(改 5/ 7)、7/ 8
 Celeste y Blanco アルゼンチン代表の大好きな11番、アンヘル=ディ=マリア[OH](35)。
 2014 年ブラジルW杯決勝ドイツ戦でベンチでジッと戦況を見つめながら涙を呑んだ時、去年のカタールW杯決勝フランス戦でチーム2点目のゴールを決めて両手で♡を作りながら(写真↘)涙で顔を崩したシーン、ベンチへ下がると、キリアン=エンバペ[FW]の2ゴールを許し、3−2でリードしながらエンバペ[FW]の直前シュートに思わず背を向けたマルコス=ロホ[DF]が無情のハンドになってPKが与えられた瞬間タオルで顔を被ってこの大会でもまたダメなのかと嗚咽していた姿が胸を打つ。

 今季7シーズン(内、メッシとは1シーズン)を過ごしたパリSGを契約満了してユヴェントスFC[ITA]に移り、この1歳契約が終われば、FCバルセロナ[ESP]に移るのでは、の観測が出て来た。
 代表ではリオネル=メッシ[FW]の一番の相棒であり、果たして毎度の火のない憶測報道と言えるのか…、
 メッシの元祖相棒は、代表でメッシとキャリアを重ね、メッシの後釜としてマンチェスターC[ENG]からバルサに移った “クン” セルヒオ=アグエロ[FW]で、残念ながらその半年後に心臓疾患で33歳で涙の現役引退となったが、彼のバルサ入団はメッシの後押しが大きかった。遠く国を離れたアルゼンチンの選手たちは仲間でよく協力し合う。

アンヘル=ディ=マリア
  アンヘル=ディ=マリア[OH]
あなたも来るの?
 
 ディ=マリアはデビューした故郷のCAロサリオ セントラル[ARG]ではスピードはあるがスタミナや対人プレーが弱く、コーチには「才能がないから他の職業を探した方がいい」と言われたほどだが、才能が大きく開花して、ヨーロッパのビッグクラブを渡り歩いて来た。
 現在のユーヴェは 2020-2021 年のコッパ イタリアを最後に今季もタイトルを獲れそうにないが、彼は既にチームの主軸。来季の進退はチームの UEFA チャンピオンズリーグの出場権がカギと見られている。
 他方、バルサは左のウインガーを求めている。ディ=マリアは両サイドで質の高いプレーをやり、依然 違いを作る選手で、メッシと同年だが、パフォーマンスが落ちない。
 また、彼は 2014 年まで4シーズンをライバルのレアル マドリードでプレー。間に2チームで9年…まあ、禁断の移籍は話題にはならないか。特にバルサからマドリードへ直接 移籍する場合に反中央の意識の強いバルセロニスタが大噴火する。

 メッシは今度は “実家” のバルサでディ=マリアと攻撃陣が組めるとなれば、ドリブル&ストライカーとしての再奮起に期待が傾く。ご贔屓のアルゼンチン代表で、こんな特別な選手はもう観られないだろうから。

 で、メッシは代表として大会連覇のかかる来年6月開催のコパ アメリカUSA大会の終了後、ディ=マリアと共に代表引退を言いそうな気がする…。
 ディ=マリアはカタールW杯の前に大会後の代表引退を口にしていたが、思い直した。メッシと同じく「世界王者としてのプレーを楽しみたい」と語り、コパ アメリカを引退の花道に考えているようだ。

 こちらも、日韓W杯、地元のJヴィレッジでのアルゼンチン代表の公式キャンプから22年でアルゼンチン熱を卒業になるかな。あの想い出深い1ヵ月間のイベントがなかったら、待望された「マラドーナ2世」のメッシが登場しなかったら、国際サッカー、アルゼンチン、南米、スペイン、偉人のマルセロ=ビエルサ監督にこんなにエネルギーを注ぎ込むことはなかった。時には仕事をぶん投げて(笑)。



占 題
 A=ディ=マリアはこの夏バルサに移籍するか(5/ 6)

三 遍 筮 法
得 卦

31 澤山咸
伏卦 62 雷山小過
互卦 44 天風姤
錯卦 41 山澤損
綜卦 32 雷風恆
 九五、其[九五]の脢(バイ)に咸(カン)ず(= 脊肉。物に感ずる力、感動させる力がないから私情に引かれない|= 喉仏。言葉を発しようとして抑える)。悔 无(ナ)し。
 象に曰く、其の脢に咸ずとは、志 末[上六]也(= 物に感ぜず、君位にあれば、志が浅小で末節的)。
 
 面白い。また進退の判断が分かれる占示。
 得爻からすると、この九五は定卦主だが卦の逆意ということになっており、物ごとに咸じない、マイペース、非協調的と言った意味になる。
 今回のような性格の占だと、そう断じて正解を得ることが殆ど。
 なので、ディ=マリアの進退は、メッシのバルサ移籍がどうであれ、彼自身の考え次第で、特に意思を示していないバルサの意向も考えると、バルサ行きはない、となるのではないかな。
 彼には故郷のCAロサリオ セントラルに戻る他、噂が幾つかあり、ここで引退はないし、ヨーロッパでのプレーを望んでおり、残留の可能性もある。

 現実判断としては、ディ=マリアも来年のコパ アメリカ出場を希望している筈だから、今の環境を変えたくないだろう。
 コパ アメリカは南米、取り分けアルゼンチンではワールドカップよりも重要な大会と捉えられていた時代が続いた。アルゼンチンは優勝15回(ウルグアイと同)、準優勝14回で、南米の頂点にある。
 ライバルのブラジルはアルゼンチンが優勝0回・準優勝4回だった 1993〜2021 年の10大会の内、4大会を制して、優勝9回。
 2021 年大会の決勝ブラジル戦1−0(1−0)の右からのループ シュートによる決勝ゴールを決めて、アルゼンチンのフル代表として 1993 年のコパ アメリカ以来、国際大会での優勝をもたらしたのがディ=マリア。

 蛇足:【澤山咸】では卦象を採って正解の場合もある。
 7割は卦意で判ずるという武隈 天命 先生は【澤山咸】は「どの爻を得ましてもやってよいのです」と咸じて動くことを言われるが、こちらはそのやり方には経験上 異論あり。
 呑象[高島 嘉右衛門]翁は陰陽 相応ずる下位の六二が九五に咸じて興起すると講釈され、そんなことがポイントになる占ではそれで好いだろう。



結 果
 アンヘル=ディ=マリアは地元のCAロサリオ セントラル[ARG]からヨーロッパに渡った時の古巣のベンフィカ[POR]ヘの移籍が決定した。13年ぶりで、契約は1年。行き先は思っていたのとは違ったが、FCバルセロナ陰陽 相応ずる九二はなかったので、的占
 ベンフィカは去年ルイ=コスタが会長に就いて、ポルトガル リーグでは例年3位以内をキープする国内トップのチームだが、プレーの質が落ちないディ=マリアほどの真摯な逸材がコパ アメリカ連覇を視野にしてヨーロッパに残る選択がここか…という気がしないでもない。2005 年に行った時のテレビ中継でパワー プレーの印象があり、リーグとしたらアルゼンチンの方が上だろう。昨季、ユーヴェでの故障による低調な成績が強豪から敬遠されたか。
 来季はCAロサリオ セントラルで現役最後のシーズンを送るのかも知れない。

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