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終盤、同点に追い付くかと押せ押せだったら、カウンター気味にあっさりとダメ押し。南米勢が決勝進出を逃したのは大会初。ブラジルでもアルゼンチンでも、この大会に賭ける意気込みは尋常ではないから、関係者の落胆ぶりはよく解る。 マゼンベの dynamic なプレー感覚は南米・ヨーロッパの見慣れたそれが 63【水火旣濟】|||(← 左を上に。以下 同じ)の決まり切ったものに堕していると感じたぐらい好かった。守備は、全身ゴムみたいなGKのムテバ=キディアバがどこにでも対応して、あれは相手はキツイわ。 さて、日が替わると、これまたアルゼンチン村のインテルナツィオナーレ ミラノ[ITA]が城南一和[KOR]と対戦する。ラファエル=ベニテス下のインテルは故障者続出で目下 絶不調。セリエA第16節を終えて7位で(1試合未消化)、トップのA.C.ミランとは13 pt. 差。UEFA チャンピオンズリーグでは 12/ 3、アウェーでブレーメンに3−0(1−0)で完敗した。好材料では、ディエゴ=ミリート[FW]が故障明けする。 他方、城南一和は準々決勝で地元のアルワハダ[UAE]に1−4(1−2)で勝利。勢い「マゼンベに続け」のノリになっているだろう。
F.B.の試合予想では 11【地天泰】|||・【天地否】が目立ってよく示される。戦力 拮抗して、結果は僅差のこと多し。 読みとしては【天地否】だから「またか」・「インテル、おまえもか」の可能性が高い。だが、今度は試合開始前の筮なので、画象的に、上爻に伏する【澤地萃】||が最後に動くか、の辺りがちょっと見ものだ。見物しよう。 勿論、上爻は【否】中の【泰】で【地天泰】に移ろうとするところだが、これは面白い。過去占と矛盾する結果は大いに歓迎。 占事は百態百様。インテルはアウェー サイドの外卦で(無理があるか)、2【坤爲地】のピッチに3ゴール決めた画、と取るか。爻辞「先には否がり、後には喜ぶ」は、攻撃の要のヴェスレイ=スナイデル[MF]が開始1分で負傷交替になって「おいおい、スナイデル、おまえもか」だったのが、圧勝に終わった、とも。 俯瞰して観れば、爻辞「否を傾く」云々と、このクラブW杯という機会を得て、インテル[ITA]のチームとしての上向き具合のことも重ねて示しているようでもあり、それなら、優勝が匂って来る。 これまでの勝負関係のハテナの例を見ると、消息卦等の上爻で勝ちという例が幾つもある。得卦の陰陽や六爻での陰陽比等はマチマチ。多くは画象がポイントらし。この分野の謎解きは続く。 試合、実力の差は明白。 32分の2点目、キャプテンのハヴィエル=サネッティ[DF]、右の高い位置から斜めにドリブルで上がり、右のディエゴ=ミリート[FW]にパス、ミリート[FW]がキレイにヒールで返すと、そのままシュート、ゴール。アルゼンチン ホットラインに拍手。サネッティ[DF]の斜め上がりからのシュートは数年ぶりで観たか。“ミスター インテル”サネッティ[DF]、37歳。 12/19、インテルナツィオナーレ ミラノ[ITA]、T.P.マゼンベ[COD]を0−3(0−2)で倒して、遂にクラブ世界一になった。カルチョ スキャンダルの年からセリエA5連覇してここまで。感慨無量。 所属選手:ディエゴ=ミリート[FW]、エステバン=カンビアッソ[MF]、ハヴィエル=サネッティ[DF]、ワルテル=サムエル[DF](故障で欠場) |
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ああ、それなのにそれなのに、クラブW杯ジャパン 2007(12/ 7〜12/16 横浜国際総合競技場ほか)に南米代表として臨むボカはリケルメの今回の獲得が間に合うとは思っていなかったらしく、FIFA[国際F.B.連盟]に 11/ 1 期限で登録した暫定メンバー30名の中にリケルメの名前を入れていなかった。FIFAは大会規定によって今さらメンバーの変更は出来ませんと返事を寄越したから、さあ、大変。ボカはチューリッヒにあるFIFAの本部に交渉団を送り、AFA[アルゼンチン F.B.協会]のフリオ=グロンドーナ会長(FIFAの副会長も兼ねる)も押し掛けて、この数日あちらの法律部門と懸命の交渉。 最終メンバー23名の登録期限はリケルメが入団契約にサインをした 11/30 で、ボカとしては破格の 1,200 万ユーロの移籍金・年俸の支払いにメドをつけて、まさにギリギリでリケルメの獲得に漕ぎつけた。勿論、このクラブ世界ナンバー ワンの座をリケルメで勝ち取るために。南米のチームのこの大会にかける意気込みはヨーロッパのそれとは比較にならない。まして、A.C.ミラン[ITA]と共に国際大会の最多タイトル17を分け合う名門のボカだ。 さあ、果たしてリケルメは日本に来てプレー出来るか?! 障碍となっているFIFAの大会規定なのだが、リケルメはコパ リベルタドーレスでボカを南米王者にしてクラブW杯の出場権を勝ち取り、半年間のローンが終わってヴィジャレアルに戻ると、監督の構想等から公式戦には一度も出場しておらず、そして、FIFAのメンバー登録のシステムというのも大会用にお門違いの選手を雇って来ることを防ぐのが趣旨だろうから、リケルメのケースはクリアされるかにも思われた・・・。 そこで、一占。
爻辞は「翩々(ヘンペン)として富まず。その隣を以てす。戒めずして以て孚(マコト)あり」で、この「戒めずして以て孚あり」がどちらとも解釈できたが、やはり【地天泰】・【天地否】の姿で示されたら爻位で見ないと。 伏卦 34【雷天大壯】||||はボカの勇み立った姿だろう。 果たして・・・FIFAの最終回答はやはり「ノー」だった。 内卦【乾】|||は1年も難航していた移籍問題が完全に解決しての安泰と採れるが、一歩 否に入っている。 「孚」とは物事の道理というよりコンプライアンス[法例遵守]。 リケルメ不在のこの半年、コパ スダメリカーナ 2007 でもトルネオ アペルトゥーラ[前期選手権]でも優勝を逃したちょっとキレのないボカ ジュニオルス。カルロス=テヴェス[FW]を擁してPK戦でミランを倒した4年前の夢よ再びとなるか・・・。 |
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さあ、FIFAクラブ ワールドカップ JAPAN 2006(12/10〜12/17)の開幕が近づいた。 わがアルゼンチンのチームはこの出場権のかかるコパ リベルタドーレスの準々決勝でそこまで最多の4チームが残っていたのが一気に敗退してしまって・・・宿敵ブラジルのインテル ナシオナルに南米の王座を渡してしまった。コパ リベルタドーレス決勝は2年連続ブラジル対決となっている。 人気ダントツのバルサのことでは何と言ってもアルゼンチンの希望の星リオネル=メッシ[FW](19)が1ヵ月前のリーガ エスパニョーラで左足を骨折して全治3ヵ月、来日なしとなってああ残念。 では、どのチームを応援するか・・・ 南米代表とはいえインテルを応援するわけにはいきませぬ。去年はサン パウロF.C.[BRA]にコパ リベルタドーレスもこの大会も優勝を掠われている。その辺りのプリンシプルは当然でござる。インテルにはアルゼンチンの選手もいない。やっぱり、プッシュはバルサとアメリカかな。 確かにバルサはシーズン途中の過密スケジュールで来日するハンデはあるし、メッシに加えて、昨季のリーグ得点王のFWサミュエル=エトーもケガで欠場の状況だが、6チームしか出ないのに、まともな大会でこのアンバランスはない。逆ラウンドのインテルなんかコパ リベルタドーレス優勝の原動力になったラファエル=ソビス[FW]も、ティンガ[MF]も、ボリヴァル[DF]も、主力選手らがゴソッと移籍していないんだから。コパ リベルタドーレスが終わって、夏、スター選手から次々ヨーロッパへ移籍してしまう南米は毎回これ。 それで、逆ラウンドは2年連続でアフリカNo.1になったアルアハリ[EGY]がJリーグ2部レベルのオークランド シティF.C.[NZL]を一蹴してインテルと当たることになるでしょ。 あ、そういえば、オークランド シティに雇われてやってくる元日本代表FWの岩本 輝雄は日韓W杯でアルゼンチン代表がここのJヴィレッジ スタジアムでベガルタ仙台を呼んで練習試合した時に、試合を終えて丁度こちらの横に座って「参ったー」とやっておったっけ。ロベルト=アジャラ[DF]まるっきり遊ばれていた。 というわけで、南米はコパ スダメリカーナ(= コパ リベルタドーレスと共に南米一を競う大会で、コパ リベルタドーレスの前に、8〜12月の前期に行われる)の優勝チームを、ヨーロッパUEFAカップの優勝チームを入れるとかして、8チームにして、面白みのある大会にしないとね。トヨタカップの時の方が一発勝負の両雄対決の緊張感ではるかに好かった。 バルサか・・・ホーム スタジアムのカンプ ノウには一昨年 自転車でスペインを横断した時に訪ねている。バルセロナが旅のスタート地で、ヨーロッパの西の果てのサンティアゴ デ コンポステラまで。「サンティアゴの道」の巡礼の旅であり、ロマネスク建築の見学三昧の日々〜。 それはともかく、この時バルサでは、アルゼンチン代表10番のファン=ロマン=リケルメが弱小のヴィジャレアルC.F.[ESP]にすでに売られており、サヴィオラも過去2年とも20ゴールも挙げなからこちらの訪問の後にレンタル放出されたんだった。そして、サヴィオラはASモナコ[FRA]・セヴィージャ[ESP]を経て、ライカールト監督の3.rd チョイス扱いで今またバルサのトップに立っており、陰ながら見守って来た者には感慨深い。契約は来年6月までで、年俸の問題から更新はまずない。サヴィオラにとってはこの大会は男の意地をかけた「バルサ、ザマーミロ」のチャンスでもあるわけだ。 【Vamos Argentina の記事より】 JFA[日本サッカー協会]では来年以降の日本での継続開催と、オセアニア代表と予備予選を行う方式による開催国枠確保を求めている。 やっぱり NISSAN が冠スポンサーになっているコパ スダメリカーナで優勝しても参加できませ〜ん、か。 クラブ アメリカが来日して、横浜国際総合競技場で練習、というか明日の試合の体ならし程度だが。 クラウディオ=ロペスの来日は日韓W杯後 初めてアルゼンチン代表で集まったその秋の日本戦(埼玉スタジアム)以来かな? ちとおじさん入ってきたが、相変わらず笑顔 爽やか〜。 うおっぷ。インテル(セリエAの方)、わがエルナン=クレスポ[FW]・ワルテル=サムエル[DF]がゴール決めてエンポリに3−0、第15節にしてリーグ8連勝の7 pt. 差で独走態勢! 1988-1989 の時の大記録に並ぶそうな。ローマ ダービー、2位ASローマ、S.S.ラツィオに0−3の完敗してやんの。 今季こそホントにインテル一筋のアルヘンティーナ、キャプテン・ハヴィエル=サネッティ[MF]のスクデット万歳シーンが見られそうだ。 |
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