山 風 蠱

3月中旬、福島県で空間γ線量が大きく急上昇
2013/ 4/ 6(改 4/ 7、4/ 8)
 書くのが遅れてしまった。

 「真実を探すブログ」が詳しく書いている。3/12 〜 3/20、少なくとも浜通りで空間γ線量が急に大きく上昇した。
 それで、3/17、楢葉町の知人が確認に出ると、富岡町の夜ノ森まで前進している国道6号線の検問のところで車内で空間γ線量がそれまで通常2.0μSv/h 程だったのが4.5 μSv/h(この仮設住宅の屋外の64倍)に上がっていた、と知らせて来た。町内では軒並み大きく上がっていた、と。彼もこちらも 3/11 に富岡町に行っていて市街地の数値を確認している。この上昇幅とエリアは昨年 8/19 に双葉町・浪江町で僅か0.1μSv/h 上がって問題になったことどころではない。
 これは、生の放射性プルームが飛んでいたのであり、内部被曝の問題。


 上の原子力規制委員会の「環境防災Nネット」の原子力施設周辺環境モニタリングデータを見ると、3/16 には双葉郡内の23ヵ所のポイントの空間線量率が全て「調整中」。
 広野町の二ツ沼だと、3/12 11:30 〜 14:10、15:40 〜 16:50、18:20 〜 18:50、3/13 1:20 〜 10:00、3/15 12:10 〜 3/17 10:10、3/18 11:00 〜 15:10、3/19 11:20 〜14:10、16:10 〜 16:30、23:00 〜 翌 10:10 と断続的に「調整中」になっており、データが切れている。
 3/20 頃にうちの広野町で数値が大きく上がっていたことは別の人間も確認している。気にも止めなかったが。
 この詳細はこのページのモニタリング データ ダウンロード(Excel)で確認できる。


 例えば、広野町 二ツ沼の時系列トレンドグラフ(3/13 〜 3/19)で見ると、この通り折れ線グラフが切れている。特に 3/15 にはグラフが急に上に振れ、現実にも空間線量率が上がったところでグラフがプッツン。
 ただ、その他の時間帯は平常値なので、上がりっ放しではない。
 知人の県への確認によれば、現場の測定器は正常に動いていたとのことなので、国によるお得意のデータ隠蔽ではないのか?

 原因・・・福島第一原発3号機の使用済み燃料プールの温度が 2/23 から急激に上昇しており(↑ブルーの線)、原因はこの熱源か?
 県の原子力安全対策課と放射線監視室、原子力規制委員会、東京電力(株)に対して、この原因を明らかにせよと求めている。
 それで、まず回答のあった県の放射線監視室は、「調整中」のことは県から国(このHPを管理している(公財)原子力安全技術センター?)にデータを送信する際の不具合ではないか、などと言っている。
 東電は第9回 団体交渉では、いきなりの質問だったこともあり、承知していないと回答。

 (編集途中)。



Copyright (C) 2001-2024 Leibniz Cop.

  home top